結婚の前後に自分や相手の気持ちが落ち込んだりケンカが増えたりして、「これってマリッジブルーかな?」「このまま破局したらどうしよう」と不安を募らせる人は多いものです。
そこでこの記事では、マリッジブルーとはどんな状態なのかや、なりやすい人の特徴・対処法を男女の違いも含め次のようにまとめて解説します。
▼この記事に書いていること
破局や婚約破棄になった人がいるのかどうか世間の声も紹介するので、ふたりの関係修復に役立ててくださいね。
マリッジブルーの意味とは?
マリッジブルーとは結婚について考えたときに、不安や気分の落ち込み・なんらかの身体的な症状が現れることです。
大きな事件やもめ事がきっかけではなく、なんとなく嫌な気持ちが続く・相手に対いてイライラするなど、原因がはっきりしないことが多いのも特徴といえるでしょう。
時には自分に問題があるように感じるケースもあり、期間が長くなると精神的に大きな負担となります。
マリッジブルーになるのは入籍前?結婚後?
マリッジブルーになるのは結婚が決まってから入籍や挙式までの期間が多いですが、実は結婚後に陥る場合もあります。
ただし、結婚前と後では心境が少し異なります。
▼【時期別】マリッジブルーになったときの心境
時期 | 心境・気持ち |
---|---|
婚約直後~ 結婚式準備中 |
・新生活や環境の変化に対する不安を感じる ・漠然とした不安 ・結婚式準備で価値観の違いが発覚する ・温度差を感じて不安になる ・忙しさで疲れる ・金銭的な不安を覚える |
入籍・結婚式直前 | ・一人の時間が無くなると感じる ・喜びより責任感が大きくなる |
結婚後 | ・新しい環境に慣れない ・相手の知らなかった一面に幻滅する ・理想とのギャップを感じる |
結婚後のマリッジブルーは、ホームシックに近い感情かもしれませんね。
結婚前後に幸せや喜びを感じられない時期があっても、結婚相手が間違っているのではなくマリッジブルーの可能性が高いので、自分や相手の気持ちをよく理解して対処法を考えらえるといいですね。
マリッジブルーは男性でもなる?女性との違いは?
マリッジブルーは男女ともになる可能性がありますが、原因が少し異なります。
▼【男女別】マリッジブルーの原因
- 男性:責任感、経済的な不安、自由がなくなることへの不満
- 女性:環境の変化への不安、姓や籍が変わる寂しさ、相手への不満
女性が変化に対する不安を覚えるのに対し、男性は家族を持ち支えていくことへの責任感から精神的な負担を感じやすい傾向にあります。
【マリッジブルー診断】どんな症状が出るの?
マリッジブルーになると心や体に次のような症状が現れます。
自分やパートナーに当てはまるものがないか、チェックしてみてくださいね。
①涙が止まらない・落ち込む
なんとなく気分が落ち込んだり、涙が出て止まらないのはマリッジブルーのせいかもしれません。
意味もなく元気が出ないこともありますが、特に結婚についてや相手との関係に思いを馳せたときに不安を感じる場合は、可能性が高いでしょう。
周りからは「おめでとう」「幸せでしょ」と言われるのに、自分自身はそう感じられない時期があってとても辛かったです。
自分がおかしいのではないか、相手に失礼ではないかと申し訳なさを感じる人も多いですね。
②イライラする
マリッジブルーになっていると、日常的にイライラすることがあります。
イライラの原因は些細なことが多く、これまでは気にならなかったような相手の言動にも敏感に反応してしまうのが特徴です。
またパートナーに限らず、家族や友人・職場の仲間など周りにいるすべての人が対象となり、結果として誰にも相談できず一人で抱え込むと、孤独に苛まれて辛い思いをすることもあります。
③食欲不振・不眠など体の不調
マリッジブルーの症状は、食欲がなくなる・逆に過食になる・眠りに支障が出るなど、体の不調として現れることもあります。
特に睡眠に関しては、寝る前に相手や結婚式・結婚後の生活について考えて不安になり、寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりと、起こり方はさまざまです。
なかには不安からネット上の情報を集め、解消どころかネガティブな気持ちを膨らませてしまうケースもあります。
眠りや食欲に支障が出ると、翌日の体力にも影響して負の連鎖が起こります。なるべくリラックスして過ごせるように気持ちと環境を整えましょう。
他にもある!マリッジブルーあるある
マリッジブルーのときは、落ち込み・イライラ・食欲不振や不眠以外にも次のような変化が起こりやすいので注意しましょう。
▼マリッジブルーでなりやすい状態
- ほかの人が幸せそうに見える
- 周りや過去と比べてしまう
- 胃痛や頭痛
- やる気が起きない
- 朝起きられない
- 持病が悪化する
- 肌荒れする
気分が落ち不安になっていると、自分より周りの方が幸せそうに見えて余計に落ち込んだり、 過去に付き合った元カレや元カノの方がよかったのではないかと思うことがあります。
またストレスから嫌頭が痛くなったり、食事や睡眠が足りていないと体力が落ち、疲れやすくぼんやりして体調不良や肌荒れにつながることもあるでしょう。
いずれの変化も時期がくれば乗り越えられることが多いので、慌てて別れの結論を出さないように、落ち着いて考えてくださいね。
マリッジブルーの原因|なりやすい人の特徴は?
