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結婚式で両家の服装がバラバラ!母親が留袖を着ないで洋装でもOK?

結婚式

結婚式で両家の服装がバラバラ

近年の結婚式では、両家の服装に関する考え方は変化しつつあり、母親の服装に洋装を選ぶ人も増えています。

そうなると「両家の服装がバラバラって変?」「留袖を着ないで洋装でもいいの?」など、正しい服装マナーが気になるところ。

そこで、今回は結婚式で両家の服装がバラバラなことや、レンタルする場合の金額など、両家の服装に関する質問や疑問にお答えしていきます。

正しい服装マナーを知り、相手方やゲストに対して誤解を生むことなく、それぞれ着たい服装で結婚式を迎えましょう。

結婚式で両家の服装がバラバラでも大丈夫?

結婚式での両家の服装は、父親がモーニングコート、母親は黒留袖を着ているイメージが多いでしょう。

「母親は黒留袖を着るもの」との考え方がある一方、洋装を希望する人も増えてきているため、両家で服装の意見が異なり、バラバラの服装で結婚式を迎えるケースもあります。

両家の服装がバラバラになることについては、

  1. 両家で揃えるべき
  2. バラバラでも問題なし

と賛否両論ですが、それぞれどのような考えがあるのでしょうか。

1.両家で揃えるべき

洋装を着ることへの理解はあるものの、両家で服装が異なることには違和感を感じるようです。

絶対に合わせなければいけない訳ではありませんが、和装と洋装では格が違うので、両家の格を合わせるという意味で、和装か洋装で統一するケースが多いですね。 引用元:Yahoo!知恵袋-結婚式で、どちらかの親は和装で・・・

両家で相談して合わせた方がいいと思います。 服装の違いは格の違いと見なされてしまう場合がありますので。 引用元:Yahoo!知恵袋-結婚式での両家の服装について・・・

「服装は両家で揃えるべき」という意見の背景には、このような考え方が関係しています。

  • 両家で服装は揃えるもの
  • 全員で並んだときの見栄えが悪い
  • 服装が異なると両家に格差を感じる
  • 足並みが揃っていない

「服装が異なる=両家の関係性が悪い」と誤解する人もいるようですよ。

2.バラバラでも問題なし

実際に両家それぞれ違う服装で式を挙げたが、特に気にならなかった・問題なかった理由がこちらです。

  • 事前に両家で話し合っていた
  • そもそも揃えていなくても気にならない
  • 家族だけの少人数婚にしたから

では、両家の服装が異なっても問題ないと感じた人の意見を見てみましょう。

うちは父親達はモーニングで揃えましたが、うちの母はフォーマルドレス、義母は留袖でした。 身体の不自由などもあるとは思いますので、必ずしも揃えなくてはならない訳ではないと思います。
引用元:Yahoo!知恵袋-結婚式で双方の親の服装がバラバラ・・・

私の場合、私の母は留袖、主人の母はドレスでした。 二人の結婚式なので、周りがどんな服装だろうと自分たちが主役なので気にする事ないと思いますけどね。 形式にこだわるより、お二人の記念に残る結婚式があげられることが一番ですよ。 引用元:Yahoo!知恵袋-留袖とドレス両家の母が別々の衣装・・・

両家で事前に話し合い、お互い納得の上で異なる服装を選んでいるケースが多いようですね。

服装がバラバラであることに対して、賛成・反対それぞれ意見があると分かりましたが、正しい服装マナーの観点から考えると、どうなのでしょうか。

【結論】装いの格が揃っていれば問題なし

両家の服装において最も重要なのは、「装いの格」が揃っているかどうかです。

和装と洋装で両家の服装がバラバラであっても、格がしっかり揃っていれば、マナーとしては問題ありません。

「格」とは、地位や身分、服装においてはフォーマルさを意味するため、両家で格が異なることは、身分や地位に差があることをあらわします。

そのため、新郎新婦や親が気にしない場合でも、祖父母などの親族や年配の人には、失礼な印象や誤解を与えてしまう可能性も。

服装を揃えることよりも、「装いの格」を揃えることが大切なんですね。

結婚式の両家両親の服装!正式なマナーは?

