大手通販サイトAmazonでは、クレジットカードを一度登録しておけばセキュリティコードの入力など不要で簡単に買い物ができて、とても便利です。
しかし便利なだけに、Amazonのクレジットカード登録は危険なのでは?と心配する声も多いようです。
そこで今回はAmazonのクレジットカード払いについて調べてみました。
▼この記事に書いてあること
メールアドレスやパスワードの変更など、乗っ取りや不正利用を防ぐための方法についても調べてみました。
Amazonのクレジットカード登録は危険?
Amazonのクレジットカード登録は危険という噂がありますが、Amazonが他の通販サイトと比べて特別危険という事実はありません。
むしろ、世界最大規模の通販サイトであるAmazonのセキュリティレベルは業界の中でも高いと言えます。
ただ、Amazonは規模が大きいだけに、国際的な詐欺集団の標的になりやすい、という特徴があります。
Amazonのクレジットカード登録が危険と言われる理由に以下のような不正利用が多発していることが挙げられます。
ケース別に考えられる原因や対処法などを説明していきます。
身に覚えのない請求が届く
Amazonから身に覚えのない請求が届いた場合には、以下のような原因が考えられます。
- Amazonの会費請求
- AmazonPayでの支払い
- キャンセルや変更のタイミングがずれている
- 法人など別アカウントの注文が反映されている
特に多いのが、AmazonプライムやUnlimitedなどの会費請求が行われているパターンです。
また、最近では別のサイトで支払いだけAmazonPayで行って買い物をするケースも増えているので、AmazonPayの利用した覚えがないかも確認してみましょう。
クレジットカードで注文のキャンセルや変更をすると、タイミングによっては一旦引き落としをされた後に翌月に差し引いて調整をする、といった対応になることがあります。
法人の別アカウントなどを持っている場合は、別アカウントでの取引履歴を確認しましょう。
身に覚えのない注文メールが届く
Amazonから身に覚えのない注文メールが届いた場合は、まず取引履歴を確認しましょう。
PCなどを使い回ししている場合、家族などがあなたのアカウントで注文していることもあります。
他の誰かがギフト注文した可能性もあるから確認してみよう。
自分や周囲の誰かが注文した形跡がない場合は、不正取引のリスクがありますので、Amazonのカスタマーサービスセンターに報告をしてください。
報告フォームにより連絡することもできますので、以下のような情報を入力して報告しましょう。
- 受け取った荷物の個数
- 配送ラベル記載の追跡番号
- 配送ラベルの写真データ
Amazonの代引き詐欺に遭う
最近では、Amazonを使った代引き詐欺の被害も報告されています。
Amazonの代引き詐欺とは、突然、注文した覚えのない商品が代引きで届く詐欺のことです。
注文した覚えが無くても、咄嗟のことで支払ってしまったり、家族が注文したかもしれないと思って支払ってしまうのです。
一度代引きで受け取ってしまうと、送信元に着金してしまったり、ギフトのポイントがついてしまったりするのじゃ。
Amazonで注文した覚えがないのに代引き請求が来た場合は、以下のようなポイントに気をつけて対応しましょう。
- 送信元や支払い先を確認する
- 家族などに確認が取れない場合は配達員に事情を話して一旦引き取ってもらう
もし万一、代引きの料金を払ってしまった後でも、Amazonでしたら返送や返金に応じてくれる可能性が高いです。
注文状況や支払先について確認をし、Amazonのカスタマーサービスにできるだけ早く連絡するようにしましょう。
ワンタイムパスワードが身に覚えがない時に届く
突然、取引した記憶もないのに、Amazonからワンタイムパスワードが届いた場合は注意してください。
Amazonのアカウントに不正ログインされている可能性があります。
身に覚えのない時に、Amazonからワンタイムパスワードを要求された場合は、まずアカウントにログインしてパスワードを変更しておきましょう。
アクセスができない場合は、不正使用中である可能性があるので、Amazonのカスタマーサービスに問い合わせをしてください。
Amazonでクレジットカードの不正利用が多い理由
Amazonで不正利用が多いと言われる理由には、以下のようなことが考えられます。
- 利用者数が多いので詐欺の標的にされやすい
- クレジットカードなどAmazonアカウント以外の不正利用と混同されている
Amazon会員数はグローバルで2億人を突破し、日本でも年間で約5000万人が利用していると言われています。
クレジットカードのフィッシング詐欺やポイント目当ての代引き詐欺などは、少額で「数打てば当たる」戦法ですから、とにかく母数の大きいところを狙ってくるのです。
また、Amazonのアカウントやセキュリティに問題が無くても、利用者数が多いので他のサービスの不正利用と混同されているケースもあります。
セキュリティコードは入力しないの?
