ムカデは毒を持っていたり、見た目が気持ち悪かったりと毛嫌いされることが多い存在です。
しかし、「ムカデを殺してはいけない」「ムカデが出ると縁起が良い」という話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ムカデを殺してはいけない理由や縁起&スピリチュアルの意味などについて調べてみました。
▼この記事に書いていること
ムカデの室内対策や退治方法などについてもまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
ムカデを殺してはいけない理由とは
ムカデを殺すと仲間が集まってくるという理由から、「ムカデを殺してはいけない」と昔からいわれていました。
というのも、ムカデは体液の臭いが強く、一匹殺すと仲間のムカデがたくさん現れるという噂がその一因になっているようです。
しかし、この噂は真っ赤な嘘で、科学的な根拠はないそうです。
ムカデは益虫!ゴキブリ&ネズミを捕食するから
「益虫(えきちゅう)」とは、人間にとって有益な虫のことをいいます。
ムカデは毒を持っているので一見すると害虫のように思えますが、どうしてムカデは益虫なのでしょうか。
その主な理由はムカデの食性にあります。
実は、ムカデは肉食性で、生きている虫や小動物などを捕食します。
そして人間の天敵ともいえるゴキブリやネズミなども捕食することから、ムカデは益虫だといわれています。
家にムカデは縁起がいいお告げ?現れる意味
ムカデは七福神の一人である毘沙門天の使いであるといわれています。
その理由としては、ムカデは前にしか進めず決して後退しないから、たくさんの足が一糸乱れずに動くからなど、諸説あります。
また、お金は足に例えられることから、たくさんの足をもつムカデが現れると金運が上がるといわれています。
そういった意味合いから、家にムカデが現れるのは縁起がいいお告げだといわれることもあります。
スピリチュアル的な意味|殺してしまったら?
先程もご紹介したとおり、ムカデは毘沙門天の使いであり、金運を呼び込む縁起の良い生き物とされています。
そのため、ムカデはスピリチュアル的な意味から殺してはいけないと昔からいわれています。
このような理由から、ムカデを殺してしまったら「運気を逃す」と考えられています。
ムカデの侵入経路はどこから?
ムカデは昼の間は落ち葉や植木鉢の下、草むらなどに身を潜めています。
しかし、夜になるとエサを探し求めて、家の中に入ってくることがあります。
では、侵入経路はどこからなのでしょうか。
ムカデも他の虫と同様、一般的には窓やドアの隙間から家の中に侵入をします。
ゴキブリのように、シンク下や排水口、止まっている換気扇などから侵入することもあります。
ムカデが家の中からいなくなる方法|室内対策
ムカデの見た目が苦手という人は多いと思いますが、できれば家の中での鉢合わせは避けたいですよね。
そこで、ムカデの室内対策について口コミを調べてみました。
ムカデが室内からいなくなるとおすすめされていた方法は以下のとおりです。
実際に効果があるのかどうか、口コミとあわせて一つずつ詳しくみていきましょう。
電気をつけて寝るといい?
夜のムカデ対策には、電気をつけて寝るといいという口コミを発見しました。
僕は睡眠時のムカデ対策に、電気を一晩中つけて寝ます。引用元:twitter-@DA_PUMP
これはムカデが夜行性であるという習性を利用した対策のようです。
確かにムカデは暗い場所で活動的になるため、有効ではあります。
しかし、シンク下や換気扇など、ムカデの侵入経路となる場所が暗ければ室内に入ってきてしまうため、油断は禁物です。
稀に明るい場所で活動をしていることもあるため、電気だけでは完全に侵入を防ぐことは難しいといえます。
ムカデ対策に蚊取り線香は効果ある?
蚊取り線香は虫対策の定番であることから、ムカデ対策に利用している方もいるようです。
寝る前に蚊取り線香をつける。そう、ムカデ対策。引用元:twitter-@mekot24
蚊取り線香にはムカデにも有効な「ピレストロイド」という殺虫成分が含まれています。
しかし、蚊取り線香は名前のとおり、蚊を駆除するためのものです。
そのため、蚊取り線香は体の大きなムカデには効果が不十分で、家の中に入らないようにすることも難しいようです。
嫌いな匂いはある?ハッカ油やハーブは?
