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引き出物とは?意味&内容|袋はエコバッグでも良い?のしは必要?

結婚式

引き出物とは

結婚式で参列者に渡す引き出物を準備していると、意味や由来、のし紙に書くべきことなど「引き出物」に関する様々なことが気になってきますよね。

この記事では結婚式の「引き出物」の由来はもちろん、適切なのし紙の準備方法・袋の選び方と節約方法など、多方面から解説していきます。

引き出物の準備で見逃しやすい「袋選び」に関する豆知識は必見なので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね。

引き出物とは?意味&由来

結婚式の引き出物は「私たちの結婚を祝ってくれてありがとう」と、参列してくれたゲストに感謝の気持ちを表現するためのものです。

引き出物の歴史は古く、起源は平安時代まで遡ります。
貴族たちが開いた華やかな宴が成功した際に、主催者が喜びを表現するために来賓者たちに馬を贈りました。
その際、庭に馬を「引き出して」お土産として贈ったことから、「引き出物」という名が付いたと考えられています。

また、葬儀や法事の際に渡す「会葬御礼」や「香典返し」を「引き出物」と呼ぶことがあるため、「引き出物=慶事」とは限りません。

引き菓子の意味は?

引き菓子とは、結婚式に参列してくれたゲストに向けて引き出物と一緒に贈るお菓子のことを指します。

1つ当たり1,000~3,000円くらいが一般的な相場で、「記念品の引き出物に添えるお菓子」「持ち帰って家族と幸せを分け合うためのもの」という存在です。

そのため、引き菓子だけを渡して「引き出物」とすることはマナー違反だと思われる可能性が高く、準備する際は避けた方が良いでしょう。

▼引き菓子を選ぶポイント

  • 焼き菓子等の日持ちするものを選ぶ
  • バームクーヘンなどの定番のお菓子を選ぶと安心
  • 個包装された分けやすいものが喜ばれる
  • 「和婚は和菓子」といった風に、
    式のコンセプトに合うお菓子をセレクト
  • 季節感を感じるものを選ぶと感動される

【結婚式】引き出物の内容はどうする?選び方&マナー

引き出物を準備する際には、マナーや一般的なルールに沿った内容で準備することがベターです。

特に気になる内容や品数、予算などを解説していきます。

▼引き出物の内容や相場について

引き出物の相場は?品数はいくつ必要?

引き出物の品数は、「メインの引き出物」に「引き菓子」や「縁起物」を添えて合計2~3個がもっともポピュラーです。

引き出物の予算を決める際は、「頂いくであろうご祝儀」を参考に考える方法と「提供するお料理代」をベースに決める方法に分かれます。

▼ご祝儀をベースに考える

一般的なご祝儀相場を目安にして、約15~20%を返すという決め方です。

ご祝儀の相場引き出物相場内訳
同僚/友人3万円5,000~7,000円引き出物:3,000円~
引き菓子・縁起物:2,000円
親族/上司5万円7,000~1万円引き出物:5,000~7,000円
引き菓子・縁起物:2,000円
ご夫婦5万円7,000~1万円引き出物:5,000~7,000円
引き菓子・縁起物:2,000円

▼お料理代をベースに考える

お料理代の1/3程度の金額を目安にしてバランスをとる決め方です。

お料理代引き出物
1万5,000円5,000円~

最近多いのは「ご祝儀をベースに引き出物の予算を決める方法」です。

お料理代金をベースにすると良くも悪くも平等になるため、高額のご祝儀に対しての御礼が行き届かない場合があるためです。

以上はあくまでも目安の相場感です。引き出物は地域によって特徴があり、用意しない地域もあれば前述の相場より豪華な場合もあります。身近な先輩カップルや家族に確認してみると安心ですね。

引き出物にカタログギフトはアリ?

引き出物にカタログギフトを贈るのは「アリ」で、最近では結婚式に限らず、シーンを選ばずに贈ることができるプレゼントとしても浸透しています。

昨今のカタログギフトの進化は著しく、有名ブランドや体験型のギフトが選べるなど、柔軟なスタイルで展開されています。

▼カタログギフトを選ぶメリット

  • ゲスト本人が欲しいものを選べるので、
    品物に失敗がない
  • 老若男女問わず、喜ばれる可能性が高い
  • 重い引き出物を持って帰る必要がない

▼カタログギフトを選ぶ際のデメリット

  • 引き出物の王道になりつつあるので、
    目新しさを感じにくい
  • 贈り物を貰った感動が薄い
  • 額面より割安な商品になってしまう

一長一短あるカタログギフトですが、「グルメ」や「ブランド性」といった何かに特化したパッケージを選ぶとインパクトを感じやすくなりますよ。

縁起物は必要?

