結婚が決まり、両家それぞれへの挨拶を済ませた後に待つ「両家顔合わせ」
両家が一堂に会する貴重な時間に、顔合わせでの席順は?上座はどこ?と慌てるのは避けたいですよね。
席順を理解しておくと、進行もスムーズに進み、両家の親睦を深める時間を有意義に過ごすことに繋がります。
慌ててしまい、気遣いを見せる余裕がなかったとならないよう、席順をしっかりと覚えておきましょう。
そこで、今回は両家顔合わせの前に知っておきたい、席順や座る位置に関するマナーを解説します。
▼この記事に書いてあること
多くの人が疑問を感じやすいパターンにわけて、席順を紹介しますので参考にしてくださいね。
両家顔合わせの席順・座り方【食事会】
婚約の儀式である結納とは違い、両家顔合わせの席順に厳格なしきたりはありません。
新郎新婦の気遣いの見せどころでもあるので、失礼がないように基本的な席順のマナーの知識は必要です。
▼パターンごとの席順・座り方
席順をしっかり理解して、顔合わせのスタートをスムーズに進めましょう。
顔合わせの上座・座る位置は?
基本となる、上座の位置と両家それぞれの座る位置がこちらです。
一般的には、出入口に対して最も遠い席を上座、近い席を下座と呼びます。
この考え方は、洋室であっても和室であっても変わりません。
席順のマナーとして、上座にお客様が、下座にもてなす側が座るという考え方があります。
顔合わせの場においては、あくまで新郎新婦はもてなす側、両家の両親がお客様という考え方です。
そのため、上座には両家の両親、下座には新郎新婦が座り、上座にあたる奥側から
- 父親
- 母親
- 新郎新婦
の順番で座っていきます。
父親と父親、母親と母親のように同じ立場同士が向かい合うように座ってもらいましょう。
基本的な席順のマナーは、今説明したとおりですが、以下のように状況に合わせて臨機応変に対応することも忘れずに。
どちらの場合も、新郎新婦が先に声をかけることで、お互いの両親への気遣いが伝わりますよ。
兄弟の参加する場合の席順
顔合わせに兄弟姉妹が参加する場合、新郎新婦と両家の父親・母親の座る位置は変わりません。
兄弟姉妹が参加する場合は、母親と新郎新婦の間に座りましょう。
この際、母親の隣に兄弟姉妹で年齢が一番上の人、そこから新郎新婦に向かって年齢順に座ります。
兄弟姉妹が参加する場合でも、基本の席順を覚えていれば、悩まずに座れますね。
ちなみに、兄弟姉妹ではなく祖父母が参加する場合も、座り方は同じ考え方になるんですよ。
兄弟姉妹が参加する場合も、状況によって柔軟に対応していきましょう。
片親の場合の席
片親の場合でも、難しく考えることはありません。
このように、親御様には上座に座ってもらいます。
相手側との人数のバランスが気になる場合は、親族や兄弟姉妹に参加してもらい、人数をそろえるのもいいでしょう。
その場合、親代わりになる人(祖父母や叔父叔母など)であれば、父親が本来座るべき場所についてもかまいません。
親族や兄弟姉妹を代わりに呼ぶ場合は、相手側にその旨を前もって伝えておくことも忘れずに。
両家の人数が合わない時の席順
両家の人数が合わない場合でも、それぞれ基本的な上座・下座の席順で座ります。
両親同士の交流が大事ですので、あまりにも両極端な人数差にならないように気をつけてくださいね。
円卓の場合の席順
一見すると上座の位置がわかりにくい円卓でも、基本的な考え方は変わりません。
その場を見て、上座の位置をすぐに判断できるか心配です。
そんな時は、出入口に一番近い席が新婦、その左隣に新郎が座ると考えると間違いにくいですよ。
まとめ
ここまで、両家顔合わせの席順や座る位置に関するマナーを解説してきました。
▼まとめ
- 出入口から遠い席が上座、近い席が下座
- 両家顔合わせでは、上座に新郎側、下座に新婦側が座るのが一般的
- 兄弟の参加する場合は、母親と新郎新婦の間に座ってもらう
- 片親の場合、親御様は上座に座る
- 両家の人数が合わない場合は、新郎側新婦側それぞれ基本の席順ごとに座る
- 円卓の場合も座り方は変わらない
末永い付き合いになる2つの家族が顔を合わせる大切な場ですから、参加する人が気持ちよく過ごせるようにしたいですね。
新郎新婦も緊張する場ではありますが、事前の準備と柔軟な対応で親御様をもてなしましょう。
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