下腹部の痛みやふらつき、イライラなど生理中は様々な不調に悩まされることが多くあります。
生理中は無性に食べたくなるものもあり、コントロールが難しいと感じている女性は多いのではないでしょうか。
しかし、意識せずに食べていると生理痛が重くなってしまうことも。
実は生理中の食事に気を付けると、不調が緩和される可能性があります。
そこで今回は、生理中に食べたくなるものランキングについてご紹介します。
▼この記事に書いてあること
生理中に豆乳はダメなのか、コンビニで買えるおすすめの食べ物・飲み物についても解説していますので、是非最後までご覧ください。
生理中に食べたくなるものランキング
ここでは、生理中に食べたくなるものをまとめています。
口コミを調査したところ、上記の食品を生理中に食べたいという意見が多く見受けられました。
生理中はホルモンの状態がいつもと違うため、無性に食べたくなるということはありますよね。
しかし、何も考えず食べていると、その食行動が生理痛を悪化させてしまっているかもしれません。
特に生理中に気を付けたいのは以下の2つです。
▼生理中に気を付けたいこと
- 体を温める
- 鉄分の多い食事を摂る
そもそも生理とは、女性が子供を産む為に必要な体のしくみです。
妊娠が成立しなかった場合、子宮内膜が剥がれ落ち血液とともに体外に排出されます。
その際にプロスタグランジンという物質が働き、子宮収縮を促しますが、下腹部や腰に痛みを生じさせます。
しかし、身体が冷えていると子宮の筋肉が硬くなりスムーズに子宮内膜を排出できず、プロスタグランジンの分泌量が増え、強い子宮収縮が起こり生理痛が悪化する要因になります。
冷えは体にとって様々な不調を引き起こしますが、生理痛にも関係しているため、体を冷やさない工夫が必要です。
また、生理中は経血とともに鉄分が失われるため、どうしても貧血になりやすくなります。
特に経血が多い方は注意が必要です。貧血症状を起こさないためには日頃から鉄分をしっかり摂りましょう。
では、生理中に食べたくなるものについて紹介していきます。
チョコレート
生理中にチョコレートを食べたくなるという口コミが多くありました。
生理中チョコよくないのに食べちゃう そして痛い 引用元:Twitter-@x6e3cnyw0nVPCAN
生理前から生理中は女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)の働きが低下しますが、血糖値も下がりやすくなります。
そのため、低下した血糖値を上げようと無性に甘いものが欲しくなるといったことが起きます。
甘い物と代表といえばチョコレートが挙げられますが、生理中は食べたくなるという人が多いようです。
甘いもの・お菓子
生理中に甘いもの・お菓子が食べたくなるという意見が多く見られ、食欲を抑えるのが難しいと感じているようでした。
パンケーキ食べて生理痛悪化した一日でした(生理中に甘い物ダメとか知らなかった) 引用元:Twitter-@ayun_YDK
上記でも解説しましたが、生理前や生理中は女性ホルモンの影響で血糖値が低下しやすくなり、甘い物やお菓子を食べたくなることが起きます。
また、脳内の神経伝達物質の1つであるセロトニンも関係しています。
セロトニンとは幸せホルモンとも呼ばれていますが、食欲抑制作用や精神安定作用などの働きがあります。
生理前になるとセロトニンの分泌量が低下するため、食欲を抑えることができず、いつもより食べる量が増えてしまうことがあります。
しかし、甘いお菓子に含まれる白砂糖は急激に血糖値を上昇させしますが、インスリンの働きにより血糖値は急降下し、同時に体温も下げてしまうといわれています。
体が冷えてしまうと生理痛がひどくなるため、甘い物などのお菓子は控えましょう。
辛いもの・キムチ
生理中に辛いものであるキムチなどが食べたくなるという口コミ見られました。
生理中はひたすら辛い物が食べたくなるのどうにかならないかな 暴食がすぎる 引用元:Twitter-@deburundeath_xx
これは定かではありませんが、生理中の不快感を軽減するために辛い物が食べたくなるのかもしれません。
生理前や生理中はイライラしたり精神的に不安定になりますが、生理前に起こる様々な不調のことをPMS(月経前症候群)といいます。
