バンドルカードとは、2023年6月で800万ダウンロードを突破した、人気のVISAプリペイドカードです。
ただ、新しいサービスなので、普通のVISAクレジットカードとの違いや使い方がよく分からない、という人も多いようです。
そこで今回は、バンドルカードとは何か、使い方や使えるお店について調査しました。
▼この記事に書いてあること
審査なし・後払いもできる便利なバンドルカードの作り方、類似アプリにはどんなものがあるか、などについても紹介します。
バンドルカードとは
最近話題のバンドルカードとは、スマホ1つでVISAのクレジットカードのような使い方ができるプリペイドカードのことです。
バンドルカードの特徴をまとめると以下のようになります。
順番に詳しく説明していきます。
チャージして使うVISAプリペイドカード
バンドルカードとは、チャージ方式のプリペイドカードで、VISAの加盟店で使うことができます。
VISAの加盟店7000万店以上、とクレジットカードブランドとしては世界最大規模です。
バンドルカードは、スマホにアプリをインストールするだけでも使えますし、クレジットカードと同じようなリアルカードを発行することもできます。
審査・年齢制限なし!高校生も作れる
バンドルカードは、プリペイド式ですので、クレジットカードのような審査が不要です。
年齢制限もありませんので高校生でもバンドルカードをつくることができます。
最近では、ネットショップなどの利用も増えていますので、未成年でもカードを持てるのは便利ですね。
ただし、未成年の場合は親権者の同意が必要だよ。
バンドルカードは年会費・入会費なし
バンドルカードは入会費だけでなく年会費もありません。
最近では、クレジットカードでも、キャンペーンなどで入会費や初年度会費を無料としているところは多いですが、通常2年度目以降は年会費が発生します。
バンドルカードはスマホでダウンロードするだけでバーチャルカードがすぐに発行でき、入会費や年会費は無料となっているので便利です。
ただし、リアルカードを発行する時には発行手数料が発生しますので注意しましょう。
バンドルカードは後払いができる
通常のプリペイドカードは事前にチャージが必要ですが、バンドルカードは後払いをすることもできます。
プリペイドカードなのに後払いができちゃうなんて驚きだね!
「ポチっとチャージ」という方式を使えば1回3千円~上限額(最大5万円)までを即座にチャージでき、しかも支払いは翌月末までに好きなタイミングですることができます。
プリペイドカードは、いざ買い物をしよう時にチャージ金額が足りなくて使えない、ということがあるので、その場でチャージできて後払いできるのはとても便利です。
バンドルカードとクレジットカードの違いは?
本バンドルカードはVISA加盟店で使えるので、クレジットカードとどこが違うの?と疑問に思う人も多いようです。
バンドルカードとクレジットカードの最大の違いは、バンドルカードがプリペイド方式であることです。
バンドルカードは、基本的にプリペイド方式なので、審査の必要が無く、年齢制限なども無いところがクレジットカードと違っています。
さらに、バンドルカードとクレジットカードの違いをまとめると以下のようになります。
クレジットカード | バンドルカード | |
---|---|---|
審査・年齢制限 | あり | なし |
支払い方法 | 後払い | 先払い (ポチっとチャージなど一部後払いあり) |
年会費 | あり | なし |
保険などの付帯サービス | あり | なし |
VISA加盟店利用制限 | なし | あり (GSやホテルなどで利用不可) |
バンドルカードはデビットカードではない?
バンドルカードはデビットカードとも違います。
デビットカードは銀行口座に紐づいていて、支払い直後に銀行口座からすぐに引き落としがされます。
そのため、使用できるのが銀行のシステムが対応している時間帯に限定されるなどの制限があるのじゃ。
バンドルカードは、銀行口座ではなく、チャージした金額から決済を行いますので、デビットカードのような制限はありません。
バンドルカードの種類は?
バンドルカードの種類は、主に以下の3つに分けられます。
実店舗 | 手数料 | 本人確認 | チャージ上限 | |
---|---|---|---|---|
バーチャルカード | 使用不可 | なし | なし | 1回:3万円 累計:100万円 |
リアルカード | 使用可 (ガソリンスタンド、宿泊施設、 海外Visa加盟店は不可) |
300~400円 | なし | 1回:3万円 累計:100万円 |
リアルカードプラス | 使用可 (ガソリタンド、宿泊施設、 海外Visa加盟店も可) |
600~700円 | あり | 1回:10万円 累計:200万円 |
このうち、ネット決済だけのバーチャルカードは、本人確認や手数料等無しで、すぐに作ることができます。
リアルカードは、カード番号などを記載しないプラスチックのカードが発行され、実店舗でも使うことができます。
ただし、リアルカードの発行には300~400円の発行手数料がかかるよ!
リアルカードプラスは、チャージ上限額が大幅アップし、使用できるところも高速道路や公共料金支払いなどまで拡大した、グレードアップ版のリアルカードです。
ただし、リアルカードプラスには本人確認手続きが必要で、発行手数料が600~700円かかります。
バンドルカードの作り方
本バンドルカードの作り方はとても簡単です。
- バンドルカードのアプリをダウンロード
- アプリで電話番号、生年月日などを入力し登録
- チャージする
登録は、スマホの番号を入力しSMS認証をすれば、あとはパスワードとアカウント名の設定、生年月日と性別の入力だけでOKです。
住所や口座番号などの入力もありませんし、本人確認も不要です。
チャージはコンビニでのチャージのほか、ドコモ払いや後払いの「ポチっとチャージ」など複数の方法から選ぶことができます。
バンドルカードの使い方|使い道は?
