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結婚式【新郎父の挨拶例文】短い&身内のみVer.も|挨拶なしでもOK?

結婚式

新郎父の挨拶例文

結婚式のクライマックスは、花嫁の手紙・新郎父からの両家代表挨拶・新郎挨拶と、招待した側の言葉が続きます。

中でも「親からの挨拶」である両家代表挨拶は、マナーを守ってうまくまとまっていなければ、ゲストに失礼になるだけでなく新郎新婦への評価を下げるおそれもある重要なメッセージです。

自信をもって話せる挨拶文作りの参考になるように、次のような情報をまとめて紹介します。

新郎新婦が一生懸命に準備してきた結婚式に花を添え、明るく前向きなお開きとなるように、素敵な挨拶文を作りましょう。

【結婚式】新郎の父の挨拶とは?

新郎の父の挨拶は、「結婚式の最後に両家の親族がおこなうゲストへの挨拶」です。

新郎父の挨拶ではなく「両家代表挨拶」なので、実は新郎の父以外の新郎の母や新婦の父、きょうだいがおこなっても構いません。

誰が両家代表挨拶をするかは、家族・両家の考えを確認して決定してくださいね。

挨拶をおこなうときは次のようなポイントに注意しましょう。

  • 結婚式の主催者としてゲストへの謝辞を述べる
  • 今後の新郎新婦への支援をお願いする
  • ゲストや相手側の親族を敬う

どのような場面でも、結婚式において誰かを否定したり傷つけるような内容はNGです。

新郎新婦や親族・お招きしたゲストの全員が気持ちよくお開きを迎えられるように、話す内容や言葉遣いには配慮してくださいね。

結婚式の新郎父の挨拶例文【全文】

結婚式の新郎父からの挨拶には基本の構成があります。

▼両家代表挨拶の構成

  • 自己紹介と列席いただいたことへのお礼
  • 簡単なエピソード
  • ゲストへのお礼と今後のお付き合いのお願い
  • 結びの言葉

構成を守れば何を話してもいいわけではなく、素敵な挨拶にするためには次のようなポイントを押さえるといいでしょう。

▼挨拶文作成の注意点

  • 忌み言葉(切れる、別れる、離れる、終わる、死ぬなど)を使わない
  • 重ね言葉(重ね重ね、たびたび、ますますなど)を使わない
  • 身内自慢にならないように注意する
  • 長さは500~1000文字以内
  • ゲストの雰囲気(会社関係が多いか、親族が多いかなど)に合わせた文章にする

