ペット保険について口コミを調べてみると、「いらない」「やめた」「後悔した」という声がいくつも目に入ってきます。
しかし、ペット保険には当然ながらメリットも数多く存在します。
そのため、やめた理由やメリットなどの情報を元に、ペット保険に入るべきかどうかを判断したい方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はペット保険をやめた理由や実際に「いらない」と感じた方の口コミ、メリットや裏ワザなどをまとめてみました。
▼この記事に書いていること
待機期間や窓口精算についてもまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
ペット保険はいらない?口コミまとめ
ペット保険について口コミを調べてみると、賛否がはっきりわかれていることがわかりました。
そこで、以下にペット保険はいらない派の方々の口コミをまとめてみました。
▼デメリット
▼メリット
ペット保険は万が一のときに備えておくものなので、ペットが健康であれば何年も保険を使わないこともあります。
また、ちょっとした通院であれば保険料の方が高くなるケースも多いため、もったいないと感じてしまうようです。
しかし、ペットには健康保険がなく、さらに動物病院は自由診療制です。
そのため、万が一手術が必要になった場合、一度に数十万円、場合によっては100万円以上のお金が必要になるケースは珍しくありません。
ペットはいつ病気やケガをするかわからないため、元気なうちにペット保険に加入しておくと安心でしょう。
さらに、商品によっては慢性疾患に罹患すると更新ができなかったり、保険料が上がったりするケースもあります。
ペット保険をやめた理由&デメリット
実際にペット保険に加入してみたものの、デメリットが大きくペット保険をやめた、という方も一定数います。
そこでペット保険をやめた理由やデメリットをいくつかまとめてみました。
▼ペット保険のデメリット
実際の口コミと合わせて、一つずつ詳しく解説していきます。
後悔するし最悪?
実際にペット保険を使ってみたら、思っていたより保険金が支払われずに後悔した、最悪だ、という声もありました。
通院は上限1万、手術は上限10万までって何の役にも立たないやつだった…保険料は高いのにこんな保証だったなんて調べてなかった自分達が悪いとは言え最悪な気分 引用元:X-@shinoanji_choco
保険加入から保険金請求まで間が空いてしまうと、加入前に説明を受けたはずなのに補償内容を忘れてしまいがちです。
ペット保険には補償範囲だけでなく、限度額や限度日数、免責などが設けられています。
毎年ペット保険を更新するタイミングで補償内容を見直しておくと、いざという時に後悔せずに済むかもしれません。
通院のみはもったいない?
動物病院に通院する理由は、慢性疾患や重病に限りません。
そのため、年間に数回の通院のみでは、ペット保険の保険料の方が高くつくことがあります。
ペット保険て月3000円とかけっこうするのね…。うちのはもう高齢だから入れないけど、年2回の通院ぐらいだともったいないな。引用元:X-@syuya_002
これでは確かにもったいない気がしますが、中には解約後すぐに入院・手術が必要になってしまった、という方もいます。
また、入院や手術に特化した商品であれば月々の保険料も抑えることができるため、目的にあった商品を選ぶようにしましょう。
使うと高くなるの?
結論から言うと、ペット保険をたくさん使うと更新時に保険料が高くなることがあります。
ペット保険の更新時期がやってきた 今回沢山使った為 更新不可と覚悟してたけど 更新案内キタ…って 同時に今回値上げ&次回から使ったら割増になる予告も 引用元:X-@shocolamocca
ただし、すべてのペット保険に当てはまるわけではありません。
また、保険を使わなくても、基本的には年齢が高くなるにつれて保険料も高くなるため、加入前にしっかりと確認しておきましょう。
ペット保険のメリットの口コミ
ここまでペット保険に対するネガティブな意見をご紹介してきましたが、もちろんメリットも多くあります。
そこで次は、ペット保険のメリットについて、実際の口コミと一緒にご紹介していきたいと思います。
▼ペット保険のメリット
それでは早速みていきましょう。
治療中でも入れるものもある
持病や治療中の病気があると、ペット保険は病気になってからでも入れるのか気になりますよね。
実は、持病があっても治療中でも、病気によっては入れるものもあります。
ペット保険、審査が通った。猫エイズ免責。引用元:X-@BJ246
ペット保険では、引受できない疾患(がんや心臓病など)に当てはまらない限り、基本的には保険に入ることができます。
ただし、ペット保険に入ることができても、保険加入前に患っていた病気やケガに対する治療費は保険がおりません。
場合によってはその病気が免責事由となり、一度治って再発したとしてもその治療費に対しては保険がおりないこともあります。
治療中の場合は免責の内容をしっかり確認してから加入するようにしましょう。
歯科治療にも適用
ペット保険は歯科治療にも適用されます。
歯周病による抜歯手術のためペット保険適応!はじめて!はじめての『入っててよかったペット保険』!!!引用元:X-@bun_ki_chi
ただし、歯科治療の補償範囲は商品によって大きく異なり、一部、もしくはすべての歯科治療が補償対象外になるものもあります。
▼補償対象外になる歯科治療の例
- 乳歯遺残や不正咬合に対する歯科治療
- ケガの治療以外を目的とした歯科治療
- 目的に関わらず歯科治療すべて
歯科治療そのものが補償されない商品もあるため、加入前に必ず補償範囲を確認しておきましょう。
▼猫の抜歯手術や費用について紹介されています。自分に置き換えてみて、保険の必要性を考えてみてください。
付帯サービスが使える
ペット保険はケガや病気の治療費を補償するものですが、実はさまざまな付帯サービスがあります。
▼付帯サービスの例
- 獣医師の無料電話相談サービス
- 迷子の捜索サポートサービス
- トリミングやホテルなどの割引サービス
ペット保険そのものを使わない場合もさまざまなサービスを利用できるので、ペットとの生活を多方面からサポートしてくれます。
実際にサービスを利用した方の声を見てみると、以下のような良い口コミが多数みられました。
猫の気になる症状があって不安でネット情報いっぱい探したけど、ペット保険の無料獣医師相談電話サービスで解決。すぐ繋がったし 本当ありがたかった。引用元:X-@tamihaneko
付帯サービスはペット保険によってさまざまなので、保険を選ぶ際の材料の一つにしても良いかもしれません。
ペット保険加入率|みんなどうしてる・入ってる割合は?