本バンドルカードの使い方は、ネット決済の場合と実店舗での決済の場合で異なります。
基本的に、バーチャルカードの場合は、実店舗では使えませんのでネット決済のみとなります。
ケース別に説明していきます。
ネット決済での使い方|スマホの場合は?
バンドルカードのネット決済の使い方は、基本的にPCでもスマホでも同じです。
ネットショップなどで商品を選択し、クレジットカード払いを選択します。
クレジットカードと同じく、有効期限やカード番号、セキュリティコードなどを入力します。
スマホのアプリから「カード」メニューを選択すると、バンドルカードの番号などの登録情報を確認することができるぞ。
ネット注文をスマホで行う場合は、アプリからカード番号をコピーできますので、そのままネットショップの支払い画面に戻ってペーストしましょう。
実店舗での使い方
実店舗での使い方ですが、この場合はまずリアルカードの発行が必要となります。
リアルカードは、スマホのアプリで「カード」>「カード手続き」メニューから「リアルカード発行」を選択します。
リアルカードには発行手数料300~400円がかかり、10日程度で登録した住所に郵送されるよ。
リアルカードにはカード番号の表示はありませんが、VISA加盟の実店舗で提示すれば、クレジットカードと同じように使うことができます。
バンドルカードを使い切る方法は?
バンドルカードはプリペイド方式で便利ですが、プリペイド方式の難点は、端数が余ってしまった場合に使い切るのが難しいことです。
バンドルカードにチャージした金額を使い切るには、以下のような方法が考えられます。
- Amazonギフト券にチャージする
- ポイントと併用できるところで支払う
リアルカードが無い場合は、Amazonギフトカードにチャージすると良いでしょう。
Amazonギフト券は通常100円単位じゃが、「Eメールタイプ」なら1円単位でチャージすることができるのじゃ。
リアルカードがある場合は、ポイントとクレジットカード払いが併用できるところで支払いをする、という方法もあります。
また、後で詳しく説明しますが、リアルカードが無い場合でも、PayPayに紐付けしてポイント併用して支払うことができます。
バンドルカードが使えるお店は?何に使える?
本バンドルカードは何に使えるのか、使えるお店はどんなところか、について調べてみました。
バンドルカードのバーチャルカードは、オンライン上のVISA加盟店で使うことができます。
VISAクレジットカードと同じように、以下のようなネットサービスやサブスクの支払いも可能です。
- Amazonプライム
- Hulu
- Netflix
- YouTube Member , Premium
- Apple
- DMM.com
- SHEIN
- ZOZOTOWN
- マクドナルドモバイルオーダー
- メルカリ
- ピッコマ
実店舗のVISA加盟店で使う場合は、基本的にリアルカードが必要となります。
バンドルカードはコンビニで使えない?使い方
バンドルカードはコンビニでは使えないという噂は本当でしょうか?
基本的にコンビニ実店舗での支払いはリアルカードが必要で、スマホアプリだけのバーチャルカードでは使えないのは事実です。
ただし、バンドルカードは2023年からスマホ決済サービスのペイペイ(PayPay)と提携を始めましたので、ペイペイ経由でコンビニなどで支払うことは可能です。
ペイペイへの登録方法は次に詳しく説明します。
バンドルカードはペイペイに登録できる?
2023年より、バンドルカードはペイペイでの登録が可能となりました。
ペイペイはヤフー・ソフトバンク系列のスマホ決済アプリで、おサイフケータイの機能が無いスマホでもアプリをダウンロードするだけで簡単に決済が可能です。
ペイペイには、クレジットカードや銀行口座の登録が必要なんだけど、クレジットカードの1つとしてバンドルカードを登録することができるよ。
登録の仕方は簡単で、ペイペイアプリの「クレジットカード登録」の設定画面で、バンドルカードのカード番号などの情報を入力するだけです。
ペイペイを経由すれば、バンドルカードでリアルカードを持っていなくても、実店舗で支払いができてしまうのでとても便利ですね。
バンドルカードの会社はどこ?
本バンドルカードを運営する会社は、東京都渋谷区に本社を置く株式会社カンムです。
金融とテクノロジーを融合させた Fintechのスタートアップ企業として、2011年に設立されました。
旗艦サービスの「バンドルカード」は2023年6月に800万ダウンロードを突破し、さらに拡大を続けているんだって。
2023年からは、三菱UFJ銀行と資本提携し、MUFGグループの子会社となっています。
バンドルカードに類似したアプリはある?
本バンドルカードに類似したアプリは幾つかありますが、クレジット―カード代わりに仕えるものとしては、以下のようなものがあります。
- Kyash
- Vプリカ
- LINE Pay
- ソフトバンクカード
このうち、KyashとVプリカは、バンドルカードと似たVISAブランドのプリペイド式クレジットカードです。
Kyashは発行手数料がかかる代わりにポイントを貯めることができる、Vプリカはコンビニなどで購入可能、など、それぞれサービスに違いがあります。
また、LINE Payは基本的にスマホ決済アプリですが、希望すればVISAの国際ブランドの付いたカードを無料で発行することができます。
ソフトバンクも、VISAのプリペイドカードを、バーチャル・リアルカード両方でサービス展開しています。
本人確認や銀行口座の登録が必要、年齢制限など、手続き方法やサービス内容はそれぞれに違いがあるんじゃ。
自分の利用目的や利用シーンに合わせて、賢くサービスを選びましょう。
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