うっかりゴキブリに遭遇してしまったものの、そのまま見失ったという経験をお持ちの方が多いのではないでしょうか。
駆除しようとその姿を探し回る人もいれば、ゴキブリが勝手に出ていくという噂もあり、放置するという人も少なくないと思います。
しかし、本当に気にしなくても大丈夫なのか、その噂の真相が気になりますよね。
そこで今回は、ゴキブリは勝手に出ていくという噂の真相からゴキブリがなぜ出るのか、また出なくなる方法まで、詳しく解説していきます。
▼この記事に書いていること
寄せ付けない予防方法についても解説していきますので、早速みていきましょう。
ゴキブリは勝手に出ていくって本当?
ゴキブリは勝手に出ていく、という話を耳にしたことがあるという方も少なくないと思いますが、果たして本当なのでしょうか。
結論からいうと、ゴキブリが勝手に出ていく可能性はゼロではありません。
しかし、そもそもゴキブリは外よりも餌がたくさんあったり活動しやすい温度であったりするため、家の中に侵入します。
そのため、家の中にどこかに留まる可能性の方が高いといえます。
ゴキブリはいなくなったらどこにいく?
では、確かに部屋にいたはずのゴキブリは、いなくなったらどこにいるのでしょうか。
そもそもゴキブリは暗くジメジメした場所を好みます。
そのため、冷蔵庫や家具の裏、排水口、エアコンの中などに身を潜めている可能性が考えられます。
ゴキブリは気にしなくて大丈夫?見失ったら放置?
「ゴキブリは見た目が気持ち悪いだけで気にしなくても大丈夫」「見失ったら放置すれば大丈夫」という声をよく耳にします。
しかし、先程もご紹介したとおり、ゴキブリは家の外に勝手に出ていく可能性はあまり高くありません。
放置してしまうと家の中に卵を産み付けてしまうかもしれないため、見つけたら早急に駆除することをおすすめします。
ゴキブリは1回で20〜30個程度の卵を産むため、考えただけでもゾッとしてしまいます。
ゴキブリは益虫?害がないって本当?
ゴキブリは益虫ではなく害虫です。
害がないともいわれますが、それは人を直接襲わない(噛む、刺すなど)という意味で使われています。
そもそも害虫とは、人間の生活に直接、または間接的に害を与える昆虫のことを指します。
ゴキブリは見た目にも不快感がありますが、人間に及ぼす害はそれだけではありません。
急にゴキブリが出るようになったのはなぜ?出る部屋の特徴
実は、ゴキブリが出る部屋には、いくつか特徴があります。
▼ゴキブリが出る部屋の特徴
しかし、これらには当てはまらず、なぜ部屋にゴキブリが出たのかその理由が思い当たらないという方もいると思います。
特に、急に毎日ゴキブリが出るようになったという場合は、周囲の環境が影響している可能性があります。
例えば、近隣の方がくん煙剤を使用したり引っ越ししたりして、ゴキブリが移動してきたことが考えられます。
食べ物や餌が家・部屋にある
ゴキブリは食べ物や餌を求めて家や部屋の中に入ってきます。
ゴキブリは雑食で、人間の食べ物はもちろん、油汚れや抜け毛、常温保存している野菜などを食べます。
そして体が小さい故に、油1滴だけでも5日間生き延びることができるそうです。
天敵が家の中にいない
外にいれば天敵に会う確率が高いため、天敵が家の中にいない場合はゴキブリが避難してくる可能性があります。
ちなみに、ゴキブリの天敵には以下のような生き物が挙げられます。
▼ゴキブリの天敵
- アシダカグモ
- ムカデ
- ゲジゲジ
- ヤモリ
- 猫
- ネズミ など
特にゴキブリ最大の天敵であるアシダカグモは、ゴキブリ以外の害虫も食べてくれる「益虫」です。
体は大きいですが巣を作ることもなく、ゴキブリを食べ尽くしたら勝手に家の外に出ていってくれます。
そのため、どうしても気持ち悪い場合は仕方がありませんが、家の中でアシダカグモに遭遇しても放置することをおすすめします。
ゴキブリはどこから?窓を閉めても入ってくる?
仮に家中の窓を閉めていても、ゴキブリは家の中に容易に侵入することができます。
では、一体ゴキブリはどこから入ってくるのか、以下にゴキブリの侵入経路をまとめてみました。
▼ゴキブリの侵入経路
- 玄関
- 排水口
- エアコンの室外機
- 換気扇
- ドアポスト など
また、宅配便の荷物や洗濯物、購入した中古の家具や家電に付いていて、家の中に侵入してしまうケースもあります。
侵入経路を防ぐ方法はこちらを参考にして下さいね。
ゴキブリが出ない家の特徴は?
