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高カカオチョコレートのデメリット|食前何分前?食後でも大丈夫?

食事

高カカオチョコレートのデメリット

コンビニやスーパーなどでもさまざまな種類の高カカオチョコレートの商品を見かけるようになりました。

高カカオチョコレートを食べることによる健康面・美容面での効果もメディアなどで取り上げられることも多いですよね。

しかし、健康・美容のために摂取する人もいらっしゃいますが、実はデメリットもあります。

今回は高カカオチョコレートのデメリットを中心にご紹介します。

また、食前何分前に食べるべきか、食べるのは食後でも大丈夫なのかについても解説します。

高カカオチョコレートのメリットデメリット

高カカオチョコレートはさまざまな商品が発売され、カカオ含有量が70~90%以上のものなど、ラインナップが豊富です。

高カカオチョコレートは「美容・健康に良い」という理由で食べられることが多く、甘いお菓子の代わりに食べている方もいらっしゃいます。

高カカオチョコレートを食べるメリット・デメリットについて以下にまとめました。

美容・健康面に関してさまざまなメリットやデメリットがありますので、ご紹介します。

高カカオチョコレートのデメリット

高カカオチョコレートは美容・健康に良いと紹介されることが多いですが、以下のようなデメリットも存在します。

1つずつ口コミとともにご紹介します。

高カカオチョコレートの食べ過ぎは太る・痩せない?

高カカオチョコレートの食べ過ぎは逆に太る場合があります。

高カカオチョコレートは健康にも美容にも良い でも、食べ過ぎは注意です 引用元:X-@miki_0214choco

高カカオチョコレートは、砂糖やミルクの含まれている量が少ないため、一見低カロリーに思えますが、実は一般的なチョコレートよりも脂質・カロリーが少し高いです。

エネルギー たんぱく質 脂質 炭水化物
スイート
チョコレート
530kcal 5.8g 37.7g 52.6g
スイート
チョコレート
(カカオ増量)
539kcal 8.9g 41.3g 43.3g

※可食部100あたりの栄養素量

(参考1):食品成分データベース-食品成分データベース

高カカオチョコレートは適量の摂取であれば、健康・美容面にさまざまな効果が期待できますが、食べ過ぎには注意する必要があります。

もし食べ過ぎてしまうと、糖質・脂質の過剰摂取につながり、肥満や生活習慣病のリスクを高めてしまうことも考えられます。

…昨日高カカオチョコレートをたくさん食べて気持ち悪くなり、まだ気持ち悪さが続いてて何もする気が起きない朝です。体にいいとされるものでも食べ過ぎはダメなんですね。…引用元:X-@akcMoon

また、高カカオチョコレートの食べ過ぎにより「気持ち悪くなった」という口コミもありました。

高脂質なものは、食べ過ぎにより胃もたれや吐き気を起こす場合もあるので、食べ過ぎて後悔することは避けたいですね。

高カカオチョコレートは他の甘いお菓子と同様に食べ過ぎに注意し、1日200kcalを目安に適度に摂取しましょう。(参考2):農林水産省-「食事バランスガイド」の適量と料理区分

高カカオチョコレートは下痢になる?

高カカオチョコレートを食べると下痢をしたという意見もありました。

テレビの影響で高カカオチョコレートを食前に食べてるのだけど、今のところ急に下痢になります← 引用元:X-@Yasuko02120

高カカオチョコレートを含むチョコレートにはカフェインが含まれています。

カフェインは過剰摂取すると、神経に作用し、めまいや心拍数の増加、震え、不眠などが起こり、さらに消化管が刺激されて下痢や吐き気がする場合もあります。(参考3):農林水産省-カフェインの過剰摂取について

高カカオチョコレートに含まれるカフェイン量は人体に影響するほど多くはありません。

しかし、コーヒーやエナジードリンクなど、カフェインが多く含まれるドリンクを多飲している方は、高カカオチョコレートを摂取しすぎるとカフェインの過剰摂取になり、下痢をすることもありますので注意しましょう。

高カカオチョコレートはカフェインが多い?