「装いの格」の重要性が分かったところで、続いては男性と女性の正しい服装マナーを確認しましょう。

装いの格は大きく3つに分かれています。

  • 正礼装(フォーマル)
  • 準礼装(セミフォーマル)
  • 略礼装(インフォーマル)

この中で最も格式高いのが正礼装であり、結婚式では新郎新婦と両家の親が着るべき装いの格となります。

結婚式の主催者である新郎新婦と両家の親は、招待したゲストを最も格式高い服装でもてなすのがマナーです。

逆に、ゲストと同じ準礼装・略礼装を着るのは、主催者側として失礼にあたると覚えておきましょう。

両家母親の服装

母親が着るべき正礼装は、洋装ならアフタヌーンドレスかイブニングドレス、和装なら黒留袖か色留袖(五つ紋)があります。

▼結婚式における服装の種類(女性)

洋装和装
正礼装・アフタヌーンドレス
・イブニングドレス
・黒留袖
・色留袖(五つ紋)
準礼装・セミアフタヌーンドレス
・カクテルドレス
・色留袖(三つ紋/一つ紋)
・訪問着
・色無地
略礼装・付け下げ
・小紋

和装の場合、最も格が高いのは黒留袖ですが、五つ紋が入っていれば色留袖も同格として扱われます。

ただ、一般的に広く知られておらず、和装であれば黒留袖を着るのが主流です。

▼五つ紋とは
黒留袖や色留袖など格式の高い着物に入る紋(家紋)で、五つ紋のほかに三つ紋と一つ紋があり、紋の多さが格式の高さをあらわします。
一番格式の高い五つ紋は、背中心・着物の両袖・着物の両胸部分にそれぞれ紋が入っているものです。

洋装の場合、午前中~18時まではアフタヌーンドレス、18時以降はイブニングドレスと、時間帯によって選ぶべきドレスが異なります。

洋装を着る場合は、事前に結婚式の時間帯を把握したうえで、ドレスを選ばなければなりません。

両家父親の服装

父親も正礼装を着るのがマナーですので、モーニングコートなどの洋装か紋付き羽織袴を着ます。

▼結婚式における服装の種類(男性)

洋装和装
正礼装・モーニングコート
・燕尾服(テールコート)
・タキシード
・黒五つ紋付き羽織袴
準礼装・ディレクターズスーツ
・ブラックスーツ
・色紋付(三つ紋/一つ紋)
略礼装・ダークスーツなし

正礼装の洋装に種類がある理由は、女性と同じように時間帯によって適した装いが異なるからです。

基本的に、夕方18時までの結婚式はモーニングコート、18時以降であればタキシードか燕尾服を選びます。

父親の服装としてはモーニングが主流ですが、新郎新婦が和婚の場合、紋付き羽織袴を選ぶケースも多いです。

結婚式の親の服装!レンタル金額の相場は?

結婚式以外の場では着る機会が無く、準備の手間がかからない点から、親の服装はレンタルが主流です。

レンタルだと、結婚式場の貸衣裳(提携店など)やインターネットのレンタルショップがあり、レンタル先によって金額の相場が異なります。

そこで、利用するケースが多い、父親のモーニングと母親の黒留袖・アフタヌーンドレスを例にレンタル金額の相場をまとめました。

▼レンタル金額の相場

貸衣装(提携店など)ネットレンタル
モーニング2~3万円1~2万円
黒留袖3~10万円1.5~7万円
アフタヌーンドレス3~6万円1~8万円

金額だけで比較すると、相場はあまり変わらないように見えますが、貸衣装(提携店)では、必要な小物類が別途レンタルもしくは購入となるケースもあります。

ネットレンタルの場合、必要な小物類が料金に含まれていることが多いため、手間もコストもかかりにくいのが特徴です。

▼レンタル先ごとのメリット・デメリット

貸衣裳(提携店など)ネットレンタル
メリット・試着できる
・サイズの心配がいらない
・返却の手間がない
・会場が衣装に慣れている
・低コストで済む
・準備に手間がかからない
デメリット・コストがかかる
・小物類の準備が必要
・試着できない
・到着ミスの危険性がある
・返却の手間がある

貸衣装(提携店)でのレンタルは、コスト面のデメリットはあるものの、提携先であれば会場と連携して衣装の用意をしてくれる安心感や、衣装のサイズが合わない不安を解消できます。

【Q&A】結婚式の両家の服装でよくある質問

服装がバラバラになること以外にも、両家の服装についての疑問は多く、その中でもよくある質問について、ここではお答えしていきます。

特に疑問が多い、母親の服装に関する質問を中心にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

母親の服装は洋装でも大丈夫?

