ダイエットといえば食事制限や運動が定番ですが、なかなか続かないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方々の間で、白米をもち麦に代えるだけという手軽さから、もち麦ダイエットが人気を博しています。
しかし、もち麦は危険・太るという声もあり、不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、もち麦が危険と言われる理由やもち麦を食べ続けた結果、押し麦との違いなどについて詳しくご紹介していきます。
▼この記事に書いていること
もち麦ダイエットが気になっているという方は、ぜひ最後まで御覧ください。
もち麦が危険と言われる理由とは?
健康やダイエットのためにもち麦を食べている方は多いと思いますが、「もち麦は危険」と耳にしたことがあるかもしれません。
では、なぜ栄養価が高く健康にも良いとされているもち麦が危険だといわれているのでしょうか。
その主な理由は、外国産のものが多いということにあるようです。
確かにもち麦の多くは、アメリカやカナダなどから輸入をしています。
しかし、国内のメーカーがしっかりと品質管理や安全管理を行っているため、過度に心配する必要はありません。
もち麦は太る?
もち麦はダイエッターの強い味方で、白米と比較してもカロリーが少なく、おいしく食べながらダイエットすることができそうです。
しかし、もち麦にもある程度カロリーがあるため、食べすぎると太ることがあります。
お茶碗1杯(150g)あたりのカロリー | |
---|---|
もち麦 | 217kcal |
白米 | 252kcal |
実は産後ご飯をもち麦に変えて5キロ減りました。でももち麦太る〜って人もいるからやっぱ各々の体質で効果も変わってくるのかもね 引用元:twitter-@ariyorihaberi77
噛む回数を意識しながら食べるようにすると、少量でも満腹感が得られるのでおすすめです。
もち麦はおならが出る・お腹が張る?
もち麦を食べるようになってから、おならが出る、お腹が張ると感じる方が多くいるようです。
久しぶりにもち麦炊いたらお腹にガスたまる 引用元:twitter-@rariigo
その原因は、もち麦に含まれる豊富な食物繊維にあります。
実は、もち麦には150gあたり食物繊維が19.3gも含まれています。
食物繊維はお腹の中で分解される際にガスが発生するため、特にもち麦を食べ始めて間もない頃はおながらが出やすくなります。
もち麦は下痢や消化不良になる?10割は危険?
もち麦を食べると下痢や消化不良になるといった声が複数みられました。
もち麦の割合を考えて食べなきゃいけない。10割で食べたら下痢になった。引用元:twitter-@andouandoryu
もち麦には「フルクタン」という多糖が多く含まれていますが、フルクタンは消化に悪いという特徴があります。
そのため、いきなり食事をもち麦に変えたり10割にしたりすると、消化不良を起こして下痢をすることがあります。
いきなり10割にするのは危険ともいえます。そのため、徐々にもち麦の割合を増やすようにしましょう。
もち麦を食べ続けた結果は?
もち麦は白米よりカロリーが低いことはわかりましたが、思ったよりカロリーが高いと感じた方も多いのではないでしょうか。
そのため、もち麦を食べ続けた結果どうなったのか、実践した方の声が気になりますよね。
そこで、もち麦を食べ続けるとどうなるのか、実際の口コミと一緒にご紹介していきます。
血糖値の上昇を抑えて痩せる
先程もご紹介したとおり、もち麦には食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維には「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の2種類があり、もち麦には特に水溶性食物繊維が豊富に含まれています。
水溶性食物繊維は食後に血糖値が急上昇するのを抑えてくれる働きがあります。
そのため、もち麦を食べ続けることで、体に余分な脂肪がつくのを防いで痩せるサポートをしてくれます。
もち麦いいですよ。繊維質も一緒にとると血糖値ガーッと上がらないから。引用元:twitter-@rukanon
食物繊維の1日あたりの摂取目安量は18g以上(女性)なので、もち麦1食で1日分を賄うことができます。
食べ過ぎは効果なし?