良かれと思って新郎のことを褒めても、限度を過ぎるとただの親バカとなり新郎新婦からも嫌がられてしまいます。

あくまでゲストにお礼を述べる場面であることを忘れないように気を付けてくださいね。

一方で新婦を褒める言葉は相手の両親にも喜ばれますので、少し含めるのはおすすめですよ。

また、ゲストに会社の上司などが多ければフォーマルな言い回し、ごく親しい親族や友人が多いなら少し砕けたカジュアルな文章が好まれます。

具体的な例文を紹介しますので、参考にして素敵な挨拶文を作りましょう。

【フォーマルバージョン】

ただいまご紹介にあずかりました、新郎の父●●でございます。

(新郎)家、(新婦)家両家を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。

本日はご多用の中新郎新婦のためにご臨席を賜り、誠にありがとうございました。

また熱い祝福と励ましのお言葉を頂戴したことにも大変感激し、厚く御礼申し上げます。

頼りないと心配しておりました息子が素晴らしい伴侶と出会い、そしてこのような幸せな日を迎えられたことを親として非常に喜ばしく思っております。

これもひとえに周りの方々のあたたかいサポートのおかげに違いありません。

皆様のおかげでつつがなく結婚式をおこない晴れて夫婦となりましたが、まだ若く未熟なふたりでございます。

これからの結婚生活、そして人生には幾多の困難が待ち構えているに違いありません。

どうかふたりが壁を乗り越えられるよう、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

披露宴に際しましてはなにぶん不慣れなもので行き届かない点もあったかと存じますが、今日の良き日に免じて何卒ご容赦くださいませ。

最後になりましたが、お集まりくださいました皆様のご健康とご多幸を祈念し、私からの挨拶とさせていただきます。

本日は誠にありがとうございました。

面白いエピソードよりも、ご列席いただいたことへのお礼や今後のお付き合いへのお願いをしっかり言葉にしましょう。

【カジュアルバージョン】

~冒頭自己紹介~

本日はふたりのためにたくさんの方に足をお運びいただき、誠にありがとうございました。

また、皆様からのあたたかいお祝いのお言葉や、楽しい余興も頂戴し、新郎新婦はなんてすばらしい方々に支えられているんだろうと嬉しく思っております。

人見知りで無口な(新郎)から、美人で明るい太陽のような(新婦)さんを紹介されたときは、親として「でかした!」と喜ぶ気持ちと、「いったいどうしてこんなに素敵な娘さんが…?」と不思議に思う気持ちも芽生えました。

しかし、(新婦)さんが(新郎)を頼りにしている様子や、ふたりで穏やかに笑い合っている姿も見せてくれ、互いに補い合い高め合える最高のパートナーなのだろうと安心しています。

素晴らしい女性を射止めた(新郎)、よくやった!

そして(新郎)の口に出さない優しさに気付いてくれた(新婦)さん、どうもありがとう!

これからふたりは力を合わせて人生を歩んでいきますが、困難に出くわすこともあるかと思います。

そのような時にはぜひご列席の皆様のお力添えをいただきたく、今後も変わらぬご指導とお付き合いをお願いいたします。

結びに、皆様のご健康とさらなるお幸せをお祈りしまして、私からの挨拶に代えさせていただきます。

本日は誠にありがとうございました。

会社の上司など目上の人が少ない場合は、クスっと笑えるようなエピソードを含めるといいですよ。

結婚式の新郎父の挨拶例文【短いバージョン】

あまり挨拶に慣れていない、長く話すのは苦手だと思われるなら、挨拶はごくコンパクトにおさめても構いません。

必要な要素を入れ込んで、簡潔にまとめましょう。

~冒頭自己紹介~

本日はご多用の中ご列席くださり誠にありがとうございます。

(新郎)家、(新婦)家両家を代表いたしまして、厚く御礼申し上げます。

またあたたかい祝福と激励のお言葉も頂戴し、感謝の気持ちでいっぱいです。

皆様の支えもあり夫婦となったふたりですが、まだ未熟で至らない点も多いかと存じます。

どうかこれからも見守り、変わらぬご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

結びとなりましたが皆様のご健勝とご多幸をお祈りし、私からの挨拶の言葉とさせていただきます。

本日は誠にありがとうございました。

250文字程度と短くまとめていますが、ゲストへの感謝の意を表したきちんとした挨拶文ですよ。

結婚式の新郎父の挨拶例文【身内・親族のみ】

親族のみの結婚式の場合、列席者は招待したゲストでありつつも、幼いころから両親と一緒に新郎新婦を見守ってきた身内です。

あまり他人行儀な挨拶よりも、心温まるようなエピソードを含めた和やかな挨拶文の方が喜ばれますよ。

~冒頭自己紹介・挨拶文~

小さいころはやんちゃで心配した(新郎)も、皆様の支えのおかげで一人前の大人になり、(新婦)さんという生涯の伴侶と出会い今日の良き日を迎えています。

(新婦)さんはご両親やご親族の皆様が愛情深く育まれたことがわかるような、笑顔が素敵な素晴らしい女性です。

このようなご縁に恵まれたことを心から嬉しく思っております。

これからのふたりには、幸せな時も困難が訪れることと存じます。

どうかその時は手を差し伸べ、助言いただければ幸いです。

(新郎)家および(新婦)家の発展と皆様のご多幸をお祈りし、私からの結びの挨拶とさせていただきます。

本日は誠にありがとうございました。

新郎だけではなく、新婦のことを大切に思う人たちも集まっていることを忘れないでくださいね!