ペット保険への加入を悩んでいる方は、みんなはどうしてるのか、入ってる割合はどれくらいなのかが気になると思います。
実は、ペット保険の国内加入率は12.2%だといわれています。(参考1):ペット保険のご契約は【アニコム損保】-ペット保険の加入率はどのぐらい?入っておくべき理由について解説
海外でのペット保険加入率は30〜40%なので、まだまだ日本での加入率は低いことがわかります。
しかし、最近では保険会社がどんどんペット保険に参入していて、保険商品も種類が増えてきました。
また、契約件数が年々増えているペット保険会社も多く、ペット保険のニーズが高まってきていることが考えられます。
猫の保険加入率|入るべきか?
猫を完全室内飼育している場合、ペット保険に入るべきか悩む方は特に多いと思います。
そのため、猫の保険加入率がどれくらいか気になるのではないでしょうか。
先程もご紹介したとおり、国内のペット保険加入率は12%ほどです。
しかし、中には猫の保険加入率は28.0%とする調査報告もあります。(参考2):MOFFME-ペット保険の加入率は実は50%超え?MOFFME独自アンケート結果を公開
猫の飼育頭数(2022年)は約884万頭なので、247万頭以上の猫がペット保険に加入していることになります。(参考3):一般社団法人ペットフード協会-令和4年 全国犬猫飼育実態調査
猫についてもペット保険の需要が高まってきたという可能性が考えられます。
待機期間無しのペット保険はある?
待機期間とは、ペット保険の契約を結んでから補償が開始されるまでの期間のことで、「免責期間」とも呼ばれています。
待機期間は加入したペットが健康であることを確認するための期間であり、この期間は補償が効きません。
待機期間は多くのペット保険に設けられていますが、中には待機期間なしのペット保険もあります。
また、病気よりもケガに対する待機期間の方が短い傾向にあり、ケガの場合は待機期間を設けていない保険もあります。
待機期間がない場合も加入申込日=契約開始日ではないため、申込日から一定期間は補償の対象外となります。
鳥にも必要?
鳥の1年あたりの病気やケガの治療費は、約18,000円くらいかかります。(参考4):ペット保険の加入は「アニコム損害保険株式会社」-ニュースリリース:ペットにかける年間支出調査 2020
この数字だけをみると、ペット保険は必要ないのでは?と思われるかもしれません。
しかし、病気によっては高額な治療費が必要になります。
例えば生殖器疾患では年間約70,000円、循環器疾患では年間40,000円以上かかります。(参考5):ペットの相談-家庭どうぶつ白書
そのため、鳥もペット保険に入れておくと、いざという時に安心して治療を受けさせることができます。
入ってはいけないペット保険|ワーストの特徴
最近ではペット保険も種類が増えてきました。
また、ペット保険に関する口コミを見てみると、「あのペット保険は入ってはいけない」という声もよく目にします。
そのため、どのペット保険にしたら良いのかと悩む方も多いと思います。
ペット保険の選び方はさまざまですが、以下にワーストの特徴をいくつかまとめてみました。
- 慢性疾患に罹ると契約更新できない
- 更新年齢に制限がある
- 高齢になると保険料が高額になる
- 使用回数が多いと更新時に保険料が上がる
- 補償対象外の範囲が広い
ペット保険を選ぶ際は加入時の保険料や条件だけではなく、将来的なリスクも考慮して選ぶようにしましょう。
13歳以上のシニア犬も新規で入れる?
