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結婚挨拶【セリフの例文集】堅苦しくない&ラフ&NGの言葉は?

結婚式

結婚挨拶のセリフの例文集

プロポーズを終えてふたりの中で結婚の意思が固まったら、いよいよ両親や家族への挨拶を迎えます。

たとえふたりの気持ちのつながりが強くても、仮に交際中から両親と良好な関係が築けていても、挨拶をないがしろにしてはいけません。

風向きが変わって結婚を反対されかねないので、セリフで押さえるべきポイントや振る舞いのマナーを確認しておきましょう。

大切な両親や家族に喜んでもらい、祝福されて結婚できるのが何よりの幸せですね。

全員が幸せな気持ちになれるよう、事前にばっちり準備を整えましょう。

結婚の挨拶のセリフ例文集【シーン別】

結婚の挨拶は両親に向かって「結婚させてください」というだけではありません。

玄関に到着した時からすでに始まっており、要所要所でシーンにあった言葉が必要です。

到着から退出までにどのような挨拶があるのか、順序を追って状況ごとの例文を紹介しますので、参考にしてください。

①玄関先での挨拶のセリフ例【状況別】

初対面の場合はもちろん、普段から家族とも親しくしている場合でも、気軽に「お邪魔します」と玄関を入ってはいけません。

【訪問時のマナー】

  • 男性はスーツ・女性はワンピースのようなかっちりした服装で訪問する
  • 手土産を持参する
  • 時間ぴったりか早くても2~3分前に到着する
  • インターフォンを押し、出迎えてもらったら挨拶をする

約束の時間より早すぎると、出迎える側は非常に気持ちが焦るだけでなく準備が整っていない場合もあります。

たとえ早く到着していても、インターフォンを押すのは約束の時間になってからにするといいですね。

出迎えてもらった際にどのように挨拶すればいいのか、面識の有無別の例文を紹介します。

初対面の場合

挨拶の日が初対面の場合、まずは迎える側のパートナーから両親にあなたのことを紹介してもらいます。

玄関での挨拶は男性も女性もあまり変わりませんよ。きちんと名乗ってお時間をいただくことへのお礼を伝えましょう。

【迎える側】
お父さん、お母さん、こちらがお話しした、〇〇さんです。

【訪問した側】
はじめまして、△△さんとお付き合いさせていただいております、〇〇と申します。

本日はお忙しいなかお時間をいただきありがとうございます。

既に面識がある場合

既に面識がある場合、改めてパートナーを紹介する必要はありません。

訪問した側から、きちんと挨拶をしてください。

こんにちは。本日はあらためて、結婚のお許しをいただきたくご挨拶に伺いました。

お時間をいただきまして本当にありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。

初対面でも面識があっても、この日ばかりは緊張することでしょう。

緊張のあまり肩や表情がこわばるのは、ある程度なら両親には微笑ましく映ると考えられますが、度が過ぎると印象が悪くなるので、以下の点に注意してください。

表情が硬すぎると怖い印象・声が小さいと自信なさげな印象を与えるので、明るい表情で前を見てはっきり話してください。

②部屋に通された時の挨拶のセリフ例

玄関で挨拶を済ませどうぞと促されたら、一言お礼を述べ靴をきちんと揃えてから部屋に入ってください。

部屋に通されるときに限らず、お茶を出されたときや何かをすすめられた時には、一言お礼を言いましょう。

【クッションとして使いやすい一言】

  • ありがとうございます
  • 恐れ入ります
  • 失礼いたします

新郎新婦ふたりと両親や家族が着席したら、もう一度自己紹介をします。

【自己紹介例文】
あらためまして、かねてより△△さんと交際させていただいております、〇〇と申します。本日はお時間を割いていただき、誠にありがとうございます。

自己紹介が済んだタイミングで、手土産を渡しましょう。

【手土産に両親が好きなものを選んだ場合】
甘いものがお好きだと伺いましたので、こちらは□□の羊羹です。ぜひ皆様で召し上がっていただければと思います。

【手土産に地元の名産や評判のお菓子を選んだ場合】
こちらは私の出身地で人気のお菓子です。お口に合うといいのですが。

謙遜して「つまらないものですが」と付け加えたくなりますが、あまり印象のいい言葉ではありません。それよりも「喜んでもらいたいと思って選んだ」という前向きな気持ちをあらわしましょう。

