つい嗅ぎたくなるような甘い香りと味で魅了される方も多い、メープルシロップ。
香り高いため、そのままはもちろん、料理にも活躍しますが、「健康に悪い」、「カビの危険性がある」といったネットで出てくるワードが気になりますね。
実はメープルシロップは健康に影響を与えることはなく、ダイエットにも推奨されていますよ。
今回は気になる悪い噂や、はちみつの違いなどを紐解いていきます。
▼この記事でわかること
メープルシロップの効果的な使用方法についても説明していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
メープルシロップが健康に悪い・体に悪いと言われる理由
メープルシロップが健康や体に悪いと言われている理由が3つありました。
ダイエットにも良いとの評判がある中で、太るのは気になりますが、メープルシロップは糖質ですので、なんだか矛盾に聞こえてきますよね。
とはいえ、メープルシロップは添加物を一切使用していない100%植物由来で、カビが生えやすいといった口コミがありますが、体に悪影響を与えるものは一切含まれていません。
こちらをひとつずつ検証していきます。
メープルシロップは危険性がある?
メープルシロップには危険性はなく、美味しくてハマってしまうといった中毒性があるため、そういった危険性のことでしょう。
また原料を知らない方が意外と多く、「メープルシロップ=人工甘味料」といった勘違いで危険性を連想しているといったことも挙げられます。
「ケーキシロップ」は人工甘味料ですので、こちらと勘違いしているのかもしれませんね。
メープルシロップは太る?
メープルシロップは、砂糖やはちみつに比べてカロリーと糖質が低く、低Gi食品ですので比較的に太りにくい糖質に分類され、ダイエットでの置き換えにも向いてます。
しかし、ホットケーキやパンケーキなど、メープルシロップとの相性が良いスイーツは、カロリーや糖質量が高いですので、一緒に摂るものによって、カロリーオーバーになり、結果太ったということに繋がります。
高カロリーになりそうなものと摂る時は、メープルシロップをかけすぎないようにしたいですね。
メープルシロップはカビが生えやすい?
メープルシロップは自然由来で添加物が一切含まれていないため、開封後に白い膜のようなカビが生えやすいですが、体に害のないものでした。
ユーロチウム属のカビですが、このカビはカビ毒を生成せず、食べても人体に影響はありません。引用元:Yahoo!知恵袋ーユーロチウム属のカビ
カビに関してはそれほど心配しなくとも良いかと思いますが、あまり食べることはお勧めしません。引用元:Yahoo!知恵袋ーカビに関してはそれほ
一般的に「カビ」と聞くと「体に悪いもの」と思われがちですが、メープルシロップで繁殖したカビは体内への悪い影響はありません。
しかし食感が悪くなりますので、カビの部分を除いてから口にするようにしてください。
また異臭がしたり、黒くなっていたりしていたら、劣化して腐っている恐れがありますので、破棄するようにしましょう。
開封後はしっかり蓋をして保存をしましょうね。
メープルシロップの効果は?体にいい理由
メープルシロップは、健康維持に役立つ食品ですので、砂糖などの置き換えにしている方もいます。
ここでは体にいい理由について検証してみます。
健康に役立つ摂取の仕方も解説していますので、早速みていきます。
メープルシロップはダイエットに向いている
メープルシロップはダイエットだけでなく、美容にも役立ちます。
メープルシロップは砂糖やはちみつに比べてカロリーと糖質量が低く、食後の血糖値を緩やかに上昇させ、糖を脂質として体に溜め込むことがありません。
美容面では、体内のサビを防ぐ抗酸化作用、むくみ予防、肌荒れ予防に必要なミネラル等が含まれていますので、特に女性には嬉しいものです。
このダイエットと美容面を効率良く発揮させるメープルシロップを使った「マスタークレンズダイエット」といったダイエットがあり、海外では主流であり、有名アーティストも取り入れているとのことでした。
メープルシロップを入れたレモネードを置き換えるといったやり方ですので、ほぼ断食になり、向き不向きがありますので、こちらを行う場合はしっかり事前調べをしておきましょう。
メープルシロップはアレルギーの心配がない
メープルシロップは樹木の蜜ですので、アレルギーをお持ちの方でも安心して摂ることができます。
メープルシロップは、樹液なので、花粉などのアレルゲンが含まれている率が低い。引用元:Yahoo!知恵袋ーメープルシロップは、
万が一、メープルシロップで体に症状が出た場合ですが、メープルシロップの樹木である楓が体質に合わない、もしくは、アレルギー症状を起こしやすい卵や乳製品などと一緒に摂ったことが原因として考えられますので、食物アレルギーをお持ちの方は、気をつけましょう。
毎日砂糖の代わりに摂り入れるといい
メープルシロップは砂糖に較べてカロリーと糖質量が低くなりますので、砂糖の代わりにすることでカロリーダウンに繋がります。
また不足しがちなミネラルも効率良く摂れますので、ダイエットだけでなく栄養面でも推奨できますよ。
続けることで効果を期待できますので、まずは置き換えで1ヶ月様子見てもいいですね。
メープルシロップの栄養成分
気になる栄養成分をまとめてみました。
100gあたり | |
---|---|
エネルギー | 257kcal |
たんぱく質 | 0.1g |
脂質 | 0g |
炭水化物(糖質) | 66.3g |
カリウム | 230mg |
カルシウム | 75mg |
ビタミンB2 | 0.02mg |
亜鉛 | 1.5mg |
骨を作るカルシウム、体内の代謝を促すビタミンB2、肌荒れや味覚障害を防ぐ亜鉛などは、不足しやすいですので、積極的に摂っていくのが大切になり、メープルシロップで気軽に摂れるのがいいですね。
カロリーや糖質量は?
