直径が1マイクロメートル未満の気泡である「ウルトラファインバブル」。
洗浄力や保湿力が期待でき、美容の分野ではシャワーヘッドや化粧水などに活用されています。
そんなウルトラファインバブルですが「効果なしって本当?」と気になっている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、ウルトラファインバブルのメリット・デメリットについてご紹介します。
▼この記事に書いてあること
シャワーヘッドや洗濯機の口コミもご紹介するので、最後までご覧ください。
ウルトラファインバブルは効果なし?口コミまとめ
ウルトラファインバブルのメリット・デメリットに関する口コミは次の通りです。
ウルトラファインバブルは、安全性に関する実験が行われており、さまざまな分野で活用されています。
家庭用の製品として身近である洗濯機も、ウルトラファインバブルの洗浄の機能が搭載されたものが発売されています。
汚れ落ちに関する評価はさまざまですが、洗濯物がやわらかくなったという声も。
また、シャワーヘッドは人気があり、さまざまなメーカーから発売されています。
実際に使用して肌がしっとりしたという口コミが見られました。
しかし、そんなシャワーヘッドについて、一部で水圧が弱いという声や、ミストが冷たく感じたという人も。
水圧や冷たさについては、使用方法や調整により変えられる場合があります。以下で詳しく解説していきます。
ウルトラファインバブルのデメリット・悪い口コミ
ウルトラファインバブルの悪い噂や口コミはこちらです。
詳しく見ていきましょう。
シャワーヘッドの水圧が弱い?
シャワーヘッドの水圧について、次のような声がありました。
ウルトラファインバブルのシャワーヘッドはとにかく水圧が弱いよね。引用元:Twitter-@shower_imai
水圧が弱く感じる要因として、次のことが考えられます。
- ミストを使用している
- 元々の自宅の水圧が弱い
- 止水栓が閉まり過ぎ
- 減圧弁が取り付けられている
ミストは、水圧が弱く感じる場合があるため、泡を洗い流す時などは、ミストではない水流に切り替えて使用するのがおすすめです。
また、自宅の水圧が元々弱い場合も。
水圧は、シャワーヘッドを外した状態(ホースのみ)で、水がどれだけ貯められるかで確認することができます。
10秒間で2リットル程度貯めることができれば、十分な水圧と判断できます。(参考:水圧確認する |株式会社TKS)
止水栓を閉めすぎている場合は、緩めることで水圧を調整できます。
また、ホースの根元に減圧弁がついている場合があります。減圧弁が必要のないシャワーヘッドの場合は、取り外してもOK。水流が強くなる場合がありますよ。
ウルトラファインバブルは冷たい・寒い?
ウルトラファインバブルが冷たい・寒いと感じるのはミストを使用している時が多いようです。
ウルトラファインバブルだったかなんちゃらバブルだったか忘れたけどミストにしたらすっげえ冷たいんだが!!!!!!!!引用元:Twitter-@Jasonsan_1994
ミストは、空気に触れる面積が大きく、冷めやすいという特徴があります。
一方で冷たさを利用して、次のような使い方をしている人も。
風呂入ったあとに今流行りのウルトラファインバブルのシャワーミストを浴びると最高ですよ。熱めの風呂でしっかり汗をかいてから、冷たいミストにして浴びるのがもう堪らん!引用元:Twitter-@iidatchi
冷たさが気になる場合は、シャワーヘッドと体を近づけて使ったり、水温を上げたりするのがおすすめです。
ウルトラファインバブルの洗濯機は効果なし?
ウルトラファインバブルによる洗浄を採用した洗濯機が、東芝ライフスタイル株式会社から発売された「ZABOON」という商品です。
ウルトラファインバブルが洗剤の洗浄成分を吸着し、繊維の奥にも届いて汚れを落としてくれます。
そんなZABOONについての口コミを調べてみたところ、汚れ落ちがイマイチという口コミも。
うちは東芝ZABOONドラム式です。なんとなく汚れ落ちがイマイチな気がするのでオススメはできないです 引用元:Twitter-@ma_gaw2mwam
一方で、汚れ落ちが良いという口コミもみられました。
東芝のZABOONを使っています。以前使っていた他社のホームランドリーより容量が大きく汚れ落ちもいいし静かで乾燥時間が短いので気に入っています。引用元:Twitter-@donko_shirokuma
また、洗った洗濯物の手触りの良さややわらかさを感じたという声も。
ZABOONの上位モデルは洗浄の機能も充実しています。購入の際は機能の違いをチェックして、より自分に合った製品を見つけてみてくださいね。
ウルトラファインバブルのメリット・良い口コミ
ウルトラファインバブルの良い口コミは次の通りです。
1つひとつ解説していきます。
人体への危険性が少ない
ファインバブルについて、安全性を確認する実験が行われています。
ファインバブル産業会(FBIA)が行った安全性試験によると、ファインバブル水をマウスに経口投与したところ、毒性は認められず、観察期間中異常がなかったことが示されています。
また、減菌装置に使用する水素、オゾンが含まれるファインバブル水も、皮膚影響評価が行われ、悪影響は認められなかったとのことです。
しかし、水質やファインバブルの濃度によっても影響は異なるため、安全に使うためには、各製品の情報を確認したり、説明書をよく読んで使用方法を守ることが大切です。
