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ご祝儀の渡し方|渡すタイミングや言葉は?直接&欠席の場合も

結婚式

ご祝儀の渡し方

友人や職場関係者・親族の結婚が決まってご祝儀を用意しても、渡し方がわからないと不安ですし、作法を間違えて相手に不愉快な思いをさせたり恥をかいたりしたくないと考える人は多いでしょう。

そこで「いつ・どうやって・なんと言って」渡すかのマナーや、状況別に渡し方のポイントを解説します。

作法や当日の流れ・結婚式に列席しない場合の渡し方も確認し、大人らしくスマートにご祝儀を渡しましょう。

結婚式のご祝儀の渡し方【受付の流れ】

結婚式に招待されている友人や職場関係者の場合、ご祝儀は式当日に会場の受付で受付者に手渡しします。

▼結婚式当日・受付の流れとご祝儀の渡し方

流れ内容・注意点
挨拶受付者に挨拶をする
「本日は誠におめでとうございます」など
ご祝儀を渡す・ふくさから出す
・相手に向けて渡す
・「ささやかですがお祝いの気持ちです」など言葉を添える
記帳・芳名帳に記帳する
・住所、フルネームを丁寧に
・芳名カードを持参している場合は提出する
席順表などの
受け取り
・席順表を受け取る
・お車代をいただいたらお礼を言って受け取る

ゲストの人数が多い場合、挙式直前に駆け付けると式場への案内が始まっていたり受付が込み合っていたりして焦る羽目になるかもしれません。

挙式時間の2~30分前には会場に到着して15分前には受付を済ませられるよう、余裕をもって行動しましょう。

ご祝儀を渡すタイミングはいつ?

結婚式に列席する場合、基本的にはご祝儀は当日持参して受付で渡します。

渡す相手は受付者です。新郎新婦に直接手渡すわけではないので、勘違いしないでくださいね。

挙式スタイルによって受付のタイミングは次のように異なる可能性があります。

▼受付が行われるタイミング

  • 教会式・人前式など挙式に全員参加する:受付⇒挙式⇒披露宴
  • 神前式など挙式には家族・親族のみ参加する:挙式⇒受付⇒披露宴

会場やスタイルによってほかのパターンもあるかもしれませんが、いずれの場合でもご祝儀は受付で渡しましょう。

親族・家族の場合

親族や家族の場合、ご祝儀はなるべく事前に新郎新婦に手渡しする方がいいとされています。

また結婚式当日に持参する場合でも、親族は受付以外で手渡しするチャンスがあるかもしれません。

▼親族・家族がご祝儀を渡すタイミング・マナー

事前に渡す・結婚報告を受けてから結婚式の1~2週間前までに
・大安や友引など日柄のいい日を選ぶといい
・新郎新婦の都合を優先する
・遠方、都合が合わない場合は現金書留で郵送する
当日に渡す・親族紹介があれば新郎新婦に直接渡す
・新郎新婦の両親に渡す
・受付で渡す

身内の結婚については、「郵送でも構わないから早く渡す」「当日に両親に渡す」など親族間で慣例や取り決めがあることも多いので、確認しましょう。

また、きょうだいのように新郎新婦に近い家族が受付にご祝儀を託す場合、「新郎の姉です。本日は受付をお引き受けくださりありがとうございます。」のように、一言挨拶を添えるといいですよ。

職場関係の場合

職場関係者の結婚式に列席する場合も、友人と同じように受付で手渡ししてください。

職場からは誰も列席しないのですが、有志でご祝儀かプレゼントを用意しようと思っています。どうすればいいでしょうか?

事前に新郎新婦に直接手渡ししましょう!渡し方は後程解説しますね。

ご祝儀の渡し方|ふくさの出し方は?

ご祝儀は受付でふくさから取り出して上に載せ、正面が受付者に向くように回して渡しましょう。

▼ご祝儀のふくさからの出し方・渡し方

  1. ふくさを開く(挟むタイプ:右開き、風呂敷タイプ:右、下を開く)
  2. ご祝儀袋を取り出す
  3. 正面を自分に向けて上に載せる
  4. 風呂敷タイプは開いた下と右を祝儀袋の下で畳む
  5. 時計回りで正面を受付者に向ける
  6. 手渡す

紹介動画も参考にしてくださいね。

ご祝儀袋とふくさの包み方や選び方も知りたい人は、こちらの記事で詳しく解説していますので確認してください。

⇒【ご祝儀袋を包むやつ】ふくさはいらない?入らない&ない時の代用も

ふくさに入れて持参するのが正しいマナーですが、手元にない場合やむき出しのままで式場まで持ってきてしまった場合の対応も知っておきましょう。

ふくさがない場合はどう渡す?

ふくさがない場合、薄いサラサラの素材で明るくシンプルな色柄のハンカチや風呂敷を代用にしましょう。

当日式場に到着してからふくさを忘れたことに気付いた場合は、ご祝儀袋に折れや曲がりがないかを確認してから受付に向かい、きちんと両手を添えて渡してください。

ご祝儀袋は綺麗な状態で渡せるように、丁重に扱いましょう。

ご祝儀の渡し方の向きは?

ご祝儀は、まず自分に正面を向けて金封を取り出し、渡す相手(受付者)向きになるよう回してから渡します。

最初から受付者向きで取り出すわけではありませんよ!

