腸内環境を整えてお腹をスッキリさせてくれるフラクトオリゴ糖。
ダイエットしている方や便秘を改善したい方などから高い関心を集めています。
しかし、フラクトオリゴ糖は「危険」「太る」という情報があり、不安を感じている方は少なからずいるようです。
そこで今回は、フラクトオリゴ糖についての体への影響や口コミについてご紹介します。
▼この記事で分かること
フラクトオリゴ糖の効果についても解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
フラクトオリゴ糖は危険なの?口コミまとめ
適度な甘さがあり、クセがなく普段の食事に手軽に摂り入れることができるフラクトオリゴ糖。
健康に良いという理由から利用している人が多いですが、「危険なのでは」と感じている人もいるようです。
よく聞かれるフラクトオリゴ糖の評判や口コミには以下のようなものがありました。
フラクトオリゴ糖とは、砂糖に果糖が1個から数個結びついたもので、少糖類とも言われています。
砂糖を原料につくられるため、くせがなくあっさりとした甘みが特徴。
カロリーは一般的な砂糖の約半分であるため、ダイエットしている方や健康を維持したい方にとって適しているでしょう。
フラクトオリゴ糖は植物から抽出して作られますが、もともとは自然界にあるもので野菜や果物の中にも存在しています。
難消化性のオリゴ糖であり、胃や小腸で分解されずそのまま大腸に届きます。
善玉菌のエサになり、便秘や下痢を改善するため「お腹の調子を整える」として特定保健用食品(トクホ)の関与成分でもあります。
フラクトオリゴ糖のデメリット
フラクトオリゴ糖のデメリットで多く聞かれたのは以下の3つでした。
健康に良いという理由で使用している口コミが大半でしたが、一部でフラクトオリゴ糖は危険なのではと言われているため、気になりますよね。
フラクトオリゴ糖は太る?
口コミを調べたところ、「フラクトオリゴ糖は太る」と心配している意見も聞かれました。
フラクトオリゴ糖も摂り過ぎたら太るの?引用元:Twitter-@bbs9269
フラクトオリゴ糖は砂糖と果糖が結びついていて、砂糖よりもカロリーが半分であるため、太りにくいといえます。
さらに整腸作用もあるため、ダイエットしたい方には適しているでしょう。
しかし、低カロリーだからといって大量に使用してしまうと、カロリーの摂りすぎで太る可能性はあるので、摂り過ぎには注意しましょう。
砂糖の代用として、料理に使ったり、ヨーグルトにかけて食べる等の使い方がおすすめです。
フラクトオリゴ糖は固まる?
フラクトオリゴ糖は固まることがあるため、保存方法に気を付けてください。
オリゴ糖のシロップが固まってしまったのですが、どうすれば元に戻るでしょうか?引用元:ヤフー知恵袋-料理食材
砂糖は乾燥などの理由により、固まることがありますが、フラクトオリゴ糖も温度や湿度が低すぎる場合、固まることがあります。
フラクトオリゴ糖には液体タイプか粉末タイプの2種類がありますが、基本は直射日光を避けて室温保存のものが多いです。
冷蔵庫で保存すると温度と湿度が低すぎて固まることがあるので注意してくださいね。
もし固まってしまった場合、湯銭などで温めるという方法もあります。
商品により多少違いがあるため、保存方法を確認してから使用しましょう。
人工甘味料が含まれていて危険?
フラクトオリゴ糖の商品によっては人工甘味料が含まれているタイプもあるので不安に思う方もいるようです。
商品としてのフラクトオリゴ糖シロップ等には人工甘味料が添加されたものがあるかも知れません 引用元:Yahoo!知恵袋-料理、食材
フラクトオリゴ糖はカロリーが低いことが特徴ですが、甘さは砂糖と比べると少ないため、甘さを高める目的で人工甘味料を配合している商品もあります。
特にシロップタイプには甘さを追加する目的で人工甘味料が使われているものが多いです。
人工甘味料って体に悪いイメージがあるけど、実際どうなんだろう?