参考:ファインバブルの安全性|一般社団法人ファインバブル産業会、別紙1 単回投与毒性試験の結果、別紙2 オゾンファインバブル水の安全性試験の例
浴槽がキレイになる
掃除の時に使用して、浴槽がきれいになるという声が見られました。
ボリーナアヴァンティ、先行販売品を入手。(略)そして風呂掃除したら洗剤なしこすり洗いなしであきらかに浴槽ピッカピカ……!引用元:Twitter-@horinkokorori
ウルトラファインバブルの水まわりの汚れについての効果を調べてみたところ、リンナイ株式会社が「ウルトラファインバブル給湯器」の洗浄効果が検証していました。
ウルトラファインバブルを含んだお湯を使用すると、浴室やキッチン、洗面所などで気になる水まわりの汚れや水垢が付きにくくなります。さらに、掃除のしづらい排水管の汚れが付きにくくなり、日々の掃除負担が軽減されます。引用元:Ultra Fine Bubble – ウルトラファインバブル給湯器 | 公式サイト | リンナイ
また、ウルトラファインバブルは、トイレ清掃に活用され、洗剤の使用量の減少や、節水の効果が確認された事例も。(参考:ウルトラファインバブルを活用した高速道路維持管理の高度化への取り組み | NEXCO 西日本 企業情報)
掃除にも活用されているウルトラファインバブル。掃除の際に使う洗剤や水の量が少なく済み、掃除の時間も減らせるのであれば嬉しいですよね。
美肌効果がある
ウルトラファインバブルは、肌や髪の毛に関する良い口コミが目立ちました。
アラミックのシャワーヘッドなんですが気持ち良さと共に、肌も脂っぽさは落ちて、何故かしっとり感が…髪の毛もサラサラでして、ウルトラファインバブル恐るべしです 引用元:Twitter-@ntm053
微細な泡が毛穴の汚れに付着して、汚れを剥がしてくれる効果が期待できます。
また、肌をほどよく刺激し、角質層まで浸透することで、保湿力をアップさせてくれるのも嬉しいポイントです。
ファインバブルのシャワーヘッドには、複数の水流が搭載されているものがほとんど。
洗浄力や保湿力、温めの効果を感じるためには、「ミスト」を使用するのがおすすめです。
ミストがないものもあるため、ミストの使用を想定している時は、購入する際にチェックを忘れないでくださいね。
ウルトラファインバブルの効果
ウルトラファインバブルを含むファインバブルの主な効果は、次の通りです。
- 洗浄力を高める
- 保湿力を高める
- 体を温める
- 植物や水産物の成長を促進する
- 消毒・殺菌
- 有害物質の分解
- 地下水の浄化 など
ファインバブルは、美容の業界以外にもいろいろな分野で活用されています。
洗浄力や吸着力の高さから医療機器の消毒に使用されている他、地下水の浄化や有害物質を分解するのに使われた事例も。
また、植物や水産物の成長を促進させることで、生産性や収量アップにつながるため、農業や水産業への貢献が期待できます。
ファインバブルは日本初の技術。環境の面からもますます注目されていきそうですね。
ウルトラファインバブルの水を飲むとどうなる?
お風呂でシャワーを浴びた時に、ファインバブルの水が口に入ってしまうことがあるかもしれませんが、少量であれば問題はないようです。
説明書通りの使用であれば、皮膚に触れても問題ありませんし、少量であれば口や目に入っても刺激を与えるものではありません。引用元:ファインバブルの安全性|一般社団法人ファインバブル産業会
しかし、ファインバブル産業会の公式サイトでは、飲料用として使用して良いかは、メーカーや販売会社に確認することが勧められているので、飲む場合は気をつけましょう。
飲料用のウルトラファインバブル水もあるので、飲料用を探している方はチェックしてみてくださいね。
ウルトラファインバブルとナノバブルの違いは?
ウルトラファインバブルは、直径が1マイクロメートル未満の気泡のことで、国際標準化機構(ISO)で定義がされています。
バブルのサイズにより、「マイクロバブル」、「ウルトラファインバブル」と分けられ、これらの総称が「ファインバブル」です。
▼ファインバブルの定義
- ファインバブル=直径が100マイクロメートル(0.1mm)未満の気泡
- マイクロバブル=直径が1〜100マイクロメートルの気泡
- ウルトラファインバブル=直径が1マイクロメートル未満の気泡
「ナノバブル」は、一般的に直径が1マイクロメートル未満の気泡を指すことが多いようです。
そのため、ナノバブル=ウルトラファインバブルと言えますが、ISOでの話し合いの結果、ナノバブルではなく、ウルトラファインバブルという名称を使うようにすすめられています。
また、「ウルトラファインバブル」は、一般社団法人ファインバブル産業会の登録商標になっています。
まとめ
ウルトラファインバブルのメリット・デメリットについてご紹介しました。
- 試験により安全性の確認が行われている
- 保湿力、体を温める効果が期待できる
- 洗浄力があり、清掃にも活用されている
- シャワーヘッドの水流の強さは調整可能な場合がある
- ミストは冷めやすいため、温度を調整・近距離で使う
- 最新の洗濯機は洗浄機能が充実している
この記事を参考にウルトラファインバブルの製品の活用を検討してみてくださいね。
公式サイト:https://whole-in-one.jp/
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