ムカデの室内対策にハッカ油やハーブを利用している、という口コミも多数みられました。
いつもはハッカ油を入れてシュッシュしてたけど。。これは主にムカデ対策してたのです。お蔭で全く見ません!引用元:twitter-@yukiyuki841
ムカデは触覚で匂いを感知しているため、触覚を刺激するような匂いを嫌う傾向にあります。
▼ムカデが嫌いな匂い
- ハッカ
- ヒノキ
- ローズマリー
- 樟脳(しょうのう) など
ハーブを使ったスプレーは室内に使用するのではなく、家の周囲などに使用することでムカデの侵入を防ぎましょう。
乾燥に弱い?対策のおすすめは除湿?
ムカデは乾燥に弱いため、除湿はムカデ対策におすすめです。
ムカデ対策は、湿気を好むから除湿するとあまり部屋に現れなくなるよ。引用元:twitter-@RyokuDrai
そのため、換気をしたり除湿機を使ったりして、部屋に湿気がこもらないように工夫しましょう。
湿度が高いシンク下などにも除湿剤を置いて、侵入経路付近もしっかり対策を行いましょう。
ムカデ退治|殺虫剤&駆除剤以外の方法
ムカデは毒を持っているため、普通の虫刺されとはわけが違います。
そのため、家の中でムカデに遭遇したら、すぐに退治する必要があります。
ムカデ退治の最強アイテムは、やはりムカデ用の殺虫剤スプレーや駆除剤です。
それ以外にも駆除エサ剤の「ムカデコロリ」やゴキブリ用の捕獲器「ゴキブリホイホイ」などでおびき寄せて捕獲しても良いでしょう。
ドライヤーを使った殺し方とは
ムカデは急な温度変化に弱いため、殺虫剤や駆除剤がない場合には熱を与えることで簡単に退治することができます。
ドライヤーを使った殺し方はいたってシンプルで、熱風をムカデに当てるだけです。
ちなみに、50℃以上あればムカデを退治することができます。
ドライヤーの温度は一般的に100〜120℃くらいあるため、少し離れた位置からドライヤーを当てても問題ありません。
距離を取ると温度が下がるため少し時間はかかりますが、動かなくなるまでしっかり熱を当てましょう。
熱湯をかけるといい?
熱湯はドライヤーよりも即効性があるのでおすすめです。
ただし、室内で熱湯をかけると当然水浸しになってしまいますよね。
そんなときは、ムカデを割り箸などでつまみ、お湯を入れたバケツに入れると良いでしょう。
▼ムカデの毒の怖さがわかる動画です。家の中で見つけた場合は、しっかり退治したいですね。
ムカデを殺した後は?トイレに流すのはOK?
ムカデを殺した後、トイレに流す方という方も多いと思います。
しかし、原則的にトイレには排泄物・トイレットペーパー・水以外は流してはいけないことになっています。
これはトイレ詰まりを防ぐためで、上記以外のものはムカデを含め、「異物」として扱われます。
ムカデをトイレに流しても詰まる可能性は低いですが、念の為トイレには流さず、ゴミ箱へ捨てるようにしましょう。
ムカデを見失ったら!寝れない!どうする?
万が一ムカデを部屋の中で見失ったら、怖くて寝れないという方も多いと思います。
もし見失ったときは、まずムカデが好む場所である水回りにいないかどうかを確認してみましょう。
部屋のどこにもムカデがいない場合は罠を使っておびき寄せ、捕獲をします。
まずご自宅にゴキブリ用の捕獲器があれば、ムカデが隠れそうな水回りに設置をしましょう。
ゴキブリ用の捕獲器がない場合は、濡らしたタオルや雑巾を数枚重ねたものを水回りに設置してもOKです。
タオルや雑巾にムカデが入り込んでいる可能性があるため、回収する際は上から熱湯をかけるとより安心です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ムカデは神の使いであり、縁起の良い生き物とされていることから殺してはいけないと古くから言い伝えられています。
そのため、ムカデの侵入経路を絶ったり室内対策をしたりして家の中に入れないようにすれば、ムカデを殺さずに済みます。
しかし、ムカデは毒を持っているため、万が一家の中に入ってしまった場合はやむを得ません。
こちらでご紹介した内容を参考に、熱湯や濡れ雑巾を利用してムカデを退治してみてくださいね。
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