人工甘味料と聞くと、悪いもののように感じるかもしれませんが、危険なものではないため安心してくださいね。
人工甘味料にはアスパールテーム、サッカリン、スクラロースなどがあり、清涼飲料水やダイエット食品に多く使用されています。
これらはいずれもカロリーは0kcalで、血糖値も上げず、少量でも十分な甘さを感じることができます。
しかし、習慣的に人工甘味料を摂取していると、甘い物を食べているのに血糖値が上がらないため、脳が異常に反応してしまい、より甘いものを求めてしまい食べ過ぎるというデメリットもあります。
摂り過ぎには注意してくださいね。
添加物を極力摂りたくない方は、フラクトオリゴ糖の純度が100%に近いものを選びましょう。
フラクトオリゴ糖のメリット
フラクトオリゴ糖に関してメリットとして多く聞かれたのは以下の2つでした。
フラクトオリゴ糖はビフィズス菌を増やし善玉菌を優勢に保つ働きがあるため、便秘や下痢に効果があったと実感している意見が多くありました。
腸内環境を改善する
口コミを調査したところ、フラクトオリゴ糖により「腸内環境が改善された」という意見が目立ちました。
便秘が良くなったからフラクトオリゴ糖はやめたくない 引用元:Twitter-@S_Agaretweet
便秘や下痢などの腸内環境が悪い原因は、食事やストレス、運動不足など理由は様々ありますよね。
忙しい現代人にとって改善したくても中々難しい場合もあるかもしれません。
フラクトオリゴ糖はビフィズス菌を増やし、おなかの調子を整える成分として認められています。(参考1):厚生労働省e-ヘルスネット-オリゴ糖
便秘や下痢でお悩みの方は、フラクトオリゴ糖を普段の食事に取り入れてみるのもいいかもしれません。
アレルギーや花粉症に効果的
アレルギーや花粉症を改善させるために、フラクトオリゴ糖を摂っているという意見も多数ありました。
ビフィズス菌や善玉菌などのエサになる、フラクトオリゴ糖。腸の調子が善くなれば、肌、髪の毛、アレルギーなども善くなるらしい。引用元:Twitter-@NS1N8LIIG9epJUe
フラクトオリゴ糖には、善玉菌を増やしたり、活性化させる働きがあります。
アレルギー反応に関与している肥満細胞を減少させ、アレルギー治療に効果があると明らかになっています。(参考2):国立研究開発法人科学技術振興機構-フラクトオリゴ糖の抗アレルギー効果
腸内環境が良い状態であればアレルギーを抑制し健康を維持できます。
年々、アレルギーで悩む人が増えていますが、悪い生活習慣や食事を続けていると、腸内の悪玉菌が多くなり、アレルギーを引き起こす原因になってしまいます。
腸内環境を整えることはアレルギーを予防になるため、腸を労わってあげることは大切ですね。
フラクトオリゴ糖の効果
フラクトオリゴ糖には腸内環境を整えてくれ、血糖値を上げないなど様々な効果が期待できます。
- お腹の調子を整える
- アレルギーを予防し免疫の改善
- 血糖値を上げない
- 虫歯の原因にならない
上記でフラクトオリゴ糖は整腸効果やアレルギーを予防すると解説しました。
それ以外の働きとしては、血糖値を上げないという特徴があります。
フラクトオリゴ糖はプレバイオティクスとして胃や小腸で消化吸収されずに大腸に届き、摂った後も血糖値はほとんど上昇しないため、高血糖を予防してくれます。
血糖値に影響しないことから糖尿病を予防する効果も期待できます。
さらに、フラクトオリゴ糖は虫歯になりにくい特性も兼ね揃えています。
例えば、砂糖はプラークの中に棲む細菌により酸に変えられ、虫歯になりますが、フラクトオリゴ糖は細菌が有効に利用できず酸を作りにくいため、虫歯になりにくいと言われています。(参考3):独立行政法人-農畜産業振興機構-プレバイオティクスとフラクトオリゴ糖
ですが、絶対に虫歯にならないという訳ではないためご注意ください。
フラクトオリゴ糖はどこで売ってる?