PMSは女性ホルモンの変化により起きると言われています。
辛い物を食べると脳内から快楽ホルモンが分泌されますが、生理中にイライラやストレスを緩和するために辛い物を食べてしまうこともあるでしょう。
生理中にいい食べ物・飲み物おすすめ
ここでは、生理中にいいおすすめの食べ物・飲み物をご紹介します。
生理中に良い食べもの・飲み物の理由は以下の通りです。
豆乳
生理中に豆乳を飲むことで、生理時の不調が軽減されたという投稿が多くありました。
1週間ほど豆乳を飲み続けたおかげか生理前生理中の情緒の安定が素晴らしい。1ミリもイライラせん。お腹も痛くない。すげぇ 引用元:Twitter-@dentaku_210
豆乳を代表とする大豆製品は生理痛を和らげてくれる効果が期待されます。
豆乳などの大豆製品にはイソフラボンが豊富含まれていますが、摂取することでホルモンバランスが整い、生理中の頭痛などの不調が緩和される可能性があります。
また、豆乳に含まれるマグネシウムには神経の興奮を鎮める作用や気持ちを穏やかにする作用があるため、生理中のイライラなどの精神的な不調も改善してくれる効果が期待されています。
豆乳はコンビニなど、どこでも売っていて手軽に飲むこともできるため、摂取しやすいですよね。
ヨーグルト
生理中にヨーグルトを摂るのも効果的で、意識して摂っている意見が多くありました。
生理中は血行が悪くなりがちなので、体を温めるものを選ぶと ヨーグルトは生理痛を和らげる効果があるそうです。引用元:Twitter-@megu_fooddiet
上記でマグネシウムにはイライラを緩和し、気持ちを落ち着かせる効果があるとお伝えしましたが、ヨーグルトに豊富に含まれるカルシウムもPMSに効果が期待されます。
カルシウムは牛乳やヨーグルトなどの乳製品に多く含まれていますが、イライラの原因である交感神経の働きを抑え、リラックス効果があるといわれています。
ヨーグルトといえば、乳酸菌による働きで整腸作用や免疫力を高めるといった様々な効果がありますが、生理中にも効果が期待されています。
口コミでは貧血も予防できる鉄分入りのヨーグルトを摂っているという人が多くいました。
ココア
生理中にココアも有効ですが、飲んでいるという意見が多く見られ話題になっていました。
生理中ココア手放せんくなった 引用元:Twitter-@_79790_
ココアは生理中の不調を緩和してくれる働きがあります。
ココアに含まれるカカオポリフェノールやテオブロミンには末梢血管を拡張させる働きがあります。
血流を良くし手足などの冷えを解消に効果的です。
また、リラックス効果やストレス防止などの働きもあるため、生理中のイライラにもおすすめといえるでしょう。
ホットココアにして飲むと気持ちが落ち着きますし、身体が温まり生理痛の症状を緩和してくれます。
ただし、カロリーは少々高めであるため、飲みすぎや砂糖入りのものには注意しましょう。
生理中に食べてはいけないもの
では続いて、生理中食べてはいけないものについてご紹介していきます。
生理中食べてはいけないものについて一つずつ紹介していきます。
生理中にチーズはダメ?
生理中にチーズが食べたくなるという意見が見られました。
生理中食べてはいけないと分かりつつもチーズとか辛いものが食べたくなる 引用元:Twitter-@peanutsnekoneko
上記で乳製品はカルシウムが豊富で生理中におすすめと紹介しましたが、チーズに関しては摂り過ぎに注意しましょう。
その理由はチーズには「チラミン」という物質が含まれているからです。
チラミンとはアミノ酸の一種であり血管や子宮を収縮させる働きがあり、生理痛を悪化させてしまうことがあります。
チラミンが多く含まれるチーズは、生理痛軽減のために控えたほうがいいでしょう。
それ以外でチラミンが豊富な食品はコーヒーやチョコレート、ビールなどが挙げられます。
アイスはOK?
生理中にアイスが食べたくなるという投稿が多くありました。
生理中はとにかくアイス食べたくなる… 引用元:Twitter-@hime_uoxou__
生理中は食欲が増したり不快感からスッキリしたものを欲する傾向にあり、アイスを食べたくなることはあるかもしれませんが、生理中は控えたほうがいいでしょう。
アイスクリームなどの冷たい食べ物や飲み物は体を冷やす原因になるため、避けるようにしてください。
焼肉はどう?
