日本の神様の中で主神とされる天照大神(もしくは天照大御神)。
そんな神様のご利益ならぜひとも預かりたいところです。
世の中には天照大御神に守護されている人がいるという話もありますが、どんな特徴があるのか気になりますよね。
そこで本記事では、天照大御神とは?天照大神がついてる人の特徴、天照大御神を祀る神社や有名なパワースポットについてご紹介していきます。
▼この記事に書いてあること
また、天照大御神のスピリチュアルなご利益や天照大御神は卑弥呼だったのかなどについても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
天照大神がついてる人の特徴【守護神】
天照大御神は強力なスピリチュアルの力を持つ神様です。
そんな神様の守護を持つのはどんな人なのか、天照大御神がついてる人の特徴には次のものが挙げられます。
- 常にポジティブ
- 自然を愛している
- 人のために尽くすことを厭わない
- 伊勢神宮や天岩戸神社にご縁がある
- 清廉な空気感を持っている
天照大御神は、人のために尽くす人や自然を愛する人を好む傾向があります。
また、天照大御神に関わりが深い伊勢神宮や天岩戸神社にご縁がある人は、加護の対象になっている場合もあるようですね。
天照大御神がついてる人には、一緒にいて息がしやすかったり前向きな気持ちになれたりするなど、心が浄化されるような感覚が得られることも特徴のひとつです。
天照大御神のスピリチュアルなご利益
有名ではあっても、天照大御神にどのようなご利益があるのか知らない人も少なくないでしょう。
天照大御神のスピリチュアルなご利益はこのようなものがあります。
- 悩みが解決する
- 心身ともに健康になる
- 仕事がうまくいく
- 資格試験や学業の合格に近づく
- 恋人や結婚相手が見つかる
- 勝負事に強くなる
- 新しく始めることが軌道にのる
…etc
さすが日本の最高神といわれることもあって、ご利益も多岐に渡りますよ。
祝詞・マントラを唱える効果は?
天照大御神の祝詞やマントラを唱えることで邪気を払い、ポジティブなパワーを取り込む効果があります。
唱える文言は十言神呪(とことのかじり)と言い、「アマテラスオオミカミ」とお名前を唱えます。
古くは武田信玄など名だたる武将も唱えていたと言われていますよ。
待ち受けの効果は?
天照大御神の画像をスマホの待ち受けにすることで、ご利益が得られる効果があるようです。
天照大御神の画像を待ち受けにしてから金運が凄く良いわw日本人は、日本の神様を大切にすると色々上手くいくようになってる気がする。引用元:X-@pinzorocom
このように金運アップ効果のほかにも、毎日目にするスマホの待ち受けからスピリチュアルなパワーが得られるて、願いが叶ったり健康的になったりと嬉しい効果が期待できます。
待ち受けにする画像には、姿絵以外にも天照大御神を祀っている神社の写真なども使えますよ。
天照大御神とは?わかりやすく解説
ここからは、天照大御神がどんな神様なのか詳しく見ていきましょう。
天照大御神の読み方&別名
天照大御神の読み方は「あまてらすおおみかみ」で、天照大神と表記する場合もあります。
別名も下記の通りいくつかあります。
▼天照大御神の別名
- 大日孁貴神(おおひるめのむちのかみ)
- 大日女尊(おおひるめのみこと)
- 大日孁(おおひるめ)
- 大日女(おおひめ)
- 天照皇大神/天照皇太神(あまてらすすめおおかみ)
- 皇大御神(すめおおみかみ)
- 天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)
天照大御神が登場する古事記と日本書記でそれぞれちがう表記の仕方をしており、伊勢神宮など祀っている神社でもそれぞれ固有の呼び方がありますよ。
天照大御神は実在する?なんの神様?