男性・女性で差はありますが、マリッジブルーの原因は環境が変わることや相手の家族とうまくやっていけるかどうかに対する不安や、結婚準備を経て募るパートナーへの不満などがあげられます。
さらに、経済的・金銭面の不安や、いよいよ大人にならなければならないという責任の重圧を感じることも原因のひとつでしょう。
そのため「なんとかなるさ」と楽観的に考えられる人よりも、次のような性質の人がマリッジブルーになりやすいと考えられます。
▼マリッジブルーになりやすい人の特徴
- 真面目で繊細
- 完璧主義
- 慎重
- 責任感が強い
- 結婚に強い憧れや理想を抱いている
真面目で責任感が強い人ほど、先の生活を想像して不安になったり自信がなくなったりします。
また結婚に夢を持っている人は準備の大変さや相手との温度差に直面すると、「思っていたのと違う」とギャップに悩むこともあるでしょう。
物事を慎重に考えられるのはいいことですが、あまり悲観的にならずに前向きに結婚に向かえるといいですね。
マリッジブルーで破局・婚約破棄って本当?
時期が過ぎれば乗り越えられることが多いとはいえ、マリッジブルーが原因で破局を迎えるカップルがいるのは事実です。
たとえばこちらの人はストレスで体調を崩し入籍を延期されましたが、そのあと婚約破棄の結末を迎えたそうです。
去年に入籍を予定していましたが、私がマリッジブルーからのストレスで身体を壊し延期となってしまいました。引用元:発言小町 – 恋愛・結婚 | 仕事が忙しい婚約者
延期した当時は別れたいとまでは思っていなかったのかもしれませんが、修復が難しかったようですね。
中には結婚前に転居して新生活をスタートさせたのに、相手のマリッジブルーで婚約が解消になったケースもあります。
昨日は夜遅くまで友人の話を聞いてた……4年付き合った人と結婚する事になって仕事も辞めて彼の居る関西まで引っ越してほんの1ヶ月で彼がマリッジブルーになり婚約破棄にまでなったと泣いてた。浮気相手がいるんじゃないかと思ったらそうじゃなくて結婚に自信がないと……まじかよおお!!引用元:Twitter – @nakajima00587
「結婚に自信がない」といういかにもマリッジブルーらしい理由ですね。
また相手のワガママや八つ当たりに、「マリッジブルーなのだと考慮しても気持ちが冷めた」という人もいます。
攻撃的なワガママと八つ当たり、人格否定に金銭感覚の相違、いくらマリッジブルー入ってても、普段そう思ってたんだ?と思ったら冷めたので、取り止めにしましたよー引用元:Twitter – @okome_parapara0
相手も辛い気持ちを抱えていたのだと思われますが、あまりにも酷い振る舞いや思いやりに欠ける言動は、パートナーの心が離れる原因になりますね。
うざい・めんどくさいと思われる?
破局を迎えるとまではいかなくても、マリッジブルーで落ち込んでいるパートナーをうざい・めんどくさいと感じる場合もあります。
こちらの人は落ち込んでいる彼がめんどくさいと感じ、遊びに出かけてもらうことにしたようです。
婚約者のマリッジブルーがめんどくさいので、しばらく遊んでもらおうと思います。(飲みに行かせる)引用元:Twitter – @_SMAP_forever
結婚式のことばかり考えているとそのことで頭がいっぱいになるので、気晴らしはいい手段かもしれませんね。
状況を考慮して、耐えようと頑張る人もいます。
マリッジブルーめんどくさいんじゃが。いや耐えるべきというか受け止めるのも甲斐性なんだろうけど。ここで愚痴るぐらい許されるよね引用元:Twitter – @ootaalia
振り回されず受け止めようと思いつつも、抱え込むと自分も巻き込まれてブルーになりかねないので、少し吐き出すのは大事なことかもしれません。
マリッジブルーの乗り越え方!対処法はある?
マリッジブルーに陥ったら時間が解決するのを待つだけではなく、できる対処をしてパートナーと一緒に乗り越えましょう。
▼マリッジブルーの乗り越え方・対処法の例
対処法 | ポイント・注意点 |
---|---|
ブルーの原因を考える | ・新生活への不安なのか相手への不満なのか、 自分で原因を理解する ・人に相談する ・紙に書き出して整理する |
パートナーに打ち明ける | ・伝えずに不機嫌でいるとパートナーの不安や不満にもつながる ・不安に思っていること、変えてほしいことを相手に伝える ・相手を責める言い方にならないように注意 ・相手の気持ちにも耳を傾ける |
友人や家族に相談する | ・伝えることで頭の中が整理できる ・アドバイスはなるべく素直に聞く |
前向きなことを考える | ・ネガティブな思考をポジティブに変える ・結婚後の楽しい生活を想像する ・行きたいところやしたいことをリストアップする |
気分転換をする | ・一旦結婚や披露宴のことから思考をはずす ・気持ちが切り替わるきっかけを作る ・パートナーのいいところを再認識できる |
マリッジブルーのときに一番よくないのは、パートナーにも打ち明けず自分だけで抱え込むことです。
殻にこもると鬱々した気持ちが溜まり、抜け出せなくなります。
「不安なのはそれだけ真面目に考えているから」「大きな変化だから少しくらい落ち込むのは当然」と考え、自分を責めないようにしましょう。
結婚は自分一人でするものではないので、これからの将来を共にする大切なパートナーと一緒に乗り越えてくださいね。
コメント