こちらについても先程ご紹介しましたが、もち麦がいくらダイエットに良いからといって、食べ過ぎると太ってしまいます。
もち麦でダイエット効果!ってだいぶ前に聞いてから麦ご飯にしてるけど、おいしくていっぱい食べちゃうから効果ない気がするな 引用元:twitter-@aiamoffxiv
また、もち麦を食べすぎると便秘になってしまうことがあります。
というのも、もち麦には不溶性食物繊維も多く含まれています。
不溶性食物繊維は胃や腸の中で水分を吸収してカサを増すことで腸を刺激し、便通を促す効果があります。
しかし、不溶性食物繊維を摂りすぎると便が大きくなりすぎて便秘になり、効果がなしになってしまう可能性があります。
もち麦に限らず、なんでも食べ過ぎには注意しましょう。
もち麦の栄養&カロリー
もち麦は白米よりカロリーは低く、栄養価が高いことからダイエットや健康に良い食品として注目を集めています。
▼もち麦に多く含まれる栄養素
- 食物繊維
- ビタミン
- ミネラル
- タンパク質
- ポリフェノール
特に食物繊維が豊富に含まれていて、その量はなんと白米の約20倍もあります。
もち麦の糖質やGI値は?
もち麦に含まれる糖質やGI値を白米と比較してみると、以下のようになります。
糖質 | GI値 | |
---|---|---|
もち麦 | 40.8g/150g | 50(低GI) |
白米 | 55.2g/150g | 84(高GI) |
もち麦は白米と比べて糖質が少なくGI値もかなり低いため、ダイエットに向いているといえます。
もち麦にグルテンは入ってる?
もち麦はもち性の大麦であるため、グルテンは入っていません。
しかし、もち麦には小麦のタンパク質と似た構造を持つタンパク質が含まれています。
そのため、もち麦がグルテンフリーだからといって、絶対にアレルギーを起こさないというわけではありません。
もち麦は何歳から食べてOK?
もち麦を子どもに食べさせたいけれど、何歳から食べさせても良いのでしょうか。
一般的にもち麦は3歳から食べてもOKだといわれています。もち麦を食べて良い年齢について、明確な決まりはありません。
もち麦を食べて良い年齢について、明確な決まりはありません。
しかし、もち麦はもちもちと弾力があるため、歯がしっかり生え揃っている必要があります。
また、食物繊維が多く含まれているため、消化機能がしっかりしてくる3歳頃を目安にすると良いでしょう。
もち麦だけ食べるとどうなる?
もち麦は栄養価が高いといってもすべての栄養素を賄えるわけではなく、もち麦だけを食べると栄養が偏ってしまいます。
例えば、もち麦は白米よりタンパク質の含有量が多いものの、1日量を補うためにはもち麦を3.5食以上食べなければなりません。
そのため、もち麦ダイエットをする際は、栄養バランスを考えながらおかずもしっかり食べるようにしましょう。
▼もち麦入りトマトスープのレシピです。野菜たっぷりで栄養もギュッと詰まっています。
もち麦・押し麦・オートミール・玄米・大麦の違いを比較
もち麦、押し麦、オートミール、玄米、大麦はいずれも穀物の一種です。
もち麦と押し麦はどちらも大麦です。もち麦はもち性の大麦で、押し麦は主にうるち性の大麦を平らに押しつぶしたものです。
また、玄米は精米されていないお米のことを、オートミールはオーツ麦を食べやすく加工したものを指します。
以下に、もち麦、押し麦、オートミール、玄米の主な違いを比較してみました。
100gあたりのカロリー | 特徴 | |
---|---|---|
大麦(もち麦) | 145kcal | 食物繊維が豊富 もちもちした食感 |
大麦(押し麦) | 159kcal | もち麦より手軽な価格 プチプチとした食感 |
オートミール | 380kcal | 短時間で調理できる 鉄分が豊富 タンパク質が豊富 |
玄米 | 165kcal | 腹持ちが良い プチプチとした食感 |
いずれも白米よりカロリーが低く、食物繊維やビタミンなどが多く含まれています。
それぞれ味や食感などが異なるため、どれを選べばよいかわからない場合は自分の好みに合ったものを選ぶと良いでしょう。
まとめ
もち麦は白米よりカロリーが低く食物繊維が豊富なことから、ダイエットのお供にピッタリの食品です。
しかし、食物繊維が豊富ゆえに、単純に食べ過ぎたり急に10割で食べたりすると、下痢や便秘などを起こす可能性があります。
アレルギーを引き起こす可能性もゼロではないため、白米に少しずつもち麦をブレンドして、徐々に割合を増やしていきましょう。
こちらでご紹介した内容を参考に、ぜひもち麦ダイエットに挑戦してみてくださいね。
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