海外のネットサイトなどの支払いで使える便利なPayPal。
でも、クレジットカードなしでも使えるのか?クレジットカードがあるならPayPalとどっちが安全なのか?など、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、PayPalの支払い方法や安全性などに関する疑問をまとめて調査しました。
▼この記事に書いてあること
PayPalはクレジットカードなしでも使える?
PayPalはクレジットカードなしでも使うことができます。
クレジットカードなしの場合は、銀行口座の引き落としか、デビットカードでの支払いのどちらかを選択します。
クレジットカードは学生などの場合は作成できないので、銀行口座やデビットカードで登録ができるのは便利ですね。
口座なし・クレカなしの場合は?
口座なし・クレカなしの場合は、原則PayPalを使うことはできません。
後でも説明しますが、Vプリカやバンドルカードの一部のプリペイドカードを登録して使用することは現在は可能です。
ただし、日本のPayPal公式HPでは、登録できるのはクレジットカードかデビットカードのみと案内されています。
プリペイドカードでの登録は、今後取り扱いが変更となる可能性もあるので注意してください。
また、支払いにはクレジットカードか口座の登録が必須ですが、アカウントを取得するだけでしたら口座なし・クレカなしでも可能です。
PayPalは銀行口座で支払いできないって本当?
PayPalで銀行口座の支払いができない場合、「口座の登録ができないのか」「口座の登録ができているのに支払えないのか」に分けて原因を調べましょう。
銀行口座の登録ができない場合の主な原因は以下のようなものです。
- PayPalと銀行口座の名義が一致していない
- 既に別のPayPal名義で登録されている
- ネットバンクなどPayPalの登録対象でない銀行口座
銀行口座の登録ができているのに支払いができない場合は、以下のような原因が考えられます。
- 残高が不足している
- 振替設定がされていない
特に、銀行口座の登録はできているのに支払いできない場合、振替設定できていないケースが多いです。
PayPalで銀行口座からは支払いには振替設定が必要で、振替設定ができる銀行は以下の5つの銀行に限られています。
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
- ゆうちょ銀行
- りそな銀行
また、システムの都合などにより、上記の5つの銀行でも一時的に新規登録や支払いができなくなる場合があります。
上記の5つの銀行でも口座振替設定や支払いができない場合は、HPなどで最新の情報をチェックし、解決しなければPayPalに問い合わせをしてみましょう。
ゆうちょ銀行は登録できない?
ゆうちょ銀行は、PayPalの振替設定対象に入っていましたが、主にシステム上の原因で一時的に登録ができない状態が続いていました。
しかし、最新の情報では2023年6月19日から口座登録が再開され、ゆうちょ銀行口座が登録できない状況は改善されています。
一方、三井住友銀行の口座については、2020年9月から新規登録が停止され、現在まで登録できない状態が続いています。(2023年6月現在)
PayPalで登録できる銀行口座は、システムやセキュリティの状況により変化するので、最新情報をチェックしておくと良いでしょう。
PayPalってどうやって支払うの?
PayPalはどうやって支払うかというと、クレジットカード、デビットカード、銀行口座振替の3種類の方法があります。
クレジットカードやデビットカードはあらかじめカードを登録し、銀行口座については登録した後で振替設定が必要です。
PayPalはデビットカードは使えない?
PayPalでデビットカードが使えない場合、以下の原因が考えられます。
- 国際ブランドのデビットカードではない
- カードとPayPalの名義が一致していない
- 有効期限や登録住所に間違いがある
- 既に他のアカウントで登録されている
- 残高が足りない
PayPalで登録できるデビットカードは、Visa、Master、JCBなど国際ブランドのものに限られます。
国内だけのJ-debitのカードは使用できませんので注意してください。
デビットカードの登録はできたのに支払いできない場合は、カードの有効期限や口座の残高を確認します。
それでも解決しない場合は、システムトラブルや支払い先の事情によることもありますので、PayPalに問い合わせをしてみると良いでしょう。
バンドルカードは登録できない?
PayPalでバンドルカードが登録できない場合、どうしたら良いでしょうか。
バンドルカードとは、Visa加盟店で使えるプリペイドカードのことです。
アプリを登録するだけで審査や年齢制限など無く誰でも使うことができます。
以前はPayPalの登録も可能でしたので、未成年や学生などでもバンドルカードでPayPalの支払いをすることができました。
このバンドルカードですが、2023年3月からは、PayPalで登録できるのはバンドルカードプラスのみとなっているようです。
バンドルカードプラスとは、バンドルカードの上位商品で、使用上限額がアップする代わりに本人確認手続きや手数料が必要となります。
2023年3月以降は、本人確認の無い通常のバンドルカードでのPayPal登録はできなくなっていますので注意してください。
VISAは使えないの?
PayPalでVISAは使えない、という噂がありますが、これは事実ではありません。
PayPalでは、以下の国際ブランドのカードに対応しています。
- JCB
- Visa
- Mastercard
- Discover
- American Express
VISAのクレジットカードで登録しているのに支払いができない場合は、VISAではなくクレジットカードの方に問題があることがほとんどです。
原因で多いのが「クレジットカードの有効期限切れ」や「限度額オーバー」です。
クレジットカード側で何も問題が無い場合は、PayPalの問い合わせ窓口に確認してみましょう。
楽天カードは登録できない?
PayPalで楽天カードが登録できない場合、考えられる原因は以下のようなものです。
- PayPalとカードの登録情報が一致しない
- 別のPayPalアカウントで登録済
- 有効期限などのカード情報に誤りがある
楽天カードなので登録できない、という理由は特に考えられません。
ただし、PayPalはセキュリティチェックが厳重なため、一時的にシステムエラーや通信状況の関係でカードの登録や決済ができなくなってしまう、ということが度々あるようです。
楽天カード側に問題が無いのに登録ができない場合は、PayPalに問い合わせをしてみると良いでしょう。
PayPalとクレジットカードはどっちが安全?
PayPalとクレジットカードはどっちが安全なのか、気になるところです。
結論から言うと、PayPalの方がより安全性が高いと言えるでしょう。
PayPalのメリットは、クレジットカードで支払いをする際にも、クレジットカードの番号や有効期限などの個人情報が支払い先には渡らないことです。
一方、通常のクレジットカード払いですと、個人情報を支払い相手のサイト自体に入力しないといけません。
特に、海外の店舗サイトや通販サイトですと、クレジットカード情報の入力に抵抗を感じる人もいるでしょう。
PayPalは決済機能に特化したサイトですので、通常のサイトよりもセキュリティや情報管理が厳重になっていて安心です。
また、PayPalには、オンラインショッピングで商品が届かないなどのトラブルがあった場合に、金額を補償してくれる「買い手保護制度」もあります。
オンライン決済の先駆けとして、業界最高水準のセキュリティシステムを持つPayPalの方が、直接クレジットカードで支払いをするよりも安全です。
PayPalは銀行口座・クレジットカードのどっちを登録すべき?
PayPalは銀行口座、クレジットカードのどっちを登録をすべきなのか?といった質問をよく見かけます。
安全性については、銀行口座とクレジットカードでどちらかが優れているということはありません。
ただし、個人送金で利用する可能性がある場合は銀行口座の方を登録しておきましょう。
海外で個人間の送金をしたい場合は、クレジットカードでは対応できず、銀行口座の登録と振替設定をする必要があるからです。
個人間送金を想定していない場合は、クレジットカードと銀行口座どちらでも、自分の利用しやすい方を選んで問題ありません。
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