引き出物と一緒に贈る「縁起物」は、必ず入れなくてはならないものではありません。

特に最近では縁起物を準備しないカップルも増えており、重要視される度合いは低くなってきています。

▼縁起物を入れる理由

  • ゲストにも「良いことがありますように」と願いが込められている
  • 引き出物」「引き菓子」と2品(偶数)を
    避けるため
  • 地域のしきたりや文化

一方で、ご年配の方からみれば縁起物を参列者に贈ることが「当たり前」と周知されているため、省略すると「あれ?」と思われてしまうかもしれません。

気になる場合は、価格を控えめにして縁起物を準備するか、引き出物の内容をお相手に合わせて変えるのも良いでしょう。

【結婚式】引き出物にのしは必要?書き方&選び方

結婚式でお渡しする引き出物や引菓子を、「のし」なしで渡すことは一般的ではありません。

品物をむき出しで贈ることは失礼ととらえられるので、包装紙で包み、できるだめのし紙を付けるようにしましょう。

最近では堅苦しさを感じさせないために「のし」なしで渡すこともあるそう。でも年配の方から見れば、引き出物には「のし」がついていることが普通なので、つけたほうが無難ですね。

水引きは「一度結んだらほどけない」という意味がある、紅白の結び切りが描かれたものを使うようにしましょう。

熨斗の名前(表書き)の書き方は?

引き出物に付けるのし紙の上段(水引の上)には、「寿」の文字を入れましょう。

下段の名前を書くところでもっとも主流なのは、新郎新婦両家の苗字を横並びに明記するパターンです。

苗字を書く左右の配置は、新郎は右側・新婦は左側に旧姓を書くのが一般的です。

なお、新郎が婿養子に入る場合は、上記と逆に配置することもありますが、絶対ではありませんので家族間で話し合うと良いでしょう。

引き出物は「両家からの贈り物」なので、ふたりの苗字で書くことがもっとも多いでしょう。一方で引き菓子には苗字ではなく、新郎新婦の名前を書くケースもあるようですよ。

熨斗のテンプレートはある?

ネット上には、シチュエーションに応じたのし紙のテンプレートが無料公開されています。

もちろん文具店でも印刷されたものが販売されていますが、大容量なことが多いため、必要枚数が限られている場合はテンプレートサイトを活用することをオススメします。

▼テンプレサイト

  • 熨斗紙素材館…必要なシーンに合わせて
    カテゴライズされているのでわかりやすい
  • テンプレートBank…即印刷できる
    テンプレートが配布されている
  • のし無料…好きなテンプレートに合わせて
    名入れのカスタマイズができる

のし紙を印刷する際は、無地のコピー用紙やプリンターに通る和紙を準備するようにしましょう。

自分で印刷するため用紙にこだわれるのもメリットですが、紙の色は無地の白を基調に選ぶようにしてくださいね。

【結婚式】引き出物の袋はどうする?

引き出物を入れる袋の準備方法で一番多いのは、「式場や披露宴会場の袋を使う」か「引き出物を購入したお店の袋を使う」方法でしょう。

もし式場で引き出物用の紙袋を準備してもらうと、1枚当たり400~700円ほどが相場とされています。

必ず必要なものとはいえ、仮にゲストを50人招待していた場合、袋代だけで2万円必要になるので、大きな出費となってしまいます。

安い引き出物袋なら持ち込みがおすすめ

引き出物の袋代を節約する方法でもっともオススメしたいのは、自分で持ち込むことです。

▼引き出物の袋を持ち込むメリット

  • お手頃価格の袋を選ぶことで、
    単価を抑えられる
  • 自分好み・こだわりの袋を自由に選べる
  • オリジナルのおしゃれな袋を
    作ることもできる

▼引き出物の袋を持ち込むときの注意点

  • 持ち込み不可や持ち込み料が
    必要な場合がある
  • 自分で発注・手配をするので、
    時間と手間がかかる
  • 引き出物がちゃんと入るか、
    しっかりサイズ確認をする

「式場のロゴ入り袋を使いたい」といったこだわりがなければ、袋を持ち込むのは大きな節約に繋がります。浮いたお金を使って、引き出物をパワーアップさせる!といった先輩カップルも多いですよ。

次項で持ち込む袋でおすすめなものをご紹介していきます。

紙袋

紙袋を自分で用意する場合は、引き出物向けの紙袋を販売する通販サイトの利用がおすすめです。

幅広い種類の中から自由に選べてまとめ買いも可能で、1枚当たり150~500円程度に抑えることができます。

最近では特にバリエーションも多く、シンプルな無地からオシャレなデザインがされたものまで販売されているので、式のコンセプトに合わせて自由に選択しましょう。

エコバック・トートバック

カジュアルな式の場合は、エコバックやトートバックなど、式の後からでも使えるバックを引き出物袋替わりにするカップルも増えています。

こちらも通販サイトで入手できるほか、少数であれば100円均一ショップで販売されているトートバックをアレンジして使うことも人気な様子です。

  • 紙袋よりカジュアルな印象を受けやすいので、注意した方が良い場合がある
  • 和婚やホテルウェディングには合わない
  • 奮発するとバックの単価が高価になりやすい

まとめ

ここまで、引き出物の品物選び・のし選び・袋の節約アイデアを解説してきました。

▼まとめ

  • 引き出物の品数は2~3種が主流で、最近では縁起物を贈らないケースもある
  • 引き出物の予算の決め方は2種類あるが、7,000円前後が目安
  • 引き出物には水引が紅白で結び切りされたのし紙を使い、両家の姓を並べる
  • 引き出物袋を節約したい場合は、持ち込むのもオススメ
  • 引き出物袋を持ち込む際は、持ち込み料が掛からないか確認する

引き出物選びは注意しなくてはならないポイントやマナーが沢山あって大変ですよね。

その分、ゲストに喜んでもらえた時はとっても嬉しいので、お互いが思い出に残るように、丁寧に一つひとつ決めて行きましょうね。

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