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カタツムリはペットにしてはいけない!寄生虫がいる?寿命は?

生活

カタツムリはペットにしてはいけない

きれいに渦を巻いた殻や目のような見た目がとてもかわいらしく、カタツムリをペットにしたいと思ったことはありませんか。

しかし、カタツムリはペットにしてはいけないと耳にしたことがあるという方も多いと思います。

では、果たして本当にペットにはできないのでしょうか。また、寿命や餌など、カタツムリの生態にはよくわからないことも多いですよね。

そこで今回はカタツムリについて詳しくまとめてみました。

それでは早速みていきましょう。

カタツムリをペットにしてはいけない理由とは

結論から言うと、カタツムリをペットとして飼育することは禁止されていません

そのため、誰でもペットとして飼育することができます。

しかし、カタツムリには寄生虫がいることから、ペットにしてはいけないという考えもあるようです。

では、一体カタツムリにはどんな寄生虫がいるのか、詳しく見ていきましょう。

カタツムリには寄生虫がいる

実はカタツムリを宿主にする寄生虫はたくさんいます。

その中でも特に気をつけたい寄生虫が「広東住血線虫」です。

カタツムリの体内で成長した広東住血線虫の幼虫を人間が誤って食べてしまうと広東住血線虫症を引き起こしてしまう可能性があります

人間が広東住血線虫症を引き起こすと、以下のような症状がみられるようになります。

  • 発熱や微熱
  • 激しい頭痛
  • 首の硬直
  • 嘔吐
  • 神経麻痺
  • 全身の痛み など

また、重症の場合は昏睡状態に陥ったり、最悪の場合死に至るケースもあったりします。

カタツムリは触るな!日本でも危険?

カタツムリそのものに基本的に毒はありません。そのため、触ったからといって直ちに何がか起こるわけではありません。

しかし、カタツムリを触ったときに先ほど紹介した広東住血線虫が手についてしまうと、なにかの拍子に虫体が体の中に入り込んで感染してしまうことがあります。

そのため、カタツムリを触るな、というわけではありませんが、カタツムリを触ったらそのままの手で飲食などはせず、しっかり手洗いをするようにしましょう。

ちなみに、広東住血線虫症は、日本でも感染する危険性があります

沖縄県を中心に人での感染例が複数報告されていて、中には生野菜から感染した例もあるため、注意が必要です。

カタツムリの寿命は?

カタツムリの寿命は、体の大きさに比例して長くなります。

私達がよく草むらなどでみかける小さなカタツムリの寿命は2〜3年ほどですが、野生には鳥や小動物など天敵がたくさんいるため、寿命を全うできないことも少なくありません。

また、大型のカタツムリの場合は寿命が10年以上にもなります。

カタツムリは思っていたよりかなり長生きするのね。

カタツムリの飼い方!

カタツムリの飼い方ですが、まずは最低でも以下のものを用意しましょう。

▼飼育に必要なもの

  • 飼育ケース
  • 床材
  • 霧吹き

飼育ケースは水槽や虫かごなどを用意します

ただし、カタツムリが逃げ出さないよう蓋付きのものを選びましょう。

蓋がない場合は必ず蓋をつけ、通気性のある布などを使ったり、密閉性の高い蓋には空気穴を開けたりして、カタツムリが呼吸できるように工夫することも忘れないでください。

床材は昆虫用の腐葉土や川砂を敷くか、ティッシュペーパーやキッチンペーパーを敷いても問題ありません。

他にも木の枝や石、落ち葉などを入れてあげると、より自然に近い形になるのでおすすめです。

また、カタツムリは雨の日に活発なイメージがあるとおり、乾燥が苦手です。

そのため、霧吹きは必ず用意する必要があります。1日1〜2回程度水をかけて、飼育ケースの中が乾燥しないように気をつけましょう。

床材や木の枝などは、自然のものを持ってくると虫が発生する恐れがあります。できるだけ殺菌済みのものを購入するようにしましょう。

カタツムリの餌!食べ物は何?

