「リングガール」「リングボーイ」と並んで人気の「リングドッグ」は、登場した瞬間からゲストを思わずにっこりさせる演出の一つです。
リングドッグが気になっている方の中には、リングピローや犬用衣装の選び方のコツ、登場の演出に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
▼この記事でわかること
大勢の前で緊張しやすい愛犬でも上手にリングドッグが出来る方法を紹介してるので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
リングドッグとは?
リングドッグとは、挙式の指輪交換の際に新郎新婦の下に結婚指輪を届ける犬のことを示します。
リングドッグには新郎新婦いずれかの愛犬を用いることが多く、犬種は大型・小型を問いません。
リングドッグの演出をしたいときはまず最初に、式場側やプランナーさんに実施して大丈夫かを確認してくださいね!
リングドッグのリングピローはどうする?
リングドッグに大切な指輪を運んでもらうときは、指輪を落とさないようにリボンで結ぶなどの工夫をし、犬が運びやすい形態のものをセレクトしましょう。
▼運び方の一例
- 巾着などに入れて首輪につける
- 首輪とリングピローが一体になっている物
- 小さいリュックに入れて背負う
- カゴに入れて咥えてもらう
また、ドレスやタキシードなどの衣装にリンクしたデザインや、世界に一つだけのオリジナルピローを準備したい場合は、DIYで作るのもおすすめです。
自分で制作する自信がない方は、ハンドメイド作家が多数登録しているminne(ミンネ)やCreema(クリーマ) もチェックしてみましょう。
既製品では見られないような手の込んだものや、珍しいデザインのものを販売をしているほか、オリジナルデザインの受注をしている作家さんもいらっしゃいます。
以下はminneを通してハンドメイドのリングピローを購入された人の口コミです。
既製品では感じられないような感動を感じるコメントが多くみられています。
とっても可愛いリングピローでした! ワンちゃんにもピッタリで背負ってもらう事ができました! 使用後も大切に保管しております。 ありがとうございました! 引用元:minne「Collier d’ange*」ショップレビューfullnoon0617
イメージ通りのとても可愛いリングピローを作っていただきました!当日愛犬につけてもらうのが本当に楽しみです! 素敵なリングピローをありがとうございました! 引用元:minne「KRANS」ショップレビューreicheeel017
リングドッグにおすすめの衣装は?
リングピローが決まったら、晴れ舞台にピッタリのおしゃれな衣装を選んでみてはいかがでしょうか。
こちらもリングピローと同様に手頃な価格で既製品の販売も行われている他、新郎新婦とのリンクコーデでこだわりを表現するのも人気です。
お洋服を好まないワンちゃんには、「耳飾り」や「デコレーションした首輪」などを用意する人も多いそう。何も着けないのもマナー違反ではありませんが、折角なので小物は準備した方が華やかになるのでオススメです。
犬用のドレス
ふわふわでボリューミーなドレスを着た妖精のような装いのリングドッグは、ゲストの視線を奪うこと間違いなしです。
- 商品によっては「花嫁」を彷彿させるベールがセットで付いているなど、遊び心が満載の衣装が多い
- 愛犬のサイズをしっかり測り、サイズ調整ができるものを選ぶと安心
- 静電気が起きずらい素材を選ぶ、または購入後静電気を抑える柔軟剤で一度洗う
チュールなどの化学繊維は静電気が起きやすく、愛犬に悪影響を与えてしまいます。余裕をもって用意し、匂いが強くない柔軟剤を使って静電気対策をしましょう。
犬用のタキシード
男の子のワンちゃんには、凛々しい紳士姿の王道タキシードもかっこよくて素敵です。
- 小型・大型犬問わずに似合いやすい
- お洋服として全身で着るタイプと、蝶ネクタイと付け襟だけのタイプがある
- ドレスと同様に、静電気対策はしっかりとしておくと安心
愛犬が男の子なら正装のタキシードは外せませんよね。お洋服が苦手でも部分的なパーツで「タキシード」を彷彿させることができるので、愛犬の性格に合わせて選びましょう。
犬用の着物
犬用の振袖や袴は洋装より少数派なので、登場した瞬間ゲストを「おっ!」と驚かせてくれます。
- 犬でも着やすくて動きやすく制作されているので、安心して着せてあげられる
- 綿などの天然生地は愛犬にも負担をかけにくい
- 袴・着物のデザインも豊富に販売されているものの、洋装と比べると選択肢は狭くなりやすい
結婚式後の犬用の着物は「お正月」にも使えるので、汎用性は高め!記念の衣装をまた着られる機会を作りやすいのも嬉しいですね。
首輪も結婚式仕様に
お洋服を嫌がるわんちゃんには、特別な首輪を用意してあげましょう。
王道のネクタイはもちろん、華やかな花飾りを使った首輪などこだわれる部分は非常に広く、ワンちゃんが嫌がるリスクを最低限まで減らしてくれます。
- 首輪とリングピローが一体化したものもあるので、準備する小物をコンパクトに収められる
