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サバ缶は食べてはいけない?アニサキスが体に悪い?食べ過ぎ&毎日の効果

食事

サバ缶は体に悪い?

サバ缶は手軽に食べられるだけでなく、栄養価にも優れているため家に常備している方も多いのではないでしょうか。

しかし、中には「サバ缶は食べてはいけない」や「食べ過ぎは体に悪い」などの噂もあり不安になりますよね。

サバ缶の中にはアニサキスがいるという噂も…。食べるのはちょっと怖いかも。

当記事ではそのような疑問を解決するために分かりやすく解説したいと思います。

栄養価や体への効果についても解説しているので、ぜひ最後まで参考にしてくださいね。

サバ缶は毎日食べてはいけない?体に悪いって本当?

「サバ缶は食べてはいけない」と言われているのは、以下の理由からです。

  • プリン体が多い?
  • 塩分が多い?
  • 添加物が多い?
  • セレンが多い?

これらの真相を解説していきます。

サバ缶にはプリン体が多い?

サバ缶には100gに約120mgのプリン体が含まれています。

サバ缶は1缶あたり190gが一般的なため、1缶を食べると「228mg」ものプリン体を摂取してしまいます。

痛風時の1日のプリン体の摂取目安は400mgと設定されているので、痛風の方は食べる量に注意が必要です。

塩分が多い?

サバ缶の塩分量は種類やメーカーによって大きく異なります。

例えば、水煮のサバ缶であれば1缶あたり1.5〜2.3gほどの塩分が含まれます。

味噌煮や醤油煮であればさらに塩分量が多くなるため、食べ過ぎると1日の塩分摂取量を超える可能性があるのです。

成人男女の塩分摂取量は以下の通り。

  • 男性…7.5g未満
  • 女性…6.5g未満

 

食べ過ぎなければ過剰摂取となることはないですが、塩分を気にしている方は水煮を選んだり、水で薄めたりと調理方法を工夫するとよいでしょう

添加物が多い?

サバ缶には一般的に含まれている食品添加物は下記のとおりです。

調味料(アミノ酸) ・うまみ調味料のこと
・加熱すると発がん性物質の生成する可能性あり
・片頭痛の原因になることがある
増粘剤 ・加工でん粉など様々な種類がある
・何が入っているか分からないため
控えた方がいいとの見解もある

過剰摂取しなければ問題ないとされていますが、気になる方は特に添加物を多く含む味噌缶などより、シンプルな水煮缶を選ぶことがオススメです。

その他にも「無添加」の水煮缶なども販売されているため、そのようなものを選ぶとよいでしょう。

セレンが多い?

サバ缶は100gあたり約100μgあたりのセレンを含んでいます。(汁を含む)

セレンの1日の推奨量は、以下の通りです。

  • 18歳以上男性  30μg
  • 18歳以上女性  25μg

実はサバ缶100gで1日のセレン推奨量の約3倍を摂取してしまうのです。

セレンは抗酸化作用があり老化防止や免疫力向上の効果がある一方、過剰摂取した場合は下記のような身体に悪い副作用をもたらす可能性もあります。

  • ・爪の変形
    ・脱毛
    ・疲労感
    ・胃腸障害

食べ過ぎなければエイジング効果も期待できる栄養素ですが、逆に身体の不調の原因になることもあるので過剰摂取には気をつけましょう。

サバ缶を食べ過ぎるとどうなる?

サバ缶は血液を固まりにくくする作用もあるため注意が必要です。

とはいえ、毎日1缶程度の摂取であれば問題はありません。

むしろ体に嬉しい効果ばかりなので、食べ過ぎずに適量を摂取すれば健康的に過ごせる食材と言えるでしょう。

サバ缶はアニサキス(寄生虫)が入ってる?

生のサバにはアニサキスが入っている可能性がある魚として知られていますよね。

一方でサバ缶は製造工程で一度加熱処理をしているため、アニサキスは死滅しています。

サバ缶の健康に良い?毎日食べたときの効果は?

たくさんのサバ缶に関する悪影響を述べてきましたが、サバ缶にはたくさんの栄養素や様々な良い効果が期待できるのも事実です。

まずサバ缶に含まれている栄養素をご紹介します。

DHA
  • 血流をよくする働き
  • 脳の発育促進
  • 認知症予防
  • コレステロールの抑制など
EPA
  • 高血圧予防
  • 糖尿病予防
  • 善玉コレステロールを増加させ、
    悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす
ビタミンB2
  • 皮膚や粘膜の健康維持
  • 糖質やたんぱく質の代謝をサポート
ビタミンD
  • カルシウムの吸着を高め、骨の健康維持
  • 免疫力向上

サバ缶は栄養素が非常に豊富で、血をサラサラにしたり肥満を抑制したりと様々な効果が期待できます。

年齢や性別問わずに摂取しておきたい成分ばかりなので、日々の食事に取り入れると良いでしょう。

量・頻度は?

サバ缶は週に3〜4缶ほどがベストと言われています。

毎日の摂取は食べ過ぎに当てはまりますが、2日に1回であればむしろ理想的な量です。

こちらを目安とすれば健康的にサバ缶を取り入れられるので、ぜひ毎日の献立の参考にしてくださいね。

サバ缶の賞味期限はいつ?

缶詰は保存食として家に常備する方も多いので、気付けば賞味期限が切れていたなんて事もありますよね。

サバ缶の賞味期限は基本的に製造から36か月、すなわち約3年と言われています。

缶詰をストックしている場合は、定期的に賞味期限のチェックを忘れないようにしましょう。

賞味期限切れでも大丈夫?

賞味期限とは、消費期限とは違って未開封の場合の味を保証する期限の事です。

なので期限が過ぎたからと言って食べれないものではありません

サバ缶も賞味期限が切れていても1~2年は食べれると言われています。

ですが注意すべき点があるので下記点に気を付けて下さい。

缶が錆びている場合
 錆びによって缶に穴が開き、中身も腐敗している恐れがあります。
缶が膨らんだりへこんだりする場合
 中身が腐敗している場合、腐敗ガスが発生し缶が膨らみます。
 ペコペコと蓋が動く場合などは注意して下さい。

賞味期限内であっても、このような状況の場合は食べるのはやめましょう。

見た目や匂いで判断することも大切です。

サバ缶は開封後どれくらいで食べるべき?

賞味期限はあくまで「未開封」の場合。

サバ缶は開封後、常温保存であれば1時間程度、冷蔵であってもその日中に食べ切るのが理想です。

日持ちはするの?

缶詰を開封した場合は、通常の食品と同じ扱いになります。

なのでしっかりと冷蔵保存をした上で、1~2日以内に食べきるようにしましょう

開封後5日は?

サバ缶の開封後は蓋つきの密閉容器に移し替え、冷蔵庫で保管しましょう。

開封後5日も経つと中身は腐敗し、見た目も変化してきます

開封したら、必ず早めに食べきりましょう。

まとめ

いかがでしたか?

サバ缶は栄養素が豊富な反面、食べ過ぎると塩分やセレンを摂り過ぎてしまう可能性があります。

毎日食べてはいけませんが、むしろ2日に1回を目安とすれば健康に良いと言えます。

サバ缶の効果を最大限に生かすためにも、食べ過ぎには注意してくださいね!

参考文献①:アニサキスアレルギーによる蕁麻疹・アナフィラキシー

参考文献②:アニサキス症 – すみい内科クリニック

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