先程、ゴキブリが出やすい家の特徴をご紹介しましたが、今度は逆にゴキブリが出ない家の特徴をまとめてみました。
▼ゴキブリが出ない家の特徴
- 風通しが良い
- 掃除が行き届いている
- 高層階の部屋(できれば6階以上)
- 築年数が浅い
- 木造建築以外
- 近隣に飲食店や公園がない
- ドアポストがない など
ゴキブリはやはり餌が豊富な場所に集まります。
そのため、飲食店などゴキブリが集まりやすい環境が近くにあると、例え家の中がきれいでもゴキブリが出る可能性は高まります。
新築以外に引っ越す場合は部屋にゴキブリの卵がある可能性があるため、入居前にくん煙剤を焚くとより安心です。
ゴキブリが出なくなる方法|寄せ付けないための予防法
ゴキブリの侵入を完全に防ぐのは難しいものの、できるだけゴキブリに遭遇せずに暮らしたいという方は少なくないと思います。
そこで、ゴキブリが出なくなる方法や寄せ付けないための予防法について調べてみると、以下のような口コミがみられました。
これらの方法は果たしてゴキブリ対策に有効なのか、口コミの真相を一つ一つ探っていきたいと思います。
侵入経路を塞ぐ?侵入を防止する?
先程もご紹介したとおり、ゴキブリの多くは玄関や排水口など、家の外から侵入します。
そのため、侵入経路を塞ぐことで、ゴキブリの侵入をある程度防止することができます。
ゴキブリの侵入経路だったと思われる穴を発見。ガムテープで塞ぐ 引用元:twitter-@snsmmrk124
隙間が数mmあれば侵入できるといわれているため、もし家の中で隙間を見つけたら塞いでおきましょう。
忌避剤を使う?
ゴキブリが嫌がるニオイや成分が入った忌避剤を使うことでも、ゴキブリ対策をすることができます。
今んところゴキブリの気配はない。フンも見当たらない。ので、ゴキブリ忌避剤と日頃のハッカスプレーが効いてるのかなぁ 引用元:twitter-@data_fuku
ただし、忌避剤には基本的に駆除効果はないため、置く場所に工夫が必要です。
効果的にゴキブリを寄せ付けないようにするために、侵入経路付近やゴキブリが好む場所に忌避剤を置くようにしましょう。
超音波は効果ある?
超音波は害虫駆除によく用いられるアイテムですが、ゴキブリにも効くという口コミがみられました。
超音波でゴキブリ追い払うやつ24時間かからずに届いた!すまんな隣人さん。そっちに虫送るね 引用元:twitter-@tamagono_ur
しかし、超音波がゴキブリに効果があるという説について、残念ながら科学的根拠はないそうです。
超音波はゴキブリには効きませんが、一時的にネズミを追い払うことはできます。
ゴキブリの嫌いな匂い&もの・弱点はある?
ゴキブリが嫌いな匂いや嫌いなものは、ミントやハッカ、タイムなどのハーブです。
そのため、ゴキブリが苦手な匂いのアロマを焚いたり、鉢植えを置いたりするだけでも忌避効果が期待できます。
さらにゴキブリが好む水回りなどは、オイルを掃除用具に2〜3滴染み込ませてから掃除をすると、より効果的です。
また、ゴキブリは高温多湿な環境が好きで、気温は20〜30℃、湿度は75%以上を好みます。
そのため、寒さや乾燥がゴキブリの弱点といえます。
ゴキブリの弱点は、「温度」と「乾燥」。ゴキブリは熱帯から亜熱帯にかけて多くの種が分布している為、10度以下で活動が低下し繁殖能力が低下すると言われています。引用元:twitter-@CraneAnge
夏場は特にゴキブリの活動が活発になるため、換気や除湿などをしっかり行って湿気がこもらないように気をつけましょう。
▼ゴキブリ対策から駆除方法まで詳しく紹介されています。ゴキブリは出てこないので、安心してご視聴ください。
ゴキブリの対策はいつからする?
寒くなってくるとゴキブリの活動は低下しますが、ゴキブリが全くいなくなるわけではありません。
ゴキブリは冬に入る前に産卵するため、卵はそのまま冬を越え、成虫は暖房の効いた部屋などに身を潜めていることもあります。
そのため、いつから、というよりも、1年をとおしてゴキブリの対策をすることをおすすめします。
ただし、春と秋に対策をすると、より効率的に対策することができます。
まず、秋にゴキブリ対策をしっかり行うことで、家の中に卵を産み付けられるリスクが低くなります。
そのため、徹底的に家の中を掃除したりくん煙剤を焚いたりして、家の中からゴキブリを追い出しましょう。
そして春は卵が孵る季節なので、この頃からゴキブリが姿を現し始めます。
つまり春には、ゴキブリが家の中に侵入をしないよう、侵入経路を塞ぐなどの対策を取ることが大切です。
こちらでご紹介した内容を参考に、ぜひゴキブリが出ない家づくりをしてみてくださいね。
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