生理中に焼肉が食べたくなるという意見は賛否両論であり、生理痛などの不調から食べたくない、食べたくなるという意見で分かれました。
生理中だから焼肉食べたい 引用元:Twitter-@akopero
肉類は鉄分が豊富に含まれていることから貧血対策に有効ですが、脂っこい肉類は血液の流れが悪くなるため生理痛がひどくなる可能性があります。
どうしても食べたい場合は、ヒレ肉やモモ肉であれば脂身が少ないためおすすめです。
一方で、カルビやバラ肉、サーロインなどの部位は脂肪分が多いので控えましょう。
生理中に豆乳がダメと言われる理由は?
生理中に豆乳がダメだという情報がありますが、その理由について解説します。
上記で生理中におすすめの食品として豆乳を挙げました。
適量の豆乳は生理中の不調を緩和してくれる可能性がありますが、摂り過ぎは体に悪影響を及ぼす場合もあります。
豆乳などの大豆製品に含まれるイソフラボンは、過剰に摂取することで女性ホルモンのバランスが崩れ、月経周期が乱れたり、生理の経血が増える恐れがあります。
豆乳はコップ1杯程とし、何杯も飲んだりすることは避けましょう。
生理中のチョコがダメな理由
生理中にチョコレートを食べたくなるという人は大勢いらっしゃいますが、ダメな理由について解説します。
チョコレートなどの糖分の摂り過ぎは体にとって様々な悪影響がありますが、生理中は情緒が不安定になりやすく、イライラは悪化するなどの恐れがあります。
また、チーズと同様にチョコレートはチラミンを含んでいるため、子宮を収縮させ生理痛がひどくなる可能性があります。
生理中は甘い物が欲しくなりますが、どうしても食べたいときはナッツ類や果物、はちみつ入りにヨーグルトなどがおすすめです。
生理中に辛いもの食べてもいい?
生理中に辛いものを食べてもいいのか疑問に感じる人もいるため、この点についても解説していきます。
辛い物の代表といえば唐辛子ですが、辛み成分であるカプサイシンを多く含んでいます。
カプサイシンは一時的に体が温まりますが、しばらくすると汗をかくことで体温が下がり始めます。
辛い物の食べ過ぎは汗を大量にかくことで体を冷やす作用があるため、生理中は体を冷やさないためにも辛い物は極力控えるようにしましょう。
どうしても辛い物が食べたいときは食べ過ぎには注意し、適度な量にしましょう。
生理中の食事メニューは?
生理中に摂りたい食事メニューについて解説していきます。
生理中の不調を改善するためには特に、体を温めるメニューや鉄分の多いメニューを取り入れましょう。
体を温める食材や貧血対策になる食材は以下の通りです。
体を温める食材 ➡ 生姜やネギ、根菜類である人参や大根など
貧血対策の食材 ➡ レバーや赤みの肉、大豆製品、緑黄色野菜など
以下に生理中おすすめの食事メニューをご紹介しています。
▼体を温めるレシピ
・生姜、ネギたっぷり中華風肉団子鍋
・根菜入り豆乳スープ
▼貧血対策レシピ
・ひじき入りハンバーグ
・厚揚げとほうれん草の炒め物
また、食事のバランスも大切であるため、一汁三菜を目安にして1日3回食事を摂るようにしましょう。
食欲がない方は食べれるものから始め、体調が落ち着いてきたら上記のメニューを意識してみてください。
生理中の食べ物・飲み物|コンビニのおすすめ
生理中の食べ物・飲み物でコンビニで買えるものをご紹介します。
生理中の不調により料理するのが大変と感じている女性は多いのではないでしょうか。
そんなときは無理をせず、上手にコンビニを利用しましょう。
最近ではお惣菜も豊富に取り揃っているため利用しやすいといえます。
▼生理中コンビニで買えるおすすめの食べ物・飲み物
- 切り干し大根の煮物
- ひじきの煮物
- 生姜焼き丼
- 納豆巻き
- ブロッコリーのサラダ
- 鉄分入りヨーグルト
- 大豆製品(豆腐や豆乳など)
- 温かお飲み物(お茶、ココアなど)
体が辛く自炊が難しいときは、コンビニでも必要な栄養を補うことができます。
生理中の不調を悪化させないためにも賢く必要な栄養を摂りましょう。
まとめ
今回は生理中に食べたくなるものランキングについて口コミと共にお伝えし、生理中摂りたいものや食べてはいけないものについてご紹介しました。
生理中は様々な不調があり悩んでいる女性は多いと思いますが、薬に頼るばかりではなく摂る食べ物に気をつけることで生理痛が緩和できる可能性があります。
ご自分の体の様子をみながら、できるところから今回ご紹介した方法を試してみてくださいね。
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