回し方を逆(反時計回り)にするとお悔やみ時のマナーとなるので、必ず時計回り(右回り)にしてください。

ご祝儀の渡し方|言葉は渡す時に何と言う?

ご祝儀を渡す際は無言ではなく、落ち着いて一言添えるととてもいい印象を与えられます。

▼ご祝儀を渡す際に添える言葉の例

  • ささやかではございますが、お祝いの気持ちです
  • ささやかですが、お祝いでございます
  • 心ばかりですが、お祝いでございます

丁寧にお祝いの気持ちを伝えましょう。

【パターン別】ご祝儀の渡し方|タイミング&渡し方一覧

結婚式に列席しない場合もご祝儀の渡し方で悩むことが多いです。

順に解説しますので、確認して万全の準備を整えましょう。

結婚式に欠席する場合の渡し方

結婚式の招待を受けたにも関わらず欠席する場合は、事前に直接か郵送で新郎新婦に渡しましょう。

親族の場合と同じように、欠席が決まったらなるべく早く、日柄や新郎新婦の都合に配慮してアポイントメントを取ってください。

欠席を決める時期によって相場は異なるので、書留の送り方や金額一覧で詳しく説明しているこちらの記事を参考に準備してくださいね。

⇒ご祝儀は郵送できる?現金書留の送り方&料金表《結婚式欠席》

直接渡したい場合の渡し方

結婚式の有無や招待されているかどうかに関わらず、新郎新婦に直接お祝いを渡したい場合には、次のような点に注意しましょう。

▼直接渡す場合の注意点

  1. 結婚式ギリギリに渡さない
  2. 結婚式後になるならなるべく早く渡す
  3. 新郎新婦の都合を確認する
  4. 会社で渡す場合は業務に支障が出ないように配慮する
  5. かさばるプレゼントは郵送の方がおすすめ

結婚式直前の新郎新婦は心身ともに忙しいので、事前に渡すのなら少し余裕のある時期を選びましょう。

職場で渡す場合忙しい時間帯を避けるのはもちろん、どこまで報告済みかを確認して自分の行動で新郎新婦に迷惑が掛からないように配慮してください。

結婚式に呼ばれてない場合の渡し方

結婚式には呼ばれていないけれどお祝いだけは渡したい場合、列席する場合の相場よりは少ない金額で「結婚祝い」として現金やプレゼントを贈るといいでしょう。

手渡しもしくは郵送も可能です。

友人が結婚式に列席する場合、ご祝儀の相場は「披露宴でもてなしを受ける料理や引出物+お祝い金」で3万円とされています。列席なしでお祝いのみ贈る場合は1万円程度が相場です。

そのほかにもご祝儀の渡し方で悩むケースとして次のような場合が考えられます。

▼列席スタイルとご祝儀の渡し方

列席スタイルご祝儀の渡し方・ポイント
披露宴のみ・友人は全員披露宴のみ:当日受付で渡す
・自分だけ遅れて披露宴から:事前にわかっているなら結婚式前に渡す
オンライン結婚式●会費のみ、ご祝儀は辞退のケースが多い
・会費:オンライン決済や振込が主流
・ご祝儀:渡したい場合は手渡しもしくは現金書留で郵送
家族婚・事前に手渡しか郵送が基本
・リクエストに応じて家具家電をプレゼントするケースも
会費制結婚式●会費のみ、ご祝儀は辞退のケースが多い
・会費:当日受付で支払う(金額を確認するためご祝儀袋には入れない)
・会費とは別でご祝儀を用意したい:事前に手渡しか当日受付で託す
挙式のみ列席・一般的な相場のご祝儀額は必要ない(料理や引出物の金額を含むため)
・友人なら1万円程度をご祝儀袋に入れて用意
・当日受付で「挙式のみ」と伝えて渡し、記帳する
二次会●会費のみ、ご祝儀は辞退のケースが多い
・会費:当日受付で支払う(金額を確認するためご祝儀袋には入れない)
・会費とは別でご祝儀を用意したい:事前に手渡しか当日受付で託す

結婚式の多様化に伴い、「ご祝儀」としては受け取らないケースも増えています。

お祝いの気持ちを表すために最適な方法は何か、しっかり考えて準備してくださいね。

まとめ

ご祝儀の渡し方について、当日や結婚式に列席しないケースも含めて解説してきました。

  • 列席する友人や職場関係者は当日受付で手渡す
  • 当日の受付の流れ:挨拶⇒言葉を添えてご祝儀を渡す⇒芳名帳に記帳
  • ご祝儀の出し方:自分向きにふくさから出す⇒ふくさに置き相手向きに回す⇒渡す
  • 欠席・結婚式なしでもお祝いしたい:事前に直接手渡しがいい
  • 会費制だけどお祝いしたい:別でご祝儀を用意して事前手渡しか受付に託す

受付に並ぶ段階でご祝儀袋を出していたり、反対に手渡しのタイミングで出すのに手間取って落としたりすると焦るうえ格好もつきません。

一度自宅でふくさから取り出す⇒右に回す⇒手渡すという一連の動作を確認するといいでしょう。

万全の準備を整え、落ち着いた気持ちで新郎新婦の門出を祝福してくださいね。

ご祝儀をいくら包めばいいのかで悩んでいる人は、一覧表でわかりやすくまとめているこちらの記事を読んでみてください。

⇒結婚式のご祝儀!親・兄弟(姪)&部下・恩師の相場はいくら?欠席金額も

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