古事記に登場する神様なんて想像の存在だと思う人も少なくないでしょうが、なんと天照大御神は実在する神様だと考えられています。
というのも、天照大御神は系譜をたどると天皇の家系の先祖にあたるのです。
歴史の教科書にも出てくる初代天皇である神武天皇は天照大御神の五世孫になりますよ。
天照大御神は天の国である高天原を治める主神であり、太陽神、農業神、幡織神などの神格を持ちます。
あらゆるものに幸福や平和をもたらし、健康や五穀豊穣、産業の発展など多岐にわたるご利益がある、とても力のある神様です。
性別は男性・女性どっち?
天照大御神の性別は女性だとされています。
世界の神話における主神の多くが男性であり、現在の天皇制が女系天皇をまだ認めていないことを考えると、なんだかおもしろいですよね。
天照大御神の姿絵の多くは女性として描かれていますが、中には男神なのではという説もあります。
これは、古くから男神は「陽」で女神は「陰」とされる考え方があり、天照大御神は太陽神であるため男神だという根拠に基づいているようです。
天照大御神の誕生日は?左目から生まれた?
世界の誕生から始まる古事記や日本書記には、伊邪那岐命(いなざぎのみこと)から天照大御神が誕生したことが記載されていますが、さすがに誕生日までは特定されていません。
天照大御神が誕生する経緯は、伊邪那岐命が亡くなった妻である伊邪那美命(いざなみのみこと)に会いに黄泉の国に訪れたことから始まります。
命からがら黄泉の国から逃げ帰った伊邪那岐命は穢れを受けており、川に入って身を清めている過程で須佐之男命(すさのおのみこと)や月読命(つくよみのみこと)などさまざまな神様が誕生しました。
そんな中、伊邪那岐命が左目を洗ったことで生まれたのが天照大御神です。
天照大御神の性格とは?
天照大御神は太陽神であることもあり、基本的には明るく温和な性格だと言われています。
しかし、主神として君臨するだけあって力強さもあり、高天原を統治するにあたってプライドを持って荒々しく対応することもあったようです。
一方、兄弟神である須佐之男命と喧嘩したり、天岩戸に引きこもったりなど、人間らしい一面も顔をのぞかせます。
ときには世界に混乱をきたすような危なっかしいところもありますが、人間味が垣間見られてどことなく親近感が湧きますよね。
天照大御神は卑弥呼だった?他の神々との関係も
天照大御神が、実は邪馬台国の女王である卑弥呼だったのではという説があります。
天照大御神と卑弥呼の共通点には、以下のものがあります。
▼天照大御神と卑弥呼の共通点
- 女性の権力者
- 激しい争いの上に権力を勝ち取る
- スピリチュアルな力で統治
- 弟がいる
- 鏡が重要アイテム
- 夫がいない
また、卑弥呼が生きていた時代に日食が起きた可能性があることも、天照大御神との共通点と言えるでしょう。
天照大御神が岩戸に隠れたために世界が真っ暗になった、という天の岩戸伝説のエピソードが日食に酷似しているためですよ。
天照大御神と天皇の関係
天照大御神の孫にあたる邇邇藝命/瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)は、地上を統治するように命じられて高天原から降り立ちます。
その邇邇藝命の曾孫が初代天皇である神武天皇です。
初期のころの天皇は紀元前までさかのぼるため、実在していたのか証明することは困難ですが、天皇の先祖が神様であることは事実なようですね。
ちなみに、現在(令和)の天皇は初代の神武天皇から数えて、第126代目にあたります。
天照大御神の兄弟・須佐之男命との関係
伊邪那岐命が黄泉の穢れを洗い流したとき、天照大御神と同様に誕生したのが須佐之男命です。
天照大御神の弟にあたる須佐之男命ですが、海原を統治するように命じられたのに従わなかったため高天原を追放されてしまいます。
その際の行き違いや混乱で須佐之男命は暴れまわり、暴挙を恐れた天照大御神が天岩戸に隠れてしまう事態に発展しますよ。