Amazonでクレジットカードを利用する際、セキュリティコードを入力しないので、不安を感じている人もいるようです。
支払いにクレジットのカード番号と有効期限を教えてはいけないというのは日本人の感覚で、海外ではざらにあることなの?でも教えたら例えばAmazonとかならセキュリティコードなしで買い物できちゃうけどそんなことはしない相手だと信用しろってこと?引用元:twittter-@kakehashi2030
Amazonでは、使用するクレジットカードの登録時に二段階認証等の対策を行っているため、登録したカードであれば買い物の度にセキュリティコードを入力する必要はありません。
楽天などの大型通販サイトも、利便性を向上させるため、クレジットカード登録時のセキュリティを強化することで、セキュリティコードの入力は不要となっています。
Amazonの乗っ取りや不正利用の対策8選
他の通販サイトと比べてAmazonが危険、というデータはありませんが、もちろんリスクは0ではありません。
Amazonの乗っ取りや不正利用の被害に遭わないために気をつけるべきことをまとめると以下のようになります。
Amazon以外の通販サイトにも共通する対策法ですので、1つ1つ順番に解説していきます。
①パスワードを使いまわさない
Amazonのパスワードは使い回さないようにしましょう。
Amazonから情報が漏洩しなくても、他のサイトやサービスで利用した情報が洩れている場合もあります。
特に、クレジットカードなどのセンシティブな情報を取り扱うAmazonのようなアカウントでは、パスワードの使い回しは避けた方が良いです。
②二段階認証を設定
Amazonでは二段階認証の設定ができますので、セキュリティ強化のために必ず設定してください。
二段階認証とは、登録した携帯電話にSMSで固有のセキュリティコードを送ることです。
なりすましや不正ログインを防ぐのにも役立つから、二段階認証は必ず設定するようにしよう!
二段階認証の設定は、Amazonのアカウントにログインし、セキュリティ編集画面から設定できます。
③クレジットカードの明細を毎月確認
Amazonのクレジットカードの明細は毎月確認をしましょう。
明細を確認することで、クレジットカードのスキミングなど不正使用されていることに気づくことができます。
気づかれないように少額で不正使用しているケースもありますので、細かく明細をチェックするようにしましょう。
④クレジットカードの限度額を設定
万一不正使用された際に備えて、Amazonに登録したクレジットカードの限度額を設定しておくと良いでしょう。
クレジットカードが不正使用された場合、通常はクレジットカード会社で損害の補償をしてくれるが、やはり限度額の設定をしていた方が安心じゃぞ。
また、限度額いっぱいになると、一時的に使用が制限されるため、高額の詐欺の場合などは一定の抑止効果があります。
⑤クレジットカード情報を毎回削除
不正使用などがどうしても気になる場合は、Amazonのクレジットカードの情報を毎回削除する方法もあります。
クレジットカード情報を削除してしまうと、次の支払い時にまた再登録が必要です。
再登録しなくちゃいけないのは面倒だけど、情報漏洩や不正使用のリスクは低くなるよ。
クレジットカード情報の削除は、Amazonにログインし、「アカウントの設定」から「クレジットカード情報を編集・削除する」を選択して行うことができます。
⑥メールアドレスを定期的に変更
Amazonに登録するメールアドレスを定期的に変更すると、不正使用のリスクは低くなります。
メールアドレスは基本的に公表していることが多く、一番漏洩しやすい個人情報です。
通販サイト登録のメールアドレスなどは幾つかのアドレスを入れ替えて定期的に変更すると効果的です。
⑦フリーWi-Fiや共有のPCでは利用しない
カフェなどで使えるフリーWi-Fiや共有のPCなどで、Amazonを利用しないようにしましょう。
フリーWi-Fiや共有のPCに接続した際に、パスワードなどの個人情報を抜き取られるリスクがあります。
サイトで情報検索するのはいいが、フリーWi-Fiや共有のPCでネットショッピングなど個人情報を入力するサイトは利用しない方が賢明じゃな。
⑧アプリやサイトのブックマークから利用する
Amazonサイトに接続する際には、アプリやサイトのブックマークからアクセスするようにしましょう。
検索サイトで「Amazon」と入力して検索すると、「Amazon」を偽装した釣りサイトに繋がってしまう恐れがあります。
Amazonのクレジットカード利用|こんな時はどうする?