カカオ豆由来のチョコレートには少量のカフェインが含まれており、高カカオチョコレートのようなカカオマスの割合が多いチョコレートほど、カフェインの含有量も多くなります。

最近流行りの高カカオチョコレート。カカオには繊維質や抗酸化作用のあるポリフェノールが多く含まれますが、脂質や利尿作用・興奮作用のあるテオブロミンやカフェインも多めとのこと、ご注意を 引用元:X-@kyotoshohisen

ただ、高カカオチョコレートに含まれるカフェインは、レギュラーコーヒー1杯に含まれるカフェイン量の5分の1ですので、コーヒーよりは少ないです。

カフェインは少なくとも含まれていますので、お子様や妊婦の方は高カカオチョコレートの摂取に注意しましょう。(参考4):日本チョコレート・ココア協会|チョコレート・ココア健康講座-チョコレート・ココアには「カフェイン」が含まれていると聞きますが、子供や妊婦が食べても大丈夫ですか?

高カカオチョコレートは肌荒れ・ニキビにつながる?

高カカオチョコレートに限らず、糖質や脂質が多い食べ物を摂取しすぎると、皮脂の分泌を増加させてしまい、肌荒れやニキビの原因になると言われています。

高カカオチョコレートを食べ過ぎたせいで、ニキビができてしまったという口コミもありました。

高カカオチョコレートなら健康に良いしもしかしたらニキビできないかもしれないと思ってパクパク食ってたら普通にニキビできたし土の塊かよってくらい苦いし良いことひとつもなかった。引用元:X-@mkz002

高カカオチョコレートすきすぎてずっと食べてたけど、やめたら悩みだったニキビがなくなった!!!…引用元:X-@__tnm23

ただ、高カカオチョコレートに含まれるカカオポリフェノールには肌を紫外線から守る働きがあるという報告もあります。(参考5):日本チョコレート・ココア協会-第18回シンポジウム

高カカオチョコレートに含まれる成分が肌にとって良い働きをしますので、食べ過ぎには注意して、適量を摂取すると良いでしょう。

高カカオチョコレートのダイエット効果&メリット

高カカオチョコレートは食べ過ぎるとデメリットにつながる場合がありますが、適量を守って摂取するとダイエット効果のほか、さまざまなメリットが期待できます。

高カカオチョコレートのメリットについて以下4つをまとめてみました。

メリットについても口コミとともに解説していきます。

高カカオチョコレートは食後の血糖値を下げる

高カカオチョコレートは食後血糖値の急上昇を抑えてくれます。(参考6):シンクヘルス株式会社-糖尿病とチョコレートのほろ苦い関係~かんたん低糖質レシピも!

食後の血糖値が上がりにくい理由として、高カカオチョコレートに食物繊維が豊富に含まれていることが挙げられます。

高カカオチョコレートにも含まれる食物繊維は、糖の吸収をゆるやかにする働きをもつため、食後血糖値が上がりにくいです。

高カカオチョコレートは仕事の合間に食べるのもおすすめです 高カカオチョコなら糖質が低めですから、仕事の途中で食べても血糖値の上昇による眠気が襲ってきにくいです。…引用元:X-@shiru2_toshitsu

高カカオチョコレート自体が血糖値が上がりにくい食品(低GI食品)ですので、甘いお菓子の代わりに高カカオチョコレートを食べるのはおすすめですよ。

高カカオチョコレートは血圧低下させる

高カカオチョコレートは血圧低下に効果があると言われています。

明治の研究でもカカオポリフェノールを多く含んでいる高カカオチョコレートを食べることで、血圧が低下することが明らかになりました。(参考7):株式会社 明治-みんなの健康チョコライフ |チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究 中間報告

内容としては、45~69歳までの347人に4週間、カカオ分72%のチョコレートを毎日一定量(5g×5枚/日)を摂取してもらい、摂取前後の血圧を測定したところ、摂取前後で有意に血圧が低下していたとのこと。