荒々しい神でただの乱暴者に見えますが、追放後はヤマタノオロチ退治やクシナダヒメを救い出すなど正義感溢れる一面もあり、その力強い姿から厄払いの神様として信仰されています。
天照大御神と豊受大神の関係
衣食住や産業の守り神である豊受大神(とようけのおおかみ)は、天照大御神の食事を司る神としても知られています。
元は丹波国にいたのですが、今から1500年ほど前に天照大御神が「一人では食事が安らかにできない」と言ったため、食事を司る豊受大神が伊勢神宮に呼び寄せられました。
丹波国には豊受大神のおもしろいエピソードが残っていて、豊受大神が実は天女だったのではという天女の羽衣伝説があります。
現在は、天照大御神を主祭神とする伊勢神宮の外宮「豊受大神宮」に祀られており、毎日食事を奉る神事が行われています。
天照大御神と龍神の関係
天照大御神と龍神の関係で外せないのが瀬織津姫(せおりつひめ)です。
瀬織津姫は罪や穢れを水に流して祓ってくれる水の神であることから、龍神の化身と言われることがあります。
そんな瀬織津姫を天照大御神の荒魂とする説があり、荒魂として祀っている神社も多数存在しますよ。
ほかにも、瀬織津姫が天照大御神の正妻だったのではという説もあるようです。
天照大御神はひきこもりだった?天岩戸神話
天照大御神で有名なのが天岩戸神話で、天岩戸と呼ばれる洞窟にひきこもってしまう逸話です。
きっかけは弟の須佐之男命が粗暴な振る舞いに恐れをなしたことですが、太陽神である天照大御神が隠れてしまったことで世界が暗闇に包まれてしまうという神様ならではの壮大なスケールなのはさすがですね。
結局、ほかの神々がさまざまな案を講じて天岩戸から天照大御神を引きずり出したことで、世界は暗闇から解放されましたよ。
岩屋の場所は戸隠れ山?
天岩戸神話の岩屋だとされている場所は全国にいくつかありますが、長野県の戸隠れ山もそのひとつです。
ひきこもっている天照大御神を岩屋から引きずり出すときに、入り口の扉をこじ開けて投げ飛ばしたものが戸隠れ山になったという伝説があります。
そんな戸隠れ山の麓にある戸隠神社はパワースポットとしても有名で、開運や心願成就などさまざまなご利益があるといわれていますよ。
天照大御神を祀る神社はどこ?有名パワースポット
天皇の祖となる神であり、神々をまとめる天照大御神を祀る神社は全国各地にありますが、とくに有名なのは三重県の伊勢神宮の内宮です。
伊勢神宮には天照大御神の御神体であり、三種の神器のひとつである八咫鏡(やたのかがみ)が安置されており、今もなお日本全国から参拝客が後を絶ちません。
その他の天照大御神を祀る神社や有名なパワースポットは以下の通りです。
- 東京大神宮(東京)
- 天岩戸神社(宮崎)
- 日前神宮・國懸神宮(和歌山)
- 廣田神社(兵庫)
- 天照皇大神宮(福岡)
- 山口大神宮(山口)
- 日向大神宮(京都)
…etc
ほかにも天照大御神を祀る神明神社が全国各地にいくつも存在しているので、近場から参拝してみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
ここまで天照大御神についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
- 強力なスピリチュアルの力を持つ神
- 人のために尽く、自然を愛する人を好む
- 天照大御神は卑弥呼だった説がある
- 洞窟にひきこもり世界が暗闇に包まれた
- 天照大御神を祀る有名な伊勢神宮
強力なスピリチュアルの力がある天照大御神がついてる人の特徴がわかれば、天照大御神に好まれるような考え方や行動を意識することで開運が期待できるかと思います。
日本人にとって広く関わりのある神様なので、お名前を唱えたり神社に参拝したりしてつながりを深め、ポジティブなパワーをいただきましょう。
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