メープルシロップのカロリーや糖質ですが、砂糖やはちみつに比べて低いと言われていますが、実際に比較してみました。
メープルシロップ | はちみつ | 砂糖 | |
---|---|---|---|
カロリー(100ml) | 257kcal | 303kcal | 391kcal |
糖質 | 66.3g | 81.9g | 99.3g |
カロリーは、はちみつに比べて約50kcal、砂糖に較べて約100kcal程の差がありますので、置き換えを続けることで、グーンと抑えることができます。
メープルシロップの種類&グレード
メープルシロップには、いくつかの種類とグレードがあり、それにより値段もピンキリです。
それぞれの特徴を抑えておくと、選ぶのも楽しくなりそうですね。
特徴 | |
---|---|
ゴールデン(Golden) | 繊細な風味とやさしい甘さ |
アンバー(Anber) | スッキリとした甘さでさまざまな用途向け |
ダーク(Dark) | パンやお菓子の風味付けやお肉料理とも相性が良い |
ベリーダーク(Verydark) | 肉や魚料理、燻製料理の調味料におすすめ |
樹液の採取時期によって4つの等級に分かれ、早い順に、ゴールデン(Golden)、アンバー(Ander)、ダーク(Dark)、ベリーダーク(Berrydark)で、早い時期に採取した樹液で作るほど、色が明るく、味も軽やかで上品な舌触りになります。また早い時期ほど、値段も少々高いのが特徴です。
等級別になりますが、品質に優劣はありませんので、用途別で選ぶといいですね。
メープルシロップには本物と偽物がある?
メープルシロップは、カエデ樹液だけで作られたものが本物になりますが、「メープルシロップ風味」といったメープルシロップに見立てた偽物を見かけます。
見分け方としては
- 値段(250mlで約1000円以上)
- 原材料(ショ糖などの添加物が入っていないか)
この2点を確認してから購入してみてくださいね。
また最近では日本産のメープルシロップが増えてきましたが、より本物を求めるのであれば、高品質かつ安全性に優れているカナダ産がおすすめですよ。
メープルシロップの賞味期限
メープルシロップは糖類ですので、賞味期限が長そうなイメージですが、開封前後と大きく異なります。
未開封ですと常温で1年、メーカーによって異なりますが長いものでしたら4年ほどですので、メープルシロップは腐りにくい商品ですね。
またメープルシロップは保存料を一切使用していない天然由来ですので、開封後は1ヶ月以内を目安に使い切るようにしましょう。
とはいえ、「使い切れずにダメにしてしまった、、、」ということがなく、最後まで楽しめる保存方法がありますので、こちらも試してみてください。
メープルシロップ開封後の保存方法
- 冷蔵庫で保管
- 冷凍保存
- プラスチック容器であれば瓶に移す
「冷凍したら、カチコチに凍ってしまうのではないか、、」と思いますが、メープルシロップは糖度が高いですので、少し粘土は高くなりますが凍ることはないので、短期間で使う予定がなければ、冷凍保存がいいですね。
メープルシロップは何歳から?いつから与えてOK?
メープルシロップは、生後10ヶ月から与えても大丈夫です。
高温で殺菌処理はされていますが、万が一、アレルギー症状をきたしてしまう子もいますので、赤ちゃんで与える場合は生後10ヶ月を過ぎた頃にしましょう。
また甘味が強く、赤ちゃんにとっては刺激になるので、少しずつ与えて様子を見て与えるようにしてください。
メープルシロップとはちみつの違い❘どっちがいい?
メープルシロップとはちみつは一見似ていますが、大きな違いとしては採取方法です。
採取方法 | |
---|---|
メープルシロップ | ミツバチ |
はちみつ | カエデ樹木 |
メープルシロップはカエデ樹木の幹に傷をつけて、そこから溢れる樹液を採取していますが、一方で、はちみつはミツバチが花から採取した蜜を、巣の中で濃縮させています。
また栄養素やカロリーも異なり、メープルシロップはビタミンはほぼ含まれていませんが、鉄分やカルシウムなどのミネラルが豊富であり、はちみつはナイアシンやビタミンB3などのビタミンや、アミノ酸が多く含まれていますよ。
メープルシロップは生後10ヶ月から与えてもいいですが、はちみつは1歳未満の乳児に与えてしまうと「ボツリヌス症」の心配がありますので、うっかり与えないように気をつけてくださいね。
まとめ
今回はメープルシロップが健康に悪いのかを検証してみました。
メープルシロップは過剰摂取しなければ、私たちの健康に役立ち、お菓子や料理の際の調味料としても活躍できる万能なものということがわかりました。
砂糖の代わりに使用できますので、ダイエット中に置き換えてもいいですね。
等級も紹介していきましたので、ぜひ用途別で手に取ってみてください。
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