この研究では血圧が高めの人ほど、血圧低下の幅が大きいという結果も得られました。

以前普通に好きで食べてたら、知らぬ間に血圧が下がっていました。ポリフェノールがいい、とかみたいですよ。高カカオチョコレートです。引用元:X-@46wabi

口コミでは「高カカオチョコレートを食べていたら血圧が下がった」という声も見られたので、血圧が気になる方は試してみる価値はあるでしょう。

高カカオチョコレートはカリウムも摂れる

高カカオチョコレートにはカリウムが豊富に含まれています。

カリウムはナトリウムを排出する作用があり、塩分の摂り過ぎを調節するのに役立つ栄養素です。(参考8):e-ヘルスネット(厚生労働省)-カリウム

チョコレート 不足しやすいミネラルを補い、だるさ改善 カカオにはカリウムやマグネシウムなどのミネラル成分が豊富に含まれているため、摂取することでミネラル不足を補うことができます。引用元:X-@stkzo_

ただ、腎機能が低下しており、治療を行っている方はカリウムを多く含んでいる高カカオチョコレートの摂取に注意する必要があります。(参考9):東京で透析治療するなら東京新橋透析クリニック-おやつも食べたい!透析患者さんの甘い物との付き合い方

腎機能弱まるとお酒はもちろん、塩分が多いラーメン等しょっぱい食べ物、カリウムの多いフルーツ類、リンを含む牛乳等乳製品、そしてタンパク質豊富な肉や玉子。あとはコーヒーや紅茶、チョコレート等も控えなければいけなくなります。引用元:X-@corne_corvo

治療を行っている方は、高カカオチョコレートを控えなければいけない場合があるため、医師との相談の上で摂取をしましょう。

高カカオチョコレートで痩せる・痩せた?カロリー抑えめ

ダイエット中の間食として高カカオチョコレートがおすすめされていることもありますよね。

実際に、高カカオチョコレートを摂取している方の中には、ダイエット効果を実感している意見もありました。

大好きな洋菓子たちを我慢して高カカオチョコレートに変えたら2.5kg痩せた 砂糖どっさりケーキの威力よ……引用元:X-@mimisachi31

全然運動してないけど休みの日に3〜4万歩歩いて食前に高カカオチョコレート食べてるだけなんだけど、2ヶ月で6キロ痩せたわ 引用元:X-@muvluv112811

高カカオチョコレートがダイエットに良い理由としては、高カカオチョコレートに含まれるカカオプロテインによる便通改善効果が挙げられます。(参考10)株式会社 明治-みんなの健康チョコライフ|便通改善×チョコレート

高カカオチョコレートを摂取することで便通改善がされ、食べ物の消化吸収が良くなることによって、ダイエットにつながると考えられます。

高カカオチョコレートは何パーセントから?

「〇%からが高カカオチョコレートである」という明確な基準はありません。

しかし、一般的にカカオ70%以上のチョコレートのことを「高カカオチョコレート」と呼ぶ場合が多いです。

市販されている高カカオチョコレートは70%以上のものが多いですね。

高カカオチョコレートを食べるタイミング|食前の効果

高カカオチョコレートを食べるタイミングは、仕事の合間やおやつの時間など、基本的にいつでも構いません。

食べ過ぎはよくありませんので、「毎日少量ずつを数回に分けて食べる」ということが良いとされています。

より高カカオチョコレートの効果を引き出すためのベストのタイミングとしては「食前」が挙げられます。

食前に食べることについて以下の2つに分けてご紹介したいと思います。

食前のダイエット&血糖値への効果

高カカオチョコレートは食物繊維が豊富に含まれているため、食前に摂取することにより、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれます。

血糖値が急激にあがると、血糖値を下げようとしてインスリンが大量に分泌されます。

インスリンは栄養として取り込まれた糖を脂肪に変える働きがありますが、高カカオチョコレートの食物繊維のはたらきで血糖値がゆるやかに上がるため、インスリンの分泌も抑えられます。