冒頭で述べた通り、母親の服装が洋装でもマナー上、特に問題はありません。

洋装を選ぶ際の一番重要なポイントは、ゲストを迎えるのにふさわしい正礼装から選ぶことです。

ただし、「結婚式では母親は留袖を着るもの」という考え方を持つ家庭もあるため、洋装を希望する場合は、事前に相手方にその旨を相談しておきましょう。

洋装はカジュアルだと思われることも多いので、誤解のないように服装マナーをお互いに理解しておきたいですね。

母親が留袖を着ないのはアリ?

黒留袖に比べるとまだまだ少数派ではありますが、洋装で結婚式を迎える習慣は少しずつ広まりつつあります。

母親が留袖を着ないことを選択肢の一つとして考える新郎新婦や、母親自身も黒留袖にこだわらない人は増えてきているようです。

▼黒留袖を選ばなかった理由

  • 和装の締め付けが苦手
  • 小さい子供の世話がある
  • 黒留袖を着たくなかった
  • 老けて見えるのが嫌だから
  • 新郎新婦からの要望

「装いの格」を踏まえた服装選びをしていれば、母親だからといって黒留袖にこだわる必要はありません。

留袖に匹敵するドレスとは?

留袖に匹敵するドレスとなると、同じ正礼装であるアフタヌーンドレス・イブニングドレスです。

時間帯によって使い分けられる2つのドレスは、使う時間帯ごとのマナーに合わせたデザインとなっており、それぞれ特徴があります。

特徴
アフタヌーンドレス・露出を控えたデザイン
・胸元や背中が詰まっている
・袖は七分丈以上の長さ
・足首が隠れるくらいのくるぶし丈
・光沢のない生地
イブニングドレス・露出が多いデザイン
・背中や胸元が大きく開いている
・ノースリーブが多い
・つま先が隠れるくらいのロング丈
・後ろの裾が長いタイプもある
・光沢のある高級感ある生地

▼アフタヌーンドレス

ブランド名アールズガウン
参考価格22,800円

▼イブニングドレス

ブランド名アールズガウン
参考価格22,800円

実際の結婚式で使用する場合、肌の露出に抵抗がある人が多いため、式の時間を問わず露出の少ないデザインが選ばれやすいです。

18時以降の結婚式で露出が少ないデザインを選ぶ場合、生地は光沢のあるものや、華やかな小物を身につけることで、イブニングドレス感を演出します。

親の服装がカジュアルでもいいの?

結婚式では、新郎新婦と両家の親の格式を揃えるのが服装のマナーです。

服装をカジュアルにしたい場合でも、新郎新婦がタキシードとドレスの正礼装であれば、親の服装も正礼装で合わせましょう。

格式高い黒留袖の印象が結婚式のイメージと違うのであれば、正礼装の中でも洋装を選ぶと柔らかい印象になりますよ。

リゾートウェディングや新郎新婦もカジュアルな装いの結婚式であれば、格を下げてカジュアルにしても大丈夫です。

結婚式場までの服装!母親はどうする?

当日の衣裳を自宅などから着てくる人もいますが、最も多いのは、結婚式場で準備しておいた衣装に着替えるパターンです。

結婚式場までの服装は、スーツやアンサンブルなどの略礼装である必要はないため、着替えに手間取らない服装を選びましょう。

母親の場合、着替えよりもヘアメイクが先のパターンが多いため、首元が開いたワンピースなどはヘアメイク後でも着替えやすいですよ。

結婚式後に略礼装に着替える必要がある場合は、自宅から着てくるのではなく、別途持ってきて、クロークに預けておくのがおすすめです。

まとめ

ここまで、結婚式で両家の服装がバラバラなことや、レンタルする場合の金額など、両家の服装に関する質問や疑問にお答えしました。

  • 服装がバラバラでも「正礼装」で揃えればOK
  • レンタル先によって相場はやや異なる
  • 母親の服装は洋装でもマナー違反ではない
  • 留袖を着ない選択肢は広まってきている
  • 新郎新婦がカジュアルな服装であれば、親もカジュアルでOK
  • 会場までは着替えやすい私服がおすすめ

あまり見慣れないため違和感がある人は多いですが、両家の服装がバラバラであっても「装いの格」を揃えてあれば問題ありません。

両家で正しい服装マナーをしっかりと理解し、相手方にもゲストにも失礼のない服装でハレの日を迎えたいものですね。

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