③本題の結婚挨拶のセリフ例【状況別】

自己紹介や手土産の話、場を和ませるような雑談が終わったら、居住まいを正して空気を変え、本題の挨拶をしましょう。

まずは結婚の挨拶として好ましい言い回しとNG表現についてまとめます。

OKNG
・結婚をお許しください
・お許しいただけないでしょうか
・幸せにしますのでよろしくお願いします
・娘さんをください
・結婚します
・結婚することに決めました

小説やドラマで描かれる「娘さんを僕にください!」という言い回しは、両親に限らず新婦からも「私は物じゃない!」と反感を買う恐れがあります。

結婚の挨拶は報告ではなく、大切な子供の今後の人生を、一緒に歩ませてくださいとお願いするものだということを忘れず、丁寧な姿勢で臨みましょう。

具体的な内容は両親と面識があるかどうかやふたりがおかれている状況によって異なるので、シーンごとの例文を紹介します。

初対面の場合

初対面の場合、ふたりがどれくらいの期間どんなふうに交際してきたか、両親は知らない可能性があります。

これまで真剣に交際してきたことも含めて伝えるといいでしょう。

【新郎から新婦の両親へ】
私と〇〇さんは□年間真剣に交際させていただき、先日私から結婚を申し込み承諾のお返事をいただきました。

〇〇さんの明るい笑顔は私の支えです。

ふたりで力を合わせて笑顔の絶えない家庭を築きたいと思っておりますので、どうか結婚をお許しいただけないでしょうか。

【新婦から新郎の両親へ】
△△さんとは職場で出会い、□年間公私ともに私を支えてくださいました。

先日私の両親に、これからの人生をふたりで歩んでいきたいと挨拶に来てくださり、両親もとても喜んでくれています。

△△さんとお父さんとお母さんにもお許しいただきたく思っております。

どうぞよろしくお願いいたします。

相手を褒めるようなニュアンスが含まれると好印象ですね。

既に面識がある場合

既に面識があり親しく話せる関係であっても、あらたまった雰囲気と口調で挨拶してください。

【新郎から新婦の両親へ】
かねてより〇〇さんとは結婚を意識して交際させていただいてきました。

一緒にいると前向きな気持ちになれる明るさに強く惹かれ、これからの人生を共に歩んでいきたいと思っています。

〇〇さんのことを全力でお守りしますので、どうか結婚をお許しいただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

【新婦から新郎の両親へ】
△△さんはいつも私や周りの人に優しく接してくださり、一緒にいてとても心が癒されます。

これからは私も△△さんを支え、安らげる家庭を作りたいと思っています。

△△さんのお父さんとお母さんとも、これからもよい関係を築けたらと考えていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