高カカオチョコレートを食前に食べることで、血糖値の急上昇が抑えられ、体に脂肪がつきすぎないようにしてくれるということです。

あのねぇ、食前摂取の高カカオチョコレートだけど、昨日から食後の酷い眠気が全然無くなったの。これに関しては嬉しい変化があったので、血糖値のコントロールが出来てるんじゃないかと。。引用元:X-@p_choux

高カカオチョコレートは、そのものが血糖値が上がりにくい食品ですので、間食として糖尿病患者の方に勧められることもあるそうですよ。

食前の何分前・何グラム食べるといい?

高カカオチョコレートは1日25gを5回に分けて食べると効果的と言われています。

おすすめのタイミングとしては、「朝・昼・夕の食前(3回)」と「食間(2回)」の合計5回です。(参考11)東洋経済オンライン-健康-「高カカオチョコ」身体に効く食べ方ダメな食べ方 食べ方の基本は「1日25gを5回」に分けること

食前に少量の高カカオチョコレートを摂ることで、次に摂る食事による血糖値の急上昇を抑えられます。

食前は、一般的には「20~30分前」のことを指しますが、食直前の摂取でも構いません。

高カカオチョコレートは食後でも大丈夫?効果は?

高カカオチョコレートを「食前」に食べることで血糖値上昇を抑えられる効果がみられますが「食後」の場合でも同様の効果が得られることが分かっています。(参考12)一般社団法人 大人のダイエット研究所のプレスリリース-“高カカオチョコを「食後に」食べるだけ” で高血糖対策、高カカオチョコレートの血糖値の抑制効果~ヒト試験で明らかに~

知ってる人多いと思うけど高カカオチョコレートは脂肪をつきにくく、燃やしやすくするからおやつや食前、食後にオススメ!ただ、ダークやビターしゃなくてカカオ70%以上のやつ 引用元:X-@sho_yasetai

食前だと食べるのを忘れてしまいそうですが、食後であればデザートとしてチョコレートを食べられて、血糖値にも良い影響があるなんて嬉しいですよね。

まとめ

今回は、高カカオチョコレートのデメリットを中心にご紹介しました。

高カカオチョコレートを食べたことによるデメリットは大半が「食べ過ぎ」によるものであることも分かりました。

適正量を食べれば、さまざまな健康・美容のメリットが得られますので、ぜひ毎日の生活に取り入れてみてくださいね。

▼参考にしたページ一覧

(参考1):食品成分データベース-食品成分データベース

(参考2):農林水産省-「食事バランスガイド」の適量と料理区分

(参考3):農林水産省-カフェインの過剰摂取について

(参考4):日本チョコレート・ココア協会|チョコレート・ココア健康講座-チョコレート・ココアには「カフェイン」が含まれていると聞きますが、子供や妊婦が食べても大丈夫ですか?

(参考5):日本チョコレート・ココア協会-第18回シンポジウム

(参考6):シンクヘルス株式会社-糖尿病とチョコレートのほろ苦い関係~かんたん低糖質レシピも!

(参考7):株式会社 明治-みんなの健康チョコライフ |チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究 中間報告

(参考8):e-ヘルスネット(厚生労働省)-カリウム

(参考9):東京で透析治療するなら東京新橋透析クリニック-おやつも食べたい!透析患者さんの甘い物との付き合い方

(参考10)株式会社 明治-みんなの健康チョコライフ|便通改善×チョコレート

(参考11)東洋経済オンライン-健康-「高カカオチョコ」身体に効く食べ方ダメな食べ方 食べ方の基本は「1日25gを5回」に分けること

(参考12)一般社団法人 大人のダイエット研究所のプレスリリース-“高カカオチョコを「食後に」食べるだけ” で高血糖対策、高カカオチョコレートの血糖値の抑制効果~ヒト試験で明らかに~

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