Amazonのクレジットカードを利用しようとしたのにトラブルが発生した時はどうしたら良いでしょうか。
カードを登録できない、支払いができない、といったトラブル時の対応方法について説明します。
「問題が発生しました」と出てカードを登録できない?
Amazonでクレジットカードを登録しようとすると「問題が発生しました」というエラーが出てしまうことがあります。
Amazonさん、カードどれ選んでも問題が発生しましたって言われて使えないんですがどうすればいいですか 引用元:twittter-@taku08152525
Amazonでクレジットカードを追加登録しようとすると、一時的なシステムエラーが起こるケースがあります。
「問題が発生しました」というエラーが出た場合は、再度ログインしたり、端末を変更してクレジットカード登録をしてみましょう。
それでも解決しない場合は、Amazonのカスタマーサポートセンターに問い合わせしてみてください。
クレジットカードで支払いできない原因は?
Amazonでクレジットカードの支払いができない場合、原因としては以下のようなことが考えられます。
- クレジットカードの限度額をオーバーしている
- 有効期限やカード番号に間違いがある
- 不正使用などのリスクを検知してブロックされた
クレジットカードの利用限度額を超えている場合は、クレジットカード会社の方でロックがかかります。
カードを更新したり追加登録をした後は、有効期限やカード番号などの情報に入力誤りが無いか確認しよう。
こちら側の入力や使用に問題が無い場合は、不正使用などのリスクを検知して一時的にブロックされた可能性もあります。
Amazonに問い合わせをするか、急ぎの場合は、クレジットカード以外の支払い方法を検討してみましょう。
Amazonの支払い方法|ギフト券チャージ・コンビニ支払い等
Amazonでは、クレジットカード以外にも以下のような支払い方法ができます。
- コンビニ払い
- ATM払い
- ネットバンキング払い
- 電子マネー払い
- ギフト券払い
- 代金引換
コンビニ払いの場合、店頭の端末でバーコードを発券するか、支払い番号のバーコードなどを店頭で表示して読み取る方法があります。
電子マネーは楽天EdyやモバイルSuicaの他、PayPayや端末決済での支払いも可能じゃぞ。
ギフト券については、購入したギフト券をクレジットカードの他、コンビニやATM、ネットバンキング、電子マネーなどでチャージすることができます。
Amazonではクレジットカード以外にも色々な支払い方法がありますので、自分にとって使いやすく安全性の高いものを選ぶと良いでしょう。
まとめ
Amazonのクレジットカード登録について、危険性や不正利用されないための対策などについて紹介しました。
Amazonのセキュリティは他の通販サイトと比べてもレベルは高いのですが、規模が大きいため、不正利用や乗っ取りの被害数も増えているようです。
不正使用を避けるための対策を講じ、気になる場合はクレジットカード以外の支払い方法などを選択するようにしましょう。
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