カタツムリの食性は「広食性」といって、基本的になんでも選り好みせず食べます。

自然界では植物の葉っぱや茎、朽ち木、藻類などを食べることが多いのですが、ペットとして飼育する場合には、野菜や果物といった食べ物を餌にすると良いでしょう。

また、カタツムリの象徴である殻は主に「炭酸カルシウム」からできているため、カルシウムをたくさん摂取する必要があります。

そのため、卵の殻やイカの甲、貝殻なども一緒に与えるようにしましょう

▼赤ちゃんカタツムリのお世話の様子です。後半にはお食事シーンを観察することができます。

コンクリートを食べるって本当?

「カタツムリはコンクリートを食べる」とよくいわれるけれど、本当なのかしら?

今のところ、科学的には証明されていないそうよ。

カタツムリがコンクリートを食べるのかどうかについては、まだハッキリとわかっていません

そもそもなぜカタツムリがコンクリートを食べるといわれているのかというと、コンクリートには殻を作るために必要な炭酸カルシウムが含まれているからです。

自然界には炭酸カルシウムを豊富に含むものが少ないため、コンクリートを食べて炭酸カルシウムを摂取しているという可能性は十分にありえるでしょう。

今後カタツムリの研究が進んで、コンクリートを食べるのかどうかがハッキリする日がくるかもしれませんね。

カタツムリは歯が多い・強いの?

先程カタツムリがコンクリートを食べている可能性があるとお伝えしました。

しかし、「そもそもカタツムリがあんなに硬いコンクリートをどうやって食べるの?」「コンクリートを噛み切れるほど強い歯を持っているの?」と疑問に思う方が多いかもしれません。

実は、カタツムリには歯舌という器官があります。歯舌は人間でいう舌にあたるのですが、歯のようなものが1万本以上も生えていて、おろし金のような構造をしています。

この歯舌によってコンクリートを削り取るようにして食べているのではないかと考えられています。

カタツムリは世界で一番歯が多い生き物だといわれています。

カタツムリの種類は?

意外に思われるかもしれませんが、日本だけでもなんと約700種類のカタツムリが生息しているそうです。

生息地や大きさ、殻の渦の向き(左巻き、右巻き)、殻の形などそれぞれに特徴がありますが、今回は身近にみることができる種類をいくつかご紹介します。

種類 特徴
ミスジマイマイ 関東地方や中部地方、伊豆諸島などに生息する日本固有種です。殻の周縁に3本の黒いスジが入っているものが多いことからこの名前がついています。殻の大きさは2cm以上ですが、殻の大きさには個体差があります。
ウスカワマイマイ 北海道から九州まで広い範囲に生息しています。名前のとおり殻が薄く半透明で、殻の大きさは1〜2cmほどです。
ヒダリマキマイマイ 主に東北地方、関東地方、中部地方に生息しています。名前のとおり殻の渦が左巻きで、殻の大きさは1〜2cmほどです。
ニッポンマイマイ 東北地方から中国地方にかけて生息しています。殻は山のような円錐形をしていて、殻の大きさは1〜2cmほどです。
コハクオナジマイマイ 中国地方や九州に生息する日本固有種です。殻の大きさは1.5cmと小さく、体の色は黄色です。

カタツムリとナメクジの違いは?

カタツムリとナメクジはとても似ていますが、厳密に言えば違う生き物です。

とはいうものの、両者の主な違いは殻があるか・ないかだけで、その他はほとんど同じです。

また、小さい頃に「カタツムリの殻を取ったらナメクジになるのかな?」と疑問に思ったことがある方もいるかもしれません。

しかし、カタツムリには卵のときから殻があり、殻の中には心臓や腸などさまざまな内臓が入っています。

そのため、ヤドカリのように殻を脱ぐことはできませんし、ナメクジが殻をかぶることもありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

外を歩いているとカタツムリをよく目にするものの、その生態についてはよく知らないという方も多く、驚くことが多かったかもしれません

特にカタツムリに寄生する広東住血線虫には注意が必要ですので、ペットとして飼育する際はお世話をした後に必ず手を洗うなどして、感染対策をしっかり行いましょう

カタツムリの飼育は意外と簡単なので、こちらの記事を読んでカタツムリに興味を持った方は、ぜひ一度飼育してみてくださいね。

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