結婚式の新郎父の挨拶例文【その他編】

結婚式に関係する儀式での新郎父の役割は、披露宴のお開きの場面に限りません。

いろんなシーンでその時の状況に合わせた挨拶ができると素敵ですね。

両家代表挨拶やその他のシーンで使える例文と、挨拶のポイントを解説します。

結婚式の新郎父の挨拶例文【コロナ】

コロナ禍での結婚式は、開催する両家にも列席するゲストにも負担がかかります。

悩みながら準備を進めたことや、そのような状況の中で参列いただいたことへの感謝の気持ちを述べると、聞いている人の心に響くことでしょう。

言葉を添えるなら、冒頭か締めの部分がおすすめです。

【冒頭で述べる場合】

新型コロナウイルスが猛威を振るい不安定な社会情勢にもかかわらず、ご列席くださいました皆様、本日は誠にありがとうございます。

新郎新婦並びに私どもも大変難しい選択ではございましたが、日頃よりお世話になっている皆様にふたりの門出を見守っていただきたいとの思いで、披露宴の開催を決意いたしました。

ご不安とご不便をおかけしながらの結婚式にお越しいただけたこと、(新郎)家、(新婦)家を代表して厚く御礼申し上げます。

【締めで述べる場合】

また最後になりましたが、コロナ禍で社会情勢も不安定な中ご臨席を賜りましたことにも深く感謝いたしております。

皆様のご健康とご多幸を祈念いたしまして、私からの挨拶に代えさせていただきます。

コロナウイルス感染症以外にも、自然災害などで結婚式を執り行うことにためらいがあった場合に、言葉を添えることがあります。

誰かを気遣ってのことではありますが、注意しなければならないのはそのことで傷ついている人がいるかもしれない点です。

悲しい思いを呼び起こすような具体的すぎるコメントは控え、感謝やねぎらい、お悔やみの言葉を簡潔に伝えましょう。

新郎父の挨拶例文【乾杯の挨拶】

新郎新婦の会社関係者や友人も列席する場合、目上の人や特に親しい人に乾杯の発声を依頼するのが通例です。

しかし、親族のみの結婚式や身内+ごく親しい友人のみの披露宴の場合、新郎の父が乾杯の音頭を取ることもあります。

基本の構成を守れば、それほど難しくなく挨拶文を作成できますよ。

▼新郎父による乾杯の挨拶

  • 自己紹介
  • ゲストへの感謝の言葉
  • 新郎新婦へのはなむけの言葉やエピソード
  • 乾杯の発声

簡単な例文も紹介します。

ただいまご紹介にあずかりました、新郎の父、●●と申します。

ご列席くださいました皆様、本日はご多用の中足をお運びくださりありがとうございます。

誠に僭越ではございますが、乾杯の音頭を取らせていただきます。

(新郎)、(新婦)さん、結婚おめでとう!

こんなにもたくさんの方に祝福され、ふたりの顔に笑顔が輝いているのをとても嬉しく思っています。

~エピソードやはなむけの言葉~

新郎新婦の末永い幸せと、皆様のご健勝とご多幸をお祈りしまして、乾杯をしたいと思います。

皆様ご唱和ください。乾杯!

新郎父の挨拶例文【顔合わせの挨拶】

結婚式の前に両家の顔合わせをおこなったり、結婚式はせずに新郎新婦と両親だけで挨拶を兼ねた食事会をおこなうケースが多く見られます。

その際にも新郎父が挨拶をして会を始めるので、次のようなポイントを押さえておきましょう。

  • 集まれたことへの喜びと感謝
  • どのような会にしたいか

今日はよろしくお願いしますという気持ちを言葉にしましょう!

本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。この度息子の(新郎)と(新婦)さんが結婚することとなりました。

