人生を共に歩む宝物の結婚指輪ですが、「納品されたから早くつけたい!」「結婚式前だけどつけて平気?」と身につける始めるタイミングやマナーがわかりずらいですよね。
そんな人に向けて、この記事では結婚指輪を愛用し始める適切なタイミングについて詳しく解説していきます。
結婚式や入籍を境に身につけ始めることが多い結婚指輪ですが、それ以外のイレギュラーな悩みにもしっかりお答えしていきます。
ジュエリーコーディネーターの資格を持つ筆者が、目安やタイミングに関する疑問にわかりやすく解説します!
結婚指輪はいつからつける?
プロポーズを境に身につける婚約指輪と異なり、結婚指輪をつけるタイミングは主に「結婚式」「入籍の日」「それ以外」の3つのパターンに分けられ、明確なタイミングは決まっていません。
最近では結婚式や結納を行わずに入籍だけを行うカップルも多いですが、結婚指輪をつける目安は共通して「社会的・第三者から見て自分たちの関係が大きく変わった節目」をきっかけにすると考えておけば間違いありません。
①結婚式当日からが定番
もっともわかりやすくて一般的といえるタイミングは、結婚式の指輪交換をきっかけとすることです。
これは「結婚式まで結婚指輪をつけたくない」と回答しているカップルの割合が69.9%と非常に高いことからもよくわかります。(引用元:マイナビウェディング)
パートナーの手によって初めて指を通した指輪を「夫婦の証」として生涯つけ続けるのはロマンティックですよね!
神聖な儀式を境にすることで、「気持ちの区切りがつけられる」「結婚式の思い出と一緒に指輪を大切にしていける」といった意見が目立ちます。
②結婚式しない場合は入籍日が多い
結婚届や入籍届といった公的な書類を提出し、戸籍上で夫婦・家族となった証として結婚指輪の着用を始めるケースも非常に多い事例です。
入籍後に少し時間を空けてから結婚式を挙げる場合は、届け出を提出した頃に結婚指輪の着用を始めることが多いでしょう。
結婚指輪はつけたままなことが多いので、結婚式前に汚れや小キズを落とすクリーニングや新品仕上げに出すことをおすすめします。指輪を購入したお店で引き受けてくれるので、保証内容を確認して相談してみてくださいね!
③買ってすぐつける人も
結婚指輪の納品後、すぐに着用を始めるのはマナー違反ではありません。
二人だけの結婚指輪が届いたら「すぐにつけたい!」とワクワクするのは当然で、それが二人の間で納得したタイミングならば納品直後から着用を始めても大丈夫です。
筆者が担当したお客様の中には、納品時のチェックの際に着用し、そのままおつけになったまま帰られたお客様もいらっしゃいます。その他には「二人の記念日」や「誕生日」など、二人にとって意味がある日取りに結婚指輪をつけ始めるカップルも多いようですよ!
結婚指輪をつけるタイミング【ケース別】
結婚指輪つけ始める前後で悩みやすいシーン・シチュエーション別に、結婚指輪の着用に関するマナーを解説していきます。
▼結婚指輪の着用に悩むシーン
入籍前はつけない方がいい? | つけてもマナー違反ではありません |
---|---|
会社ではいつからつけていい? | 上司に結婚報告をしてからがベター |
顔合わせではつけるべき? | どちらでもOK |
出産後はいつからつけていい? | 体の調子が安定してからが安心 |
いざその時になると「あれ?今はつけていい?」と悩むシーンは案外多くあります。基本的には個人やカップルによってそれぞれ異なりますが、職場や顔合わせなどの礼儀作法を問われるシーンはマナーを押さえておきましょう。
入籍前につけるのはアリ?
入籍前でも結婚指輪をつけ始めることは全く問題ありません。
「結婚」していることの証の指輪だから、籍を入れた後じゃないとダメなの?
実は結婚指輪をつけはじめるタイミングには明確な決まりごとはありません。ですので、入籍前に友人や家族にお披露目したり、前撮りのときにつけるのもマナー違反ではないんですよ!
「結婚」には長い準備期間が必要で結婚式が近づくにつれて忙しくなるので、カップルによっては、時間的に余裕がある挙式半年前くらいに結婚指輪を注文することもあります。
早めに手元に届いた結婚指輪を身につけることはもちろん、SNS用の写真や前撮りの小物に使うなど、「今しかできないこと」を楽しむのも素敵です。
会社では結婚指輪をいつからつける?
職場に結婚指輪をつけていく前に、まずは上司や先輩、同僚に結婚報告を済ませておくことが一般的なマナーです。
指輪着用の可否は職場環境や会社規約にもよるものの、「結婚指輪をつけない」としても結婚が決まったタイミングで報告をしておくと以降の流れがスムーズになります。
ある日突然、部下や同僚が婚約指輪や結婚指輪をつけてきたら驚きますよね。特に直属の上司には入籍前にきちんと報告をし、結婚式の予定や今後の働き方、苗字の変更について相談をしましょう。
顔合わせでは結婚指輪をつける?
両家顔合わせのときも結婚指輪の着用は自由で、カップルや家族によって考え方は異なります。
むしろ顔合わせまでに準備を強く意識するのは婚約指輪の方で、結婚指輪は「結婚式」を目安に考えるご家族が多い傾向があります。
一方で、「結納」を執り行う場合は結婚指輪も「結納品」に含まれることがるので、両家のご両親に準備の有無を相談しておくと安心です。
▼顔合わせで結婚指輪をつけたい場合
顔合わせは結婚式3~6ヵ月前に執り行うのが一般的ですが、結婚指輪は、お二人のためだけに一からお作りするので、納品までに1か月半~2か月かかってしまいます。※ブランドによって即納品出来る場合もあり
顔合わせまでに結婚指輪をつけたいと計画するなら、以降のスケジュールを明確に決めて余裕を持ってショップを訪れることをおすすめします。
出産後はいつからつける?
出産後はどうしても体がむくみやすく、安定するタイミングも個人差が大きいため指輪をつけ直すタイミングも人によって全く異なります。
むくみが落ち着く目安は産後2週間前後ですが、半年経過してもむくみやすい体質や体重が戻らないことも少なくありません。
まずはむくみが出にくい午前中だけ試しにつけて様子をみるなど、自分の体調と相談してみましょう。
結婚指輪を急につける女の理由とは?
今まで結婚指輪をしていなかった女性が突然結婚指輪をつけ始める理由は、以下の3つが考えられます。
▼女性が突然結婚指輪をつける理由
- 結婚が決まって指輪をつけ始めた
- 既婚者であることや、恋人がいることを周りに伝えるため
- 何らかの事情でつけられなかっただけ
結婚指輪は「自分は既婚者です」と暗に伝えることができるため、好意を寄せられるのを防ぎたい場合につけることもあります。
また前項で解説したように、体質の変化によって一時的につけられなかった指輪がつけられるようになった場合なども予想できます。
まとめ
ここまで結婚指輪をつけるタイミングや、シチュエーションごとの着用の有無について詳しく解説してきました。
▼まとめ
- 結婚指輪をつけ始める定番は「結婚式」や「入籍時」が定番だが、明確な決まりはない
- 二人で好きなタイミングを決めが、会社や顔合わせなどマナーが重要視されるときは慎重になるべき
- 突然結婚指輪をつけはじめる女性は、結婚したか好意避けの可能性が高い
二人の絆を形にした結婚指輪は、すぐに指を通して眺めていたい宝物ですよね。
結婚指輪には明確な着用開始時期のルールやマナーは無いので、二人が納得したタイミングで愛用を開始してくださいね。
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