体にとって様々な効果があるフラクトオリゴ糖ですが、健康のために使ってみたいと思う方は多いではないでしょうか。
どこで売っているのかも気になると思うため、販売されているところをご紹介していきます。
また、フラクトオリゴ糖を選ぶ際、効果を高めたい方はシロップタイプより粉末タイプがおすすめ。
シロップタイプには、水分や甘味料が多く含まれている場合があり、フラクトオリゴ糖の含有率が30%程度になります。
一方、粉末タイプはフラクトオリゴ糖の含有率が90%以上と高いものが多いため、効率的に摂取することができます。
粉末タイプで、かつフラクトオリゴ糖の含有率が高いものを選びましょう。
スーパーには売ってる?
フラクトオリゴ糖はスーパーで販売しているので、買い物したときに探してみるといいでしょう。
ただ、小さい店舗のスーパーの場合、売っていない場合も考えられます。
大型スーパーであれば、問題なく販売されているため、商品数が豊富な大型スーパーで探してみてください。
アマゾンには売ってる?
フラクトオリゴ糖はアマゾンや楽天市場でも購入が可能です。
スーパー等ではフラクトオリゴ糖の商品数はそれほど多くありませんが、アマゾンや楽天市場ではフラクトオリゴ糖が数多く取り揃えています。
上記でご紹介した粉末タイプでフラクトオリゴ糖の含有率が90%以上のものも豊富にあるため、ご自分に合うものを見つけてみましょう。
フラクトオリゴ糖とてんさいオリゴ糖の違いは?
オリゴ糖といえば、「てんさいオリゴ糖」という商品を見かけたことがあるかもしれません。
この2つの違いが気になっている方も多いと思うため、フラクトオリゴ糖とてんさいオリゴ糖の違いについて解説します。
植物などから抽出されるオリゴ糖は20種類以上あると言われています。
てんさいオリゴ糖は、甜菜(てんさい)を原料として作られ天然のオリゴ糖です。
甜菜は、「ビート」または「砂糖大根」とも呼ばれ、北海道で栽培されサトウキビとともに砂糖の原材料として知られています。
どちらのオリゴ糖も自然由来のものでありますが、甘さや特徴に若干の違いがあります。
下記ではフラクトオリゴ糖とてんさいオリゴ糖を比べてみました。
種類 | 原料 | 特徴 | 甘み※1 |
---|---|---|---|
フラクトオリゴ糖 | 砂糖 | 腸内の善玉菌を増やす 虫歯になりにくい |
約30~60% |
てんさいオリゴ糖 | 甜菜 | 腸内の善玉菌を増やす オリゴ糖の中で最も早く ビフィズス菌の餌になる |
約20% |
※1 甘みは砂糖の甘さを100%としたときのものです。
両者とも腸内環境を整えてくれる働きがありますが、フラクトオリゴ糖は虫歯になりにくい効果があります。
その一方で、てんさいオリゴ糖は甘さはマイルドな甘さが特徴です。
特徴や甘さに違いがあるため、ご自分の合ったものを選んでみましょう。
まとめ
今回はフラクトオリゴ糖についてメリット、デメリットなどの口コミを紹介しながら解説しました。
フラクトオリゴ糖はお腹の調子を整えてくれ、アレルギーを抑制するなど多くの効果ができる糖です。
しかし、摂り過ぎると肥満の原因になったり、甘味料が配合されているものもあるため、注意が必要になります。
健康が気になる方は、この記事を参考に普段の食事に取り入れてみましょう。
▼参考にしたページ一覧
(参考1):厚生労働省e-ヘルスネット-オリゴ糖
(参考2):国立研究開発法人科学技術振興機構-フラクトオリゴ糖の抗アレルギー効果
(参考3):独立行政法人-農畜産業振興機構-プレバイオティクスとフラクトオリゴ糖
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