素敵なご縁に恵まれましたこと、父として大変嬉しく思っております。

今日は楽しく食事をしながら親睦を深めたいと思いますので、短い時間ではございますがよろしくお願いいたします。

新郎父の挨拶例文【ユーモア】

新郎父の挨拶は堅苦しくなりがちですが、笑いが生まれるようなユーモアある内容にしても構いません。

ただし誰かをおとしめるような皮肉や、下品な内容はNGです。

あくまでクスっと笑えるような微笑ましい内容にしてください。

【新婦を気遣う言葉】

皆様、(新婦)さんはケーキが大好きです!特にチーズケーキに目がありません。

ぜひチーズケーキを手土産に、ふたりの新居にも遊びに行ってやってください。

今後とも変わらぬお付き合いをお願いいたします。

友人の結婚式で新郎の父がこのように話していました。友人が新郎家に可愛がられているのを感じて、すっごく嬉しかったです。

【新郎への言葉】

まるでごぼうのようにひょろりと細かった(新郎)が、(新婦)さんと出会ってからずいぶん横に成長し、今ではすっかり貫禄が出ております。

(新婦)さんと、(新婦)さんが作ってくれる美味しい料理のとりこになっているに違いありません。

かつて妻にすっかり胃袋をつかまれた自分を思い出し、血は争えないのだなぁと微笑ましく思っております。

新郎父の挨拶例文【心に残る】

感動して心に残る新郎父の挨拶もおすすめです。

新郎新婦へのはなむけやゲストへの感謝の言葉に、たくさんの思いを込めてみましょう。

【ふたりへの激励の言葉】

(新郎)、(新婦)さん、家庭は小さな会社です。

大事なことを勝手に決めてしまうワンマン社長や、信頼されていないと感じるような秘密主義な相方ではブラック企業のようになってしまいます。

ふたりで共同経営者として、助け合い、分かち合い、目指す家族の形を共有し、家事も分担して、素敵なホワイト家庭を築いてください。

思わず感心してしまうような激励の言葉です!

【ゲストへの感謝の言葉】

(新郎)が思春期を迎えてからは会話も少なくなり、友達を遊ぶ姿を見る機会もなくなっておりました。

しかし今日はたくさんの方に囲まれ、励まされ、屈託なく笑う姿を見られて、こんなに素敵なご友人に恵まれていることを知れました。

まだ未熟だと思っていましたが、皆様に支えられて立派に成長を遂げていたのだと嬉しく思っております。

どうかこれからも(新郎)、そして(新婦)さんの良き相談相手となり、ふたりの行く末を見守っていただければ幸いです。

友人を褒めるような言葉も、結婚式ではとても喜ばれますよ。

【Q&A】新郎父の挨拶のよくある質問

新郎父の挨拶については、文面以外でもよく聞かれる心配事があります。

よく気にされる「挨拶はなしでもいいのか?」「メモを見てもいいのか?」について解説しますね。

結婚式で新郎父の挨拶はなしでもOK?

結婚式で、絶対に新郎父が挨拶をしなければならないとは限りません。

実は両家代表挨拶そのものがない結婚式も増えています。

以前は「両家両親が結婚式をおこなう」というスタンスが主流でしたが、「新郎新婦が両親もゲストとしておもてなしする」ように結婚式の形が変わってきているのも大きな要因のひとつです。

その場合披露宴の結びには、新郎がゲストや家族への感謝を述べてお開きとなります。

また「新郎父の挨拶とは?」でも解説したように、新婦父やほかの家族が挨拶するケースもありますので、両家にとっていい形を探してくださいね。

挨拶は紙のカンペを持っていてもOK?

新郎父の挨拶に限らず、結婚式や顔合わせで言葉を述べる場面で、カンペを読んでも問題ありません。

気になるようであれば冒頭に一言断りを入れるとスマートです。

▼カンペを読む際の断りの一言の例

・お話しすることを考えてまいりましたが、大変緊張して頭が真っ白になってしまいそうなので、恐縮ですがメモを読ませていただきます。

・なにぶん口下手で上手く伝えられそうにありませんので、気持ちをしたためてきたこちらの手紙を読ませていただきます。ご了承くださいませ。

またいくらカンペといっても、くしゃくしゃのメモ書きはよくありません。

手に持って読む際にはゲストの目に留まることを見越して、美しい便箋などに書き、きれいに畳んでポケットに忍ばせてくださいね。

まとめ

新郎父の挨拶は、短い時間でありつつも披露宴のイメージを左右する重要な場面です。

  • ゲストへの感謝の気持ちを述べる
  • 新婦側へも配慮した言葉を添える
  • 長さは500~1000文字程度に抑える
  • ユーモアあふれる挨拶文はOKだが、皮肉や誰かを傷つける内容はNG

挨拶文の内容によって、しっとりした雰囲気を演出することも、ゲストの笑顔を生んで明るい空気を作ることもできます。

そこにいる全員が気持ちよく聞ける文章で、披露宴や顔合わせの席を盛り上げましょう。

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