再婚の場合

どちらかが再婚の場合、結婚の挨拶で初耳…なんて事態が起こらないように、両親へは事前に伝えてください。

挨拶の言葉で事細かに経緯を説明する必要はありませんが、両親から離婚理由を聞かれたら隠さずに話す方がいいでしょう。

子供がいる場合には子供との関係が心配の種となるケースも多いので、安心してもらえるようなエピソードも交えて話すのがおすすめです。

【新郎から新婦の両親へ】
本日は〇〇さんとの結婚をお許しいただきたく、挨拶にお伺いいたしました。

〇〇さんからもお聞き及びかとは思いますが、私には一度結婚した経験があり、□年前に離婚しております。

ご心配もおありかと思いますが、〇〇さんとなら力を合わせて困難も乗り越えていけると思っております。

〇〇さんの幸せのために精一杯尽くしますので、どうか結婚をお許しください。よろしくお願いいたします。

【新婦から新郎の両親へ】
△△さんからもお話しいただいた通り、□年前に離婚した経験があります。

当時の私は未熟者で、今もまだ至らない点がたくさんありますが、△△さんのお父さんやお母さんからもご指導いただきながら、明るい家庭を築きたいと考えております。

どうか結婚をお許しいただけないでしょうか。

【子供がいる場合】
□歳になる息子が一人おり、私が引き取って育てております。

〇〇さんが息子にとても優しく接してくださるおかげで、本人も大変親しみを覚え、休みの日には私よりも〇〇さんと出かけるのを楽しみにしているようです。

これからみんなで家族として楽しい時間を過ごしていければと思っております。

ご心配もおありかと思いますが、どうか結婚をお許しいただけないでしょうか。

授かり婚の場合

授かり婚の場合通常よりひとつハードルが高いと考え、次のようなポイントを押さえて丁寧に挨拶してください。

  • 順序が逆になったことを詫びる
  • 妊娠前から結婚を考えて交際していたことを伝える
  • ふたりで力を合わせて子育てをする決意を伝える

「妊娠させてしまってすみません」と謝る必要はありませんが、正式な挨拶前に授かったことに関しては一言お詫びを述べましょう。

「妊娠したから結婚します」という意味の言葉は絶対に避け、ずっと真剣に交際してきたことを伝えてください。

【新郎から新婦両親へ】
この度は順序が逆になってしまい、大変申し訳ございません。

かねてから結婚を見据えて交際させていただいており、ご挨拶に伺いたいと考えていたところに、新しい命を授かったことがわかりました。

ご挨拶が後になってしまったことは大変申し訳なく思っておりますが、私たちは子供を授かったことを大変嬉しく喜んでおります。

これからは親としての自覚を持ち、ふたりで力を合わせて温かい家庭を築いていこうと思っておりますので、どうか結婚をお許しいただけないでしょうか。

【新婦から新郎両親へ】
△△さんとふたりで話し合い、結婚して一緒に家庭を築き上げたいと決意いたしました。

お腹に新しい命を授かり、現在□ヶ月と成長しています。

先日私の両親に△△さんが挨拶に来てくださり、結婚と孫の誕生をとても喜んでくれています。

未熟者ではございますが、△△さんと一緒に子供を育てていこうと強く思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

④退出する時のセリフ例

結婚の承諾を得られたら、しばらく雑談して親睦を深めたのちに頃合いを見て退出します。

話しを切り上げてリビングや応接室から退出する際と、玄関から出る際と、それぞれできちんと挨拶してください。

【リビングでの話の切り上げ方】
すっかり長居してしまい申し訳ございません。お話が楽しく、時間を忘れてしまいました。

そろそろおいとまさせていただきます。

【玄関での挨拶】
本日は貴重なお時間をいただき、本当にありがとうございました。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

結婚の挨拶のセリフでNGなのは?

いくら上手な文章で挨拶をしたとしても、ほかでマナー違反があると台無しです。

両親の心証がよくないポイントをまとめますので、大事な挨拶で失敗しないように理解しておきましょう。

①お義父さん/お義母さんと呼ぶ

相手の両親のことを「お義父さん」「お義母さん」と呼ぶのは時期尚早です。

「まだ君のお義父さんじゃない!」なんてドラマのような展開になりかねませんよ。

ではいったいなんとお呼びすればいいのでしょうか?「おじさん」「おばさん」はあまりにも幼稚ですよね。

結婚の挨拶の段階では、相手の両親の呼び名は「〇〇さんのお父さん、お母さん」がベストです。

「お義父さん、お義母さん」と呼ぶのは結婚が正式に決まり、婚約者として両親と接する機会が多くなってからにしてください。

②彼氏/彼女をニックネームで呼ぶ

結婚の挨拶の日は。どちらの両親の前でも相手のことを「さん」付けで呼びましょう。

「ちゃん」付けやニックネーム、呼び捨てのような普段の呼び方をしてはいけません。

お互いに話しかけるときでも「さん」付けで呼びかけ、大人としてのマナーを身に着けていることを示してください。

③親の前でイチャイチャする

両親の前でイチャイチャするのもご法度です。

ふたりが仲睦まじい様子は両親の安心材料になりますが、場をわきまえずにベタベタするのは仲の良さのあらわれではありません。

適度な距離感を保ち接触は避けて、大人らしい振る舞いを心がけましょう。

まとめ

結婚の挨拶ではマナーを守りながら気持ちを伝えることが重要です。

  • 玄関で出会ったときから退出するまで気を抜かない
  • 「お願いする」姿勢を大切にする
  • 面識があっても丁寧な口調と姿勢をくずさない
  • 相手を大切に思う気持ちを伝える
  • 両親や相手の呼び方にも注意する

初対面であっても親しくしている場合であっても、挨拶時に誠実で真摯な人柄がうかがえると両親は安心するものです。

「この人なら大丈夫」「良縁に恵まれて良かった」と喜んでもらえるように、しっかり準備してくださいね。

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