13歳以上のシニア犬が新規で入れるペット保険はありますが、ごくわずかです。
また、通院費用に対する補償はなく、補償対象は入院と手術費用のみとなります。
シニア犬は入院や手術よりも、通院にかかる費用が多くかかる傾向にあります。
そのため、若いうちからペット保険に加入しておいた方が良いかもしれません。
ペット保険の裏ワザとは?
万が一に備えてペット保険には加入したいけれど、やはり保険料は安く抑えたいですよね。
そこでここでは、保険料を安くする裏ワザをご紹介していきたいと思います。
▼保険料を安くする裏技
- インターネット割引
- 多頭割引
- 健康割引
- マイクロチップ割引
割引制度は各社異なりますが、ほとんどのペット保険に設けられています。
特にインターネット割引やマイクロチップ割引は、多くの方が割引を受けることができます。
また、保険料を年払にすると、月払いよりも割安になります。
もう一つ真逆の角度からの裏技となりますが、保険料の支払いの負担は増えるものの、治療費の自己負担を0にする方法があります。
これは、例えば補償割合が70%のものと30%のものに同時に加入して、補償割合を100%にするというものです。
ただし、補償割合が70%と50%のものに加入しても、補償割合の上限は100%になります。
【Q&A】ペット保険のよくある質問
以下に、ペット保険のよくある質問をまとめてみました。
それでは早速、一つずつ質問にお答えしていきたいと思います。
通院歴がバレるって本当?
ペット保険に加入する際は過去の通院歴などを告知する義務があります。
しかし、中には意図的ではないにしても、告知が漏れてしまうケースがあります。
保険会社は保険金請求があった場合、請求内容に問題はないか、必ず査定を行います。
その際に不審な点があれば動物病院へ確認の連絡がいくため、加入時に申告をしていなくても通院歴はバレると思っておきましょう。
告知義務違反は保険契約が解除されたり、最悪の場合は「詐欺罪」として事件化してしまうこともあります。
「バレないだろう」と軽い気持ちで捉えず、通院歴は必ず正しく申告するようにしましょう。
誤飲は対象になる?
ペットに多く発生する事故の一つである「異物誤飲」も、ペット保険の対象になります。
異物誤飲は開腹手術が必要になったり、中毒を引き起こすと入院が必要になったりと、治療費が高くなるケースも少なくありません。
異物誤飲は特に若齢のペットに多くみられるため、誤飲に備えて小さいうちからペット保険に加入しておくと安心です。
窓口精算が使えない病院がある?
ペット保険の保険金請求方法には、一旦病院で治療費を全額支払った後保険会社に請求する方法と、窓口精算する方法があります。
窓口精算とは、動物病院で保険証を提示すると、その場で保険が適用となる制度です。
しかし、窓口精算できるペット保険会社は少なく、まだ2社のみに留まっています。
さらには、すべての動物病院が窓口精算対応を行っているわけではないため、窓口精算が使えない病院もあります。
そのため、かかりつけの動物病院がペット保険に対応しているかどうか、事前に確認しておくと良いでしょう。
商品によっては窓口精算できないものもあるため、こちらも事前にしっかり確認しておきましょう。
契約を解除された人がいる?
これはペット保険に限らず、保険商品には「約款」という、契約要項を取りまとめたものがあります。
この中には、必ず「○○したら契約解除することができる」という旨の条項が設けられています。
▼契約解除の例
- 故意に危害を及ぼして保険金請求した場合
- 保険金詐欺を行った場合
- 契約者が反社会的勢力に該当する場合
そのため、これらに該当することが判明して、契約が解除されたという人もいます。
また、詐欺を働いて契約を締結した場合には契約取消に、保険金を不正に請求しようと契約した場合には契約が無効になることがあります。
まとめ:ペット保険は入るべき・必要か?
いかがでしたでしょうか。
すでにペット用の貯蓄がある場合には、ペット保険は必ずしも必要ではないかもしれません。
そのため、ペット保険が必要かどうかについては、一概にはいえません。
ただし、ペット保険はいざという時に備えておくものです。
ペットには健康保険がなく、さらに動物病院は自由診療であることから、いきなり高額の治療費が必要になるケースもあります。
仮に明日その費用が必要になった場合、すぐに用意できない場合にはペット保険は入るべきといえます。
こちらでご紹介した内容を参考に、ペット保険に入るべきかどうか、ぜひ改めて考えてみてくださいね。
▼参考にしたページ一覧
(参考1):ペット保険のご契約は【アニコム損保】-ペット保険の加入率はどのぐらい?入っておくべき理由について解説
(参考2):MOFFME-ペット保険の加入率は実は50%超え?MOFFME独自アンケート結果を公開
(参考3):一般社団法人ペットフード協会-令和4年 全国犬猫飼育実態調査
(参考4):ペット保険の加入は「アニコム損害保険株式会社」-ニュースリリース:ペットにかける年間支出調査 2020
(参考5):ペットの相談-家庭どうぶつ白書
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