- 付き人と一緒にリングドッグをするなら、ハーネスにもウェディング感をプラスして
- DIYでオリジナル首輪を作りやすい
普段お洋服を着ていない愛犬の場合は、首輪やリード・ハーネスでウェディング感を出す方が安心!衣装より準備もし易いので、新郎新婦とリンクコーデにするのも楽しいですね。
犬用の衣装は人間よりサイズ感が難しいため、しっかり採寸して購入しても「サイズが合わない!」ということが多々あります。
衣装が手元に届いたら、早めに試し着をして具合を確認しておきましょう。
愛犬と結婚式!リングドッグの演出例3選
愛くるしい犬が登場するだけでも十分に会場を笑顔にしてくれますが、ちょっとした演出のアレンジでさらにゲストの心を「可愛い」で鷲掴みにすることができます。
「一緒に登場する人」や「使う小道具」「衣装」などで、二人だけのオリジナリティや特別感を演出してみましょう。
リングボーイやリングガールと一緒に入場する
新郎新婦の親戚に4~10歳くらいの子どもがいる場合、リングガールまたはリングボーイとして一緒に登場してもらうのも、注目を集められるのでおすすめです。
リングガールまたはリングボーイの子が迷いなくしっかり歩けるなら、リングドッグが迷子になる心配もなくなる上に、子ども側もかたわらに相棒が居ることで緊張感を和らげてくれるでしょう。
リングガールやリングボーイが登場する挙式はアットホームな雰囲気がして素敵ですよね。そこに愛犬も参加するとなると、思わず新郎新婦もそのご家族もみんな笑顔になってしまいますよ!
乗り物に乗って登場する
おとなしい性格の愛犬なら、電動のおもちゃの車に乗って颯爽と登場するというのも強い印象を与えてくれます。
通販では、ラジコン機能が付いた有名車種をオマージュしたものも多く、入手もとっても簡単でなので準備がし易い点でも魅力です。
大勢の知らない人たちの前を歩くことに怯えてしまう犬も多いそう。その点、ラジコン機能がついた車なら遠隔操縦ができるので「他所に行ってしまう」「歩いてくれない」などのハプニングの発生を抑えることができます。
新郎新婦とリンクコーデにする
新郎新婦の衣装と繋がりがあるデザインの小物を使って、リンクコーデを楽しむのもオリジナル感があって目を惹きます。
例えば新郎の「ネクタイ」の柄を揃えたり、新婦が持つ「ブーケ」と花やデザインを揃えることが人気です。
オリジナルな小物は100円ショップのアイテムを使ってDIYで用意するカップルが多いみたい。作る自信がない場合は、個別制作してくれるハンドメイド作家さんに依頼してみましょう。
リングドッグの失敗談
挙式中はどうしても多くの視線を浴びてしまうので、緊張して予期せぬ行動をとってしまう犬も多いようです。
リングドッグだけでバージンロードを進むと予定にしていても、「もしも」が発生したときに「リングドッグをアシストしてもらう人」をあらかじめ決めて依頼しておくと安心です。
ハプニングを絶対になくしたい場合は、最初から近親者やホテルスタッフ、ドッグトレーナーに付き人になってもらうこともありますよ。
▼よくあるハプニングは?
- リングドッグの演出ができない式場だったと間際に知った
- ゲストに犬嫌いな人がいた
- 思うようにリングドッグが進まず、指輪を届けるまでに時間がかかってしまった
- いざというときのアシストしてもらう人を決めていなくて困ってしまった
ぽてちくんリングドッグ頑張ってきました 真っ直ぐに行ったかと思ったけど、うろうろ笑 これはこれでいい思い出になりましたね 引用元:Twitter@potechi_corgi
リングドッグはスマートに!とはいかなかったけど、ちゃんと届けてくれました 「力が強くてリードを外し損ねてしまって…すみません……。゚(゚´ω`゚)゚。」と式場の方に謝られたけど、そのお陰で捕まえられた アルトありがとう 引用元:Twitter@ceuXceu
このように、少しの寄り道やハプニングなら会場に笑顔を添えてくれるものになります。
ゲストの皆さんも温かく見守ってくれるので、安心して愛犬を信じてみましょう。
まとめ
ここまでリングドッグに関する基本的な情報と衣装・演出アイデアをご紹介してきました。
▼まとめ
- リングドッグとは挙式の際に新郎新婦に結婚指輪を届ける演出・犬のこと
- リングピローには、犬が運びやすいスタイル(リボンで結ぶ・背中に乗せて固定)を選ぶと安心
- 衣装は見た目も大切だが、静電気対策をした体に合ったものを選び、愛犬への負担を軽減する工夫をする
- ハプニングに備えて、いざというときにアシストする人を指名しておく
愛犬と揃っても晴れ舞台は絶対に失敗したくないですが、万が一のトラブルに備えて周りからのバックアップ体制を整えておくと、大きな問題に繋がりにくくなります。
こだわりの衣装の事前チェックや、本番を模した練習をこなして、かけがえのない結婚式に仕上げてくださいね。
なお、リングガールも検討